9月 17th, 2017 Posted 12:00 AM
デザイン賞の審査で面白いことは、雑誌などでは知っているけれども、
新製品実物に触って見ることが出来ることです。
大学人になって、Gマークの審査会場で、知ってはいましたが、
ベンツのSLK-230実物そのルーフ形態とその稼働収納を実体験しました。
えっ、ここまでのことが可能になってきたんだと思い、
名古屋に帰るとすぐにSLKを発注しました。私には教材にも・・・?
大学に通学するなら2シーターであるべきという先輩教授の教え、
その意味が、そうだったのかと分かったからでした。
丁度その頃、名市大だけでは無くて、
大阪大学の特任教授の指名も受けていたのです。
そこには特任准教授(現在・九州大学)もいました。
彼と京都での日本デザイン学会に、この車で行き、帰宅途中に、
「後にパトカーが・・・」
「うん、これなら超スピードで逃げるか?」と言いつつ、
「立場があるから、駄目ですよ」、
という会話をしていたら、なんと、そのパトカーはサイレンを鳴らし、
(この車に続け)が表示、
「おい、何でだ?」「スピード出しすぎかも・・・」
サービスエリアで、「スピード違反、ならびに車線変更違反」この2件で、
ゴールドカードのライセンス取り上げになりました。
なんでスピード違反? なんで車線変更のし過ぎ?、でした。
確かにSLKは気づかずに速度アップになり、
それゆえに、前車をすべて追い越して運転していました。
それならSLKは辞めて、もっと確かな車ということになりました。
SL500使用と所有が始まりました。
もっともSL500では曲線よりも直線構成の方が好きでした。
そしてなるべくオープンで乗ることになったのです。
結局、名古屋市大から大阪大学に移籍が決まると、リムジンを手放し、
S320とSL500を大阪に持っていくことになったのです。
身障者で運転OKは「駐車禁止解除」が警察で発行を受けます。
ところが、大阪は本人が出向いて「生きているかどうか」を再確認なのです。
これは大阪では、誤魔化しがあるのでしょう。日本ではここだけです。
また、車イス駐車OKの場所には、平然と市販の車イスマークで駐車する、
そんな状況に何度も出会うのです。ヤクザさんと喧嘩にもなりました。
そこで提案したのが、「四つ葉のクローバーマーク」と法規制でした。
このデザインは私が中心で行うことができました。
ところが、とあることが身障者団体の納得出来ない言い争いが起こって、
私はとうとう相手に喧嘩を売りました。
そうしたら、「警察庁の中で喧嘩はしないでほしい」と言われる始末。
もはや、車、自家用車を所有し使用するのが、人生最期になっています。
* 『ユニバーサルデザイン・バリアフリーはまだ未消化』
* 「自宅近くに・・・桜と大阪城に」
* 『新製品のモニターとして万年筆を試す』
* 「機械工学とデザインの学際化を・・・大学人としての願い」
* 『リムジンはただ乗って使用してるのに所有している』
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7月 10th, 2017 Posted 12:00 AM
2017年度「日本文具大賞」は、毎年、応募点数が審査委員5名は、
まず、応募されている商品を各自が全てを資料やwebsiteで確認。
そして現物を一同に介した審査会場で確かめて論議を尽くします。
結果、企業と言うまでも無く、
小さな文具店が独自開発された「小道具箱」、
これをデザイン部門グランプリにしました。
審査委員長として心配したのは、まさか店主判断で選び抜いた文具店商品。
この大賞受賞となれば大ヒットしますから、注文に応えられるかでした。
それは素材は硬質パルプパスコ材を職人技で一つ一つが製造されています。
「箱」は必ず蓋がある器です。
要素はボックス器とカバー器、そしてその強靱さと軽量さです。
それは伝統的に乾漆文箱があるわけですから、
このコンテクストを私は見抜いて、素材であるパスコ材:紙材には、
まだ日本製にする技術は遅れています。
元来は欧州でのセルロース素材:紙材にあたかも乾漆造りのような仕上げ。
蓋の精密な職人技と単純明快な造形は
モノとしての存在性が美しく、他の商品を圧倒していました。
確実にロングライフ商品としての効能性があり、
ボックス性能は使い勝手での機能性を全うした美しいデザインでした。
今年度は文具業界に海外製品が数多く応募されてきて、日本製の危機感が
私はじめ審査員全てが意識していました。
それだけに、乾漆文箱を彷彿させるほどの職人技は、
メーカーでは無く文具店店主の文具大好き感が見事に反映していたのです。
おそらく今後の日本、その文具モノづくりが、
一人称デザインから始まっていることです。
この小さな文具店主の発想であることは、
実際に、表彰式で「旦那さんに感謝する」と聴衆全員が知ったのです。
プレゼンターの審査員から、涙ぐんでいて挨拶できるだろうか、
とても喜んでもらっていると私に耳打ちしました。
なるほど発表をしてグランプリトロフィーを落としてしまうほどでした。
文具大賞グランプリは必ずヒットするだけに、
一つ一つ職人技製造で供給出来ることが心配です。
美しいデザインの文箱が登場しました。
* 『セルロース素材によるわが国の基幹産業化』
* 『経緯が敬意に、形態言語から自分の造形言語化を』
* 『大物主神から事代主神、このコンテクストの卓球台』
* 『文具大賞「システム手帳」の再発明と効能性という機能』
* 『超軽量で収納コンパクトな電動車椅子をめざして』
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10月 10th, 2014 Posted 12:00 AM
ファッションデザイナーの稲葉賀恵。
私にとっては稲葉賀恵先生です。
初めてお目にかかったのはGマークの審査会場でした。
なんといっても、「男前な審査」でしたが、私には男前ではなくて、
メチャメチャに金型の知識など詳しくて、ファッション?でした。
Gマークにブラジャーが初めて登場し、その審査に、男たちは、
ただオロオロしている中で、「面倒ね、着けてあげる」とか、
出産医療手術ベッドの審査でも、男たちは彼女の大胆な行為に、
彼女の審査判断をひたすら聞いてただ関心するばかりでした。
だから、当時の審査委員会議は必ず、「稲葉先生来られるかな?」。
先生が見えると会議室はなんだか全員に緊張感がありました。
男たち全員がファンでしたが、私はもっとファンを超えて大好きな
女性=ひとでした。だから、私が還暦のパーティにも招待したら
来ていただき、それから、彼女が商品化できなかったけれど、
作品をいただいたりしていました。
最近、ほとんどお目にかかれていなくて、帰宅したら献本でした。
ものすごくうれしくて、毛筆で手紙をしたためてしまいました。
著作はたまらずに読みましたが、なるほどとか、やっぱりとか、
ファッションデザイナーで自らがモデルが出来るほどの美人です。
私の美学では絶対に口説くべき存在の女性=ひとです。
先生へのお礼状は、なんだか久しぶりに恋文になりそうでした。
ともかく大慌てで著作の写真を撮りましたが、気に入っていません。
でも、この想いは書き留めなくてはと思いました。
美しい女性だけを見詰めていたい、とするなら稲葉賀恵先生です。
手紙には今これをやってこれもデザインしてと報告し過ぎでした。
そうしてこの書籍には、先生の子ども時代から現在までです。
書評は是非読んでいただいて知ってほしいの一言です。
このように女性は美しさを積み重ねるべきだということです。
ワイフに、稲葉先生って本当に美しい!
君もこうなるべきだと言いかけましたが、彼女自身から、
「私も稲葉先生のようになりたい」と言いました。
(そうだぞ、なんたって)「マイ・フェイヴァリット」(書籍名)、
そういうことだと納得し直しました。
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