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『日本で最初のCAD解説本が示していたこと』


   


     8月 29th, 2014  Posted 12:00 AM

日本で最初のCAD解説本は私と当時のスタッフたちと上梓しました。
それはまだ福井にいた1991年のことです。
ClarisCADがVersionUPするので一年延びたと思います。
当時は、四つしかCADは無くて、私はMac専用を選んでいました。
VersaCAD・MiniCAD+・AutoCAD・ClarisCADが出始めた頃です。
なぜならこの三つはMS-DOSであり、CADの解釈に未来見えずでした。
図面とは何か、から書き始めていますから、
図面の定義も明らかになっています。
図面とは「未来の形態を伝達する書式」であり、
CADと言ってもComputer Aided DesignかDraftかを見極めました。
すでに、2DのCADから3D-CADに私は向かい、
その応用のために光造形システムを叶えられる大学人になっています。
当時もこのCADが最高とは言っていませんから未来希望があります。
正直、この本を書いていたことを忘れていたのは事実です。
だから、私は図鑑=作品集では紹介することを忘れていました。
思いがけず書庫で見つけて読み直して現代事情を見直した次第です。
当時の未来への期待では現状とは四つの違いがあるようです。
まず、OSの変化と進化がCADを決定していくだろうこと。
CAD/CAMへの進化が発想のための書式にはまだ未定なコトが多い。
3D-CADが2D-CADからの進化に連鎖している不都合さがあること。
すでにクラウド対応になる予想はしていなかったことなどです。
結局、発想がPCのCADに縛られていることからは、
なんとしても解放されなければ、CADの方が人間より賢いでしょう。
そのことがPCで出来てきたことを嫌悪する最大原因になっています。
最近ではPCもChromeOSやiPad上では使用方法が変わってきました。
これは発想・表現・伝達をも変貌させるはずです。
私はCADはすでに6D-CADにまで進化していますから、
デジタル図面化は図面上で時間・人材・材料までが次元化されます。
そんな時代に向かって、「未来の形態設計」に、
自分の発想そのものを大変貌させることは
間違い無く当時から繫がっていることは間違いありません。

「進化した光造形・ラピッドプロトタイピング」
「光造形と3Dプリンターでクラインボトルはなぜか?」
「三つの革命を促してくれた『光造形』デザイン」


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