2月 4th, 2019 Posted 12:00 AM
「真理は万人によって求めらることを自らが欲し、
芸術は万人よって愛される事を自らが望む」
これは文庫本に書かれている「読書子に寄す」で、
私自身が最も生きがいにしている言葉です。
私は読書の中で、
最高の友や師との出逢いを重ねています。
今、私の側にある機関誌は、
盟友・松岡正剛のブログが書籍化され文庫本になっています。
さて、『理科の教室』というのはとても明快なタイトルです。
理科は、高校になると物理学・化学・生物学に分化します。
理科に関する学びは、科学的な「理」こだわりがあります。
子どもの頃からほとんどは中学生にかけて本を読んでいました。
ローソクだったり、雪だったり、が面白いと思ったのです。
ウサギの糞を持ち帰ったり、
昆虫、とくに蛾を採集しては綺麗に箱におさめ、
遊びながら本の知識を体感し、
周り、特に母を、少し驚愕させてもいました。
高校時代には、
ノーベル賞者の研究や実績の本を読んだと思います。
それが一応には受験勉強や、将来像を描くこと、
受験勉強はとっても嫌なことではありませんでした。
勉強への取り組みや熱意にマッチングしたのです。
そして、AstonMartinの機関誌では、
早速に「空を飛ぶヴォランテ」が出ていました。
おそらく、これらには地球上で最高級品が並ぶのです。
読書が嫌いとは、人生の真理も芸術も持っていないでしょう。
*空を飛ぶヴォランテ
*松岡正剛のブログ文庫本
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10月 14th, 2016 Posted 12:00 AM
ラインマーカーは、
自分が生徒・学生の頃は無かったと思っています。
というより、下線を引くということでは、
ともかく美しいノートづくりのために高校時代は万年筆で徹底的にを
自分の心情にしていたので、下線も定規で引いていた記憶があります。
最近は、様々なラインマーカーが登場して、
それこそ、スマートホンに取り込めることや、
ラインマーカーの先端部の工夫など、日本の開発は凄いと思います。
先般、ラインマーカーは絶対これに限ると言われて試したところ、
なるほどそういうことと思ったのはマーカーがクレヨンタイプでした。
一時期は、絶対に黄色でしかもペンシルタイプでなければとか、
この種の文房具に拘っていたことがあります。が、
最近、ラインマーカーで盛り上がった話になった、クレヨンタイプ、
納得せざるを得ない体験があったという、それだけの話です。
しかし下線を引いて目立たせることから様々なラインマーカーは、
受験勉強との関係でも素晴らしい発展をしています。
ただし、このラインマーカーは海外製でした。
おそらく、
日本製はこれを必ず追い抜く発想と素材が生まれてくるでしょう。
このようなささやかかもしれませんがプロダクトデザインにとっては、
とても重要なデザイン対象だと思っています。
「やってみたいなー」と、口にすれば、
研究室では決してそのようなデザイン依頼は来ませんから、と。
論文を読んで、新素材を試して、専門的な依頼ばかりと
いつも念を押されます。それでもやってみたいデザイン対象です。
* 「ケータイからスマホ、そしてもっと革新」
* 「ブランドは常に最高性能をデザインが引き出す」
* 『文具大賞「システム手帳」の再発明と効能性という機能』
* 『イコン=アイコンが明解なモンブランとペリカン』
* 『ペンホルダーある組み合わせの筆記具は自分表現』
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4月 23rd, 2013 Posted 12:00 AM
阪大退任の記念に、
作品集・「川崎和男Design」を編集中です。
本来ならば、最終講義日に発刊予定でしたが、
私自身が全く本気ではありませんでした。
そして、ようやく私が本気になってきたら、
レイアウトや写真などが不満足になっています。
そこで本気になって、自分の過去と作品、
その裏付けを調べ始めました。
思い違いを修正することが出来そうです。
「私がデザインを選び、デザイナーになろう!」と決心したことです。
私は大阪で国公立医進コースの予備校で相当に受験勉強をしていました。
ところが、その予備校で最も面白かった授業は「漢文」でした。
講師は京大から若い先生が来ていたことは確かです。
受験勉強の漢文は15分程度で、残りはほとんどが、
「平凡パンチ」と「プレイボーイ」週刊誌への現代批評でした。
(画像上中二枚が創刊号)
そこで、きっと私は社会的な批評眼や職業について学んだと思います。
「イラストレーター」という職業を初めて知りました。
当時すでにスターであった横尾忠則氏を知りました。
多分私はその時に、「デザイン」を知ったのです。
2006年に横尾氏にお目にかかりました。
私が彼のイラストレーション「浅丘ルリ子裸体姿之図」に憧憬。
この場面を横尾氏は運良くTVで観ておられて、
しかも金沢21美術館個展前日に彼と握手をしてもらいました。
多分、若者向け週刊誌はすでに私の高校時代に創刊されていました。
私がデザイナーに絶対成ろうと確信したのは、
1970年の「平凡パンチ増刊号」(画像下)に掲載された、
「浅丘ルリ子裸体姿之図」だったようです。
そろそろ秋になろうとしていた頃、
私は大阪阿倍野筋の古本屋店頭で、
「アトリエ・美大入試鉛筆デッサン集」で、
医学部ではなく美大を選んだことは確かでした。
時折、「どうしてデザイナーに」と尋ねられてきましたが、
「浅丘ルリ子裸体姿之図」は間違いなく、
医学部へ行き、本当は作家志望だった私を、
決定的なdesigner志向にしてくれた作品だったと思います。
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4月 6th, 2013 Posted 12:00 AM
私の自宅は大阪市内の中央区にあります。
中央区というだけあって、
公共的な施設がいっぱいある・・・ようです。
なにしろ、大阪に来て8年目ですが、
ほとんど阪大の吹田キャンパスや阪大中之島センターや、
ホテルのレストラン、駅といっても新大阪、伊丹空港だけです。
名古屋時代もそれほどよく知りません。
ただ、大阪は18歳の時にある予備校国公立医進コースで、
結構受験勉強をしていましたから、
天王寺、阿倍野筋や大阪での危険地帯から
梅田界隈や心斎橋などは当時はよく知っていました。
だから、自分が知っている場所に行きたいと思いつつ、
まだ行ったことが無い状況です。
自宅から車で数分の大阪府警察本部に行ってきました。
以前から、この建築はまさに威厳ある建物と思っていましたが、
近寄ってもほとんどそのいわば威厳ある威嚇性はありませんでした。
阪大の工学研究科長、副研究科長はじめこれから私が手掛けていく
「危機管理工学プロダクトデザイン寄附講座」開設の表敬訪問でした。
建築の全体像は、本部内の広報室、これも質素でしたが、
昔のハーレーのサイドカーがあり
白バイや機動隊員のユニフォームをじっくり見ました。
ワイフのおどけ写真を訪問記念に撮りました。
大阪府警本部長自身が、公共政策の危機管理学を
慶応大学総合政策学部で2年教えておられたので、
その時の講義内容や学生の受講態度、
そして、講義内容の立派なパンフレットを拝見しました。
今回は表敬訪問だったのですが、
彼の時間に合わせて、「寄附講座開設の記念講演」を企画しています。
さて、建物の異様さは警察権力を表現していましたが、
周囲には大阪城と桜が晴天で美しい景観でした。
けれど警察庁のインテリアに比較すると実に質素でシンプルでした。
私がプロジェクト・リーダーになる領域では、
「防犯防災」や「救急救護」での警察権力の警備から防犯・救護、
そして新たな警察装備や装置へのプロダクトデザインをめざします。
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