「造形の言語道断」
2月 1st, 2012 Posted 12:00 AM
多分40年間でデザインしてきたモノのデザインは、
徹底的な造形、その簡潔さ=Lessにつきると思っています。
オーディオから始まり、伝統工芸から制度設計まで、
デザイン対象領域の拡大を図ることで、
デザインの本質的な目標と目的、
その社会的意義に倫理性と美学性を求めてきました。
その代表作が、タケフナイフビレッジを設立し、
伝統工芸にデザイン導入を図り、
その作品としての「商品化展開」をしてきました。
それは素材開発から造形にモノは集約しますが、
全体的な産地存在性を明確にするコトのデザインにつないできました。
今あらためて、その中のモノ=作品としてこの「fluctus」には
簡潔な象徴性があると私自身が納得をしています。
時折、私は何にこだわって、
あるいは何をめざしてデザインをしていますか?という質問を受けます。
その回答は、「自分が一番欲しいモノ」に他なりません。
そして、デザインの目標=ゴールと目的=オブジェクトが
合致しているのは「簡潔さ」です。
それは、シンプルさを超えた意義までという意味です。
だから、「Simple is best」では済まされないことです。
「Less is more」にまで至っているかどうかということになるでしょう。
それを実現するには、多分、「最大公約数的な一人称」と言っておきます。
つまり、自分の言葉=造形言語の言語道断さまで
自分を追い詰めることだと考えています。
Tags: Fluctus, Less, less is more, Simple is best, オーディオ, オブジェクト, ゴール, コトのデザイン, タケフナイフビレッジ, デザイン, デザインの目標, デザイン対象領域, デザイン導入, モノ, モノのデザイン, 一人称, 一番欲しいモノ, 代表作, 伝統工芸, 作品, 倫理性, 制度設計, 合致, 商品化展開, 回答, 徹底的な造形, 拡大, 最大公約数的, 本質的, 産地存在性, 目標と目的, 目的, 社会的意義, 私のデザイン, 簡潔, 簡潔さ, 納得, 素材開発, 美学性, 自分の言葉, 言語道断, 象徴性, 質問, 造形, 造形言語
Posted in 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る