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『「KK適塾」は橋本左内へのレクイエムを語り直す』


   


     11月 19th, 2016  Posted 12:15 AM

私が生まれる100年前(1849年)に、
橋本左内は適塾にて緒方洪庵に学びました。
16歳で啓発録を書き、26歳安政の大獄にて斬首。
たった10年間に医学を学び国政を動かす先鋒ゆえに、
本当の維新改革者だった橋本左内へのレクイエムとして、
適塾から大阪大学、その一員として「KK適塾」をキックオフしました。
以前より、デザインとクライアントとの「コンセプター」である
「坂井直樹氏」を迎えてKK適塾今年度をスタート。
なんといってもプレゼンはKeynoteで動画と音楽プレゼンは
ゲストスピーカーとしては最初のこととなり、
MCにはデーブ川崎氏にも参画をいただきました。
二人のプレゼンと対談には会場からの質問をインプロビゼーションのまま、
一つの結論を出しました。
私はデザイン思考、イノベーション、IoT、BigData、AIを
「コンシレエンスデザインとレジリエンスデザイン」で、
新たな論理、そしてその実務結果を見せました。
坂井直樹氏も現実商品としてヒット作、そして慶応大学でのデザイン教育、
さらに新たなスッテキから街づくり、全く新たなと未来のデザイン職能提示。
会場とのやり取りで、二人で行き着いた今回の講演での「結語」は、
「幸せのデザイン」でまとめることになったのです。
坂井直樹氏も、生涯をデザインに向けるということを聞き、
私も大賛同できました。
次回のKK適塾には、先般、リオのオリンピックでの卓球台デザインはじめ、
次世代デザイナーの澄川氏と、3D-Printerをいち早くデザイン界、技術界へ
大きな仕掛けをしてくれた原氏を迎えます。
私のレクイエムとしては、次回は「幸せ・幸福・幸運」の
実は真の意味を「コンシリエンスデザイン」で証明使用と考えています。
橋本左内を最も敬愛してきた一人として、
選び抜いた講演者で昨年の「KK塾」を進化させます。

* 『「KK塾」の対談と質問はイニシャルで方向決定』
* 『デザイナー能力の格差が拡大している』
* 『シュンペンターと象形文字を同次元に考える』
* 『商品である「デザイン思考」は経営論にすぎない』
* 『「KK塾」キックオフはテクノロジスト・濱口秀司氏』


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『資本主義からの逃走』
  「失われる倫理への治安はデザインが問題解決をする」


   


     6月 14th, 2010  Posted 1:31 AM

警察大学校、敬礼の音
敬礼で始まり、敬礼で終わった私の講演。
これはわが父への「レクイエム」であった。
デザインは、「唯一」の実務・手法、だがら学術になる。
その可能性を信じて「生きてきた」。
そろそろ、私にはリタイアの時期が見えてきた。
しかし、やり残していることが膨大だ。
地方の警察官に生涯を捧げた父は、
日華事変から大東亜戦争、そしてインドシナ解放戦線で終戦。
焼け野原、ふるさと福井に帰還し、
選ばざるを得なかった職業が「警察官」だった。
捜査・刑事一筋で、
最後は、福井県警察本部刑事部長・警視正で退官した。
息子は、デザイナーとなり、
「警察大学校」に「警察」と「デザイン」の関係を持ち込んだ。
「警察」、この言葉に歴史的伝統的に込められてきた意味は、
いづれ紹介しなければばらない。
倫理性が崩壊していくのは、二つである。
「政治」の混迷と「経済不景気」。
その倫理性は「治安」されるべきであり、
この「治安」に「デザイン」は不可欠である。
私に残された時間に、この具現化を果たしたい。
そして、次世代デザイナーに引き継ぎたいと願っている。
敬礼、その整然とした「音」が私の皮膚にぶつかってきた。
この感覚を忘れることはないだろう。


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