7月 25th, 2013 Posted 12:00 AM
坂本龍馬評価・無血革命と言われた明治維新、
私は日本人が集団化したときの評価を、正当に観ることが肝要。
このことを私の生き様の中心に決めてきました。
だから私の判断が全て正しいとも思ってはいませんし、
私自身、意地であっても固守するという気概を肝心にしています。
かつて、ある事で、
「おまえは、友情と憂国とどちらが大切か!?」と聞かれて、
「憂国であり、たとえ虚像であっても憂国無き友情など無視!」。
こんなことで絶交経験もあります。
そういう意味では、橋本左内のごとくを選びます。
彼は15歳にして以下の「啓発録」を書きました。
● 去稚心・稚心を捨てる
● 振気 ・気概を発揮
● 立志 ・志を立てる
● 勉学 ・学問を尊ぶ
● 朋友 ・友人を選ぶ
この五つは子どもの頃から、たたき込まれてきたと思っています。
福井県では必ず「立志式」が慣行となり、
「啓発録」という教科書も独自にありますし、
改訂を楽しみにしています。
だからこそ、小説であたかも明治維新の歴史的史実を疑います。
むしろ、わが国のジャーナリズム発祥人の一人である徳富蘇峰、
彼が、数少ない橋本左内自筆の書を所有し、
奥書きをしたためていた事実を心から喜んでいます。
適塾といえば、福沢諭吉は塾長でした。
しかも、橋本左内と生年は同時です。
左内は1849年に入塾ですが、諭吉は1854年に入塾です。
そして1859年に左内は惨殺されました。26歳です。
1860年「咸臨丸」に諭吉は乗りますが、
艦長・勝海舟とは「犬猿の仲」になったと聞きます。
諭吉が生涯、体制派ではない理由、
その心底には同塾生への想いがあったと思いたいのです。
徳富蘇峰もきっとその想いだからこそ取得保管したのでしょう。
私もこの五条で生きのびる覚悟です。
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7月 19th, 2012 Posted 12:00 AM
3.11以後のわが国・祖国を憂います。
ちなみに、大震災・原電事故・現政権への不信などを
ともかく、「日本の選択」から「反原発の思想史」から、
単なる商品書籍的な評論から、とんでもない粗悪本、
つまり右から左までを読みあさってきました。
最も私は祖国という表現をするほどですから、右よりと、
時には罵られているような書き込みも目にすることがあります。
「私なりの新保守主義」を創出したいと
目論んでいることは間違いありません。
基本は、父や祖父達が敗戦から創り上げてくれた「楽園だった日本」、
特に、日本の伝統美と自然美を護り抜きたいからです。
それも、デザイナーという職能で
表現していくことに徹したいと考えています。
私は、「政権交代」に賛同は最初からしていませんでした。
どうしようもなくて自民党に投票しました。
それは、民主党では経験不足は明白、
だからといって自民党という迷いの中でも政権交代には反対でした。
結局、そこにこの国難です。
的中しました。党則も無い政党は、イデオロギーさえ混乱していて、
「リーダーシップ力」など求める方が無理だったと思っています。
私は、もう政党政治も困難であり、
議会制民主主義も限界にきているという判断にいきついています。
それは、資本主義と民主主義に呪縛されてきた、
そんな現代史から開放される最期を見届けることになるのかもしれません。
「憂国のパロール」を私はデザインでささやかに支えるつもりです。
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7月 18th, 2012 Posted 12:00 AM
祖国への憂国はずーっと心にありました。
特に、海外に出ると比較することができます。
良いところ、ダメなところ、必ず心に残ります。
それでも日本は素晴らしい祖国、
それなのに憂いは拭い去ることができませんでした。
当然です。
人は、生きていることが死に向かっている不安を、
そのまま祖国への愛着と重ね合わせることができる、
そんな知性と感性を人は持っているからでしょう。
友人・松岡正剛氏は「連塾」最後に25冊の書籍を紹介してくれました。
その中に、エドマンド・バーク「崇高と美の観念の起源」がありました。
本棚にありました。読んだ記憶はありましたが再読しました。
彼の近著「3.11を読む」をテキストに、
私は、この三冊を憂国のパロール、
いやナラティブ・セラピーとして選んでいます。
松岡正剛は、ポール・ヴィリリオ「情報化爆弾」を紹介しています。
私は「民衆防衛とエコロジー闘争」を挙げたいと思っています。
そして、ウルリヒ・ベックの「危険社会」と「世界リスク社会論」を
まずテキストにしておくべきと考えます。
「憂国」はすでに「対立」も「衝突」も
超越した思想の創出でなければなりません。
その思想らしきことに近接するデザインを
祖国=日本のためにと考えています。
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