5月 6th, 2021 Posted 12:00 AM
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1月 13th, 2015 Posted 12:00 AM
確かに私はオーディオ界からデザイナーになりました。
それだから、今なおオーディオ中心主義が私のデザイン中核です。
デザイン中核というのは単なる自然なことだと言明しておきます。
昨年末、もう20年近く相談をしているオーディオでは、
JBL4343のメインテナンス性を相談してきました。
フリーランスデザイナーになってやっと手に入れたスピーカーでは
名機中の名機です。けれども、4.5回メインテナンスをしましたが、
そろそろおそらく最後のメインテナンスをすべきかどうかです。
プリアンプはLINNであり、メインアンプはアンプジラですが、
もはや全てをLINNでもいいのかとさえ最近は考えてしまいます。
私はジェームス・ボンジョルノこそ最大の偉人だと思ってきました。
しかし2013年、彼はアンプジラ設計を最後に逝ってしまいました。
オーディオに関しては、もう決定的なブランドは10社程度です。
その中で、圧倒的にLINNのオーディオシステム観は優れています。
そのLINN から40周年記念誌サンプルが届きました。
無念なことは、私が連載を辞めた出版社ゆえ製本技能は最悪です。
しかし、40年の企業誌をまとめるに至ったデザイン理念表現でした。
おそらく、今、これだけのことをまとめられる企業は無いでしょう。
ちょうど私はある企業理念の再構築を監修させられているだけに、
これがプロの世界であり、日本企業が失ってきたコトだと思います。
最近はプロフェッショナルの仕事とはと明確な答えが見えています。
それは確実に感動を与え感激を思い出とし感謝を要請しています。
しかもその世界観の根底には義があり、情があり、善がありました。
情と善に囲まれた理の世界が義理の営みであるからこそ、
その義理環境に「美」が存在したことは確かでした。
この世界観を壊したいい加減さと曖昧さにプロフェッショナル性は
決して育成はされません。
育成されるどころか18世紀からの武器=銃弾が破壊してしまいます。
私は、40年の企業見本誌から聴こえてくるオーディオに、
プロフェッショナル観が見えてくる気がしてなりません。
正直、プロは確実に減少しています。
「アンプジラ・パワーアンプ(電質)の音響聴覚」
「わが家PCオーディオのセンターは、まず音像」
Tags: 40周年記念誌, JBL4343, LINN, アンプジラ, アンプジラ設計, いい加減さ, オーディオ, オーディオシステム, サンプル, ジェームス・ボンジョルノ, デザイン理念, ブランド, フリーランスデザイナー, プリアンプ, プロ, プロフェッショナル, メインアンプ, メインテナンス性, 中心主義, 企業理念, 企業見本誌, 偉人, 再構築, 善, 情, 感動, 感激, 感謝, 日本企業, 曖昧さ, 武器, 理, 環境、義理, 監修, 破壊, 美, 義, 育成, 製本技能, 要請, 連載, 銃弾
Posted in 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
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8月 1st, 2013 Posted 11:23 PM
8月1日 友引(癸巳)
古来、中国では、
「性」と「情」を
陰陽学で明確に定義している。
「性」とは陽の世界であり、
持って生まれたときに決定されている。
「情」とは年齢とともに
どろどろと濁ってくる陰の世界だという。
『デザイナーは喧嘩師であれ』会者定離
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12月 9th, 2010 Posted 10:14 AM
12月9日 友引(癸巳)
古来、中国では、
「性」と「情」を
陰陽学で明確に定義している。
「性」とは陽の世界であり、
持って生まれたときに決定されている。
「情」とは年齢とともに
どろどろと濁ってくる陰の世界だという。
『デザイナーは喧嘩師であれ』会者定離
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6月 29th, 2010 Posted 12:00 AM
メランコリー
「悲哀」は「憂鬱」と同義だと述べました。
そして、melancholy・メランコリー=憂鬱は、
「感情」という古代中国の解釈とまったく一致していることに
私は驚いたことがあります。
人間の感覚には、「感性」と「感情」があります。
そして、古代中国、すでに「感情」の「情」として判断されていたことは、
青い=黒を意味しているドロドロしたものが心に入り込んでくることを
「感情」と意味していたわけです。
同様に、古代ローマ・ギリシアの医学用語として、
メラン=melan=黒い、と、 コレ=chole=胆汁から
「melancholia」ということで、
陰鬱でまったく無気力、想像力の起こらない気質性を
黒胆汁性=melancholikosとさえ呼称づけられていたようです。
憂鬱性という病性と憂鬱という気質は精神病と位置づけられました。
占星術でも、火星とか胆汁などを読み取っていました。
画家デューラーに、羽を持つ沈思する女性の銅版画《メレ,ンコリア・1》や、
ミケランジェロ《ペンセソーロ(沈思の人)》などの作品も現存し、
その背景も語り継がれています。
R・バートン『メランコリー(憂鬱)の解剖学・1621』は、当時のベストセラーであり、
F・フィチアーノ『人生の書(Liver Veta)』は、新プラトン主義としての解釈があり、
天才など傑出した人物には鬱的な沈思気質がある、
とまでメランコリア=感情的な悲哀性が語られています。
わが国では蘭医学としてメランコリア=「默朗格里亜」=胆液敗黒病とまで当て字化され、
J.ゴルテル著作を宇田川玄随が邦訳・《西洋内科撰要》や「鬱証」・「鬱愁」・「鬱狂」など、
この精神的疾病は多くの訳語が与えられています。
そうして、近代医学では、depressionという新語と新定義が当てられるようになりました。
dpressionは経済用語となっている「不景気」をも意味しています。
沈思黙考
私は、メランコリーという言葉の響きは、
どこかに「沈思黙考するロマンティックさ」を感じますが、
病的意義が原意だったとすると、現代語の「ネクラ」に相当していると思います。
「感情」の発揚としてのマイナス性として、
世界的な歴史での人間の気質性に、
「ドロドロとしたことが心の中に貯め込む」という意味がありますが、
これが悲哀・憂鬱であり、
これを解放させる「慈愛」との関係性、
この関係性づくりにデザインを当てはめています。
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Posted in 035「哀しみの美しさ=慈悲・慈愛」, 資本主義から逃走せよ!
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