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『とても酷使していた中判カメラがありました』


   


     11月 8th, 2017  Posted 12:00 AM

APSカメラ仕様になったとき、ある大手カメラ企業の仕事をしました。
APSから直ぐにデジタルカメラになり、
それでも自分デザインの形態はしばらく引用されていました。
今では、スマホでのカメラ撮影はもう「インスタ映え」など普遍化しました。
倉庫を整理していたら、中判カメラがありました。
デジタルカメラになってから正直忘れていました。
これは私のカメラ歴ですから、思い出すと、このカメラで随分撮影。
それは、プロの有名カメラマンから教わったことを特に伝統工芸では、
商品撮影も予算が無いので自分でやっていたのです。
カメラ機器は収集の対象にはしていませんでした。
が、気がつくとアナログ系カメラもそれなりに倉庫に残っていて、
自分なりにはびっくりしてしまったのです。
ともかく、私は有名カメラマンマンから学んだことは、二つあります。
照明のあり方で、太陽は一つだから必ず光は一方向のみ。
だから、陰影も一つ、そのために鏡反射を使うことでも一方向のみでした。
もう一つは、露出と被写界深度に対してのスピード調整などは、
今ではソフトでかなり自由になりましたがデジタルでも基本にもどることです。
若い頃はデザイン試作を随分と中判カメラで確かめたものです。
私の場合は、かなりマクロレンズを使います。
特にメガネなどは自分撮影がデザインした形態言語を表現できます。
思い切って、このカメラのデジタル化を考え調べましたが、
とても高額になるのであきらめました。
このカメラの重量感は、なんともいえない心地よさがありました。
そこまで言いながら、このブログ写真は下手なモノ、かなり多いですが、
本当に慌てて撮影しているので許してください。
そして、実は、デジタルカメラで、撮影がとても難しいカメラを所持。
いつも、このカメラで撮影したいと思いつつ全く使いこなせていません。
これで撮影するには、もっともっとデジタルカメラを
これまでの、特にこのカメラとの差異性を存分に知る必要があるようです。
そんな意味でも、このカメラがあったことに喜んでいます。
いずれデジタルながら極めて最高品のカメラを紹介したいと思っています。

* 『ガンマカメラにより放射能は視覚化可能』
* 『今のコンパクトカメラはこの三台』
* 「カメラ修行は今なお・・・」
* 「デジタルカメラに向かい合うとき」
* 『デジタルカメラはなるべく買い換えない。』


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『ブツドリというカメラ撮影のテクニックは重要』


   


     8月 24th, 2016  Posted 12:00 AM

取材にはプロのカメラマンが同行されます。
そして、自宅でいわゆる「ブツドリ=物撮り」をします。
デザイナー、特にプロダクトデザインでは、
このブツドリは、デザイナーの一つの技能だと考えています。
カメラとの自分の歴史は、祖父にもらったカメラで、
絞りとシャッタースピードというのを知りました。
そして美大では特別講義で、被写界深度とかを教わりましたが、
ほとんど覚えていません。
しかし、当時、ある放送局のシンボルマークのコンペで、
賞金をいただいて、ニコマートを手に入れ、
独学で写真を撮り始めていました。
ところが、東芝時代は必ずスタジオに出向いて、
これも業界用語のプロ撮をしてもらっていました。
そこでは、プロカメラマンの様々な撮影を見ることと、
気さくなプロには質問をして自分撮影で試すことができました。
最も残っているのは、光は必ず一点からしかこない。
なぜなら、太陽の光は一方向だけだから、人工照明でも、
影は一つしか出来ないことを教えられました。
自分がようやくデザイナーとして、雑誌にも取り上げられると、
その雑誌の編集長から、
「君もそろそろ撮影はFさんにしようか?」と言われて、
紹介をしてもらいました。それはあこがれのカメラマンであり、
建築とプロダクトデザインのみの専門的で高名な方でした。
それこそ、「これを撮影して下さい」といえば、
「何日かあずかっていいか?」と言われるのはデザインとして自信作でした。
しかも撮影されると、「代金はいらないよ、雑誌の表紙に使うから」、
これが撮影料かと驚くのは、デザインがいまひとつという物でした。
したがって、彼の撮影方法を自分は真似ています。
影をそうするか、そのための背景素材、背景素材にそれを使う?など
鏡で照明を一点に集中させることを、
いわゆるブツドリでは撮影テクニックを覚えてきました。
最近はスマホで撮影が出来、しかもアプリで光からコントラストが
自由になる時代ですが、コンパクトなデジタルカメラをなるべく
コレクションにはしないつもりでいます。
しかし、まだ使いこなせないカメラがあります。
これは、絞り・深度・シャッタースピードの
アナログ性をデジタルにした最高級のカメラです。
いずれこのブログの写真が撮れることをまだ練習しています。

* 『美大生1年のときに私の最初の社会的なデザイン』
* 「デジタルカメラに向かい合うとき」
* 「カメラ修行は今なお・・・」
* 『今のコンパクトカメラはこの三台』
* 『デジタルカメラはなるべく買い換えない。』


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