7月 25th, 2018 Posted 12:00 AM
書籍というより「本」です。これはまだ書けません。
私もかなりの読書家・読書屋と思い込んでいました。
しかし、とっても彼には叶いません。松岡正剛です。
彼が「1000夜1000冊」というのが始まってから、
もうとっても彼には叶わないと考えています。
それが今では1650冊です。
おそらく、読書では無いのです。
彼が一度、「千夜千冊・松岡正剛」をまとめましたが、
今度は文庫本なのです。
「本から本へ」と「デザイン知」が出版なのです。
ともかく彼は熟読してその評論までをまとめるわけです。
よく「読書」というのとは、全く違います。
私は「読書?」と言うと、千夜千冊は?と聞き返しますが、
それも読まないで、読書とは何を言っている、本?好き?
私の大説教が始まります。
彼が「編集工学」という考察、そして「遊」・「遊学」を始め、
これほどの本の書き手が世界でもいないと思っています。
幸いにして、「デザイン知」では私も取り上げらています。
私の作品集・「川崎和男Design」では、帯分もしていただきました。
彼との出逢いはまたこの上なく一緒に生きられたという思いがあります。
「デザイン知」・924夜「デザインは喧嘩師であれ」
Tags: 1000夜1000冊, デザインは喧嘩師であれ, デザイン知, 作品集, 出逢い, 千夜千冊, 大説教, 川崎和男Design, 帯分, 文庫本, 書き手, 書籍, 本, 本から本へ, 松岡正剛, 熟読, 編集工学, 評論, 読書家, 読書屋, 遊, 遊学
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
目次を見る
1月 8th, 2016 Posted 12:00 AM
美大を卒業すると教授命令で東芝に就職しました。
教授は他企業は認めず、(今ならパワハラ?、教え子には命令出来ず)
もし他企業ならば卒業させないとまで言われました。
しかし、東芝から始まったサラリーマンデザイナーは最高の日々でした。
サラリーマンではない、ビジネスマンになるならと、
トレーニングを上司達に教えられてきました。
僕を使いこなしていただいた上司達はすべて恩師達です。
にも関わらず、
僕は出張をすれば、ついついその地に泊まり過ぎたり、
遅刻は余りにも多いのでとうとう自由出勤が認められました。
けれども「四番バッター」と言われて入社したので、
ヒット商品は必ず出していたと思っています。
幸いにして、オーディオ分野専門であり「Aurex」のロゴも僕のデザイン。
「Aurex」での僕のデザインは今もオークションで手に入ります。
ほとんど所有しているので金沢21美術館の個展で紹介できました。
現在、東芝は企業として深刻な事態にありますが、
その理由は、顧問をしていたこともありほとんど解っています。
私のようだった東芝マンが当時は存在していたのです。
おそらくこのようなことは決して許されない時代になっているのでしょう。
入社して銀座で飲んでも、社員証でツケが効いた時代でした。
何と言っても僕のビジネスマン的やり方も
なんとなく認められた時代でした。
僕のひらめきは企業ルールをこっそりと変えてしまいましたが、
まあまあ叱られても決着してもらっていました。
電車で通勤すると、時には「電車事故」といってダイヤが変わります。
そうなると、タイムカードに「電故(電車事故)」というハンコを押します。
これをヒントに僕は「バ故(バス事故)」というハンコをモデル費で作成し、
自分だけのタイムカードに押していました。
多分半年目に労働組合にバレてしまい、大説教を受けました。
無論、デザイン部長(電器釜デザイン)にも叱られましたが
発想は認められた、そんな時代でした。
東芝は交通被災で辞職を余儀なくされましたが、つい4、5年前に、
オーディオ事業部OB・OGの「音友会」で挨拶をさせてもらいました。
東芝にはすでに教え子がデザイン部で活躍していますが、
かつて僕が天衣無縫なビジネスマン時代はすっかりと失われました。
入社した翌年「オイルショック」、退社して「バブル景気とその破綻」、
「失われた20年」という日本経済の転落とともに在った時代に、
僕の生涯が乗ってきましたが、
「バ故」というハンコが認められた大らかな日本の時代こそ、
日本が元気いっぱいの歴史を創り上げていたのだと思います。
「天衣無縫」な時代を失うことは、
時代と社会が歪むのだと思わざるをえません。
Tags: Aurex, OB, OG, オーディオ事業部, オーディオ分野専門, オイルショック, サラリーマン, サラリーマンデザイナー, タイムカード, ダイヤ, ツケ, デザイン, デザイン部, デザイン部長, トレーニング, バブル景気, ハンコ, バ故, ビジネスマン, ヒット商品, ひらめき, ヒント, モデル費, ロゴ, 上司, 事態, 交通被災, 他企業, 企業, 企業ルール, 余儀, 作成, 僕, 元気, 入社, 出張, 労働組合, 卒業, 四番バッター, 大らかな, 大説教, 天衣無縫, 就職, 幸い, 恩師, 挨拶, 教え子, 教授命令, 日々, 日本経済, 時代, 最高, 東芝, 歪む, 歴史, 決着, 活躍, 深刻, 無論, 理由, 生涯, 発想, 破綻, 社員証, 美大, 翌年, 自分, 自由出勤, 転落, 辞職, 退社, 通勤, 遅刻, 銀座, 電器釜デザイン, 電故, 電車, 電車事故, 音友会
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る