2月 9th, 2020 Posted 12:00 AM
箱根の「駅伝」は、すでにブームです。
私にとっても、正月時の楽しみでした。
さて、今回88%の駅伝走者が使用ていた厚底シューズが、
新記録という結果もあり話題になりました。
次回のTOKYO-2020も含め、規制されるのかが問われた結果、
使われるようになりました。
噂では、軽い、そしてカーボンファイバーを仕込んだ
この厚底スニーカーに合わせた姿勢や走り方になるのです。
残念ながら私自身は体感できませんが、
カーボンファイバーでの単なるシートより、
デザイナーとして、こういうシートだったらとイメージはできます。
これは明らかにスポーツ用具であり、
それこそ、科学とスポーツの展開は、今後はまだまだ進化します。
パラリンピック選手とオリンピック選手の記録の差違がなくなる、
いや装具や道具の進化により勝ってくるという結果に驚きはないでしょう。
ということは、オリンピックとパラリンピックを差違なく楽しめます。
スポーツ用具での科学性は、今後も勝ってくるでしょう。
私は車イス使用者ですが、
そもそもスニーカーのような車イスとして「CARNA」をデザインし、
走れるハイヒールのデザインにもトライしたこともあるくらい
シューズには、とても興味があります。
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11月 25th, 2017 Posted 12:00 AM
日本は敗戦後、懸命にこの国家をひたすら進歩させてきました。
しかし、現状、この国家はいつから国難状況になってしまったのかを
猛省して回復を成し遂げるべきです。
まず、政権交代があまりに風評で行われてしまったかを私は指摘します。
そこに襲いかかった3.11に天災と人災。
未だ国籍不明の議員による能無しの「仕分け」は、
私自身被害者として「やり直し」を申し立てます。
3.11復興と南海トラフリスク対策を防災大臣にも懸命に図りました。が、
前政権は全く戦略も戦術も無かったと判断しています。
決定的なことは、国立競技場の建設に群がり、予算問題から結局、
建設やり直しが、この国家観を破壊したシンボルでしょう。
私自身、香港の理工科大学に初めて行ったとき、
タクシーから降りた瞬間、この建築の巨大さに
「建築が人間に与える感覚を初めて受けました」。
それが、ザハ・ハディドの設計でした。
そういえば、国立競技場も当時は彼女の建築案が採用されたのでした。
親友である建築家内藤廣氏が
やっと多大な図面制作をする場所を確保したと聞いていました。
ところが、建設費の膨大さにザハ・ハディドの設計案は反故されたのです。
おそらく、ザハ・ハディドの建築案であったなら、
わが国の新しい景観設計は進化を遂げていたことでしょう。
彼女の設計案が取り下げられた直後に逝去されてしまったのです。
最近、彼女のデザインが実現されています。
これは彼女のハイヒールデザインですが、
工業デザイナーとして、自分自身も取り組んだだけに、
このデザインを私は評価しています。
自分デザインのハイヒールは結局実現されませんでしたが、実現されたこと、
その最終形態言語=デザイン意味されている内容あるかたちに、
私はプロとして評価を与えたいと思っています。
最近もある研究所で福島復興の基盤アイディアと実際の現地実験を見せて、
「これでも研究所なのか」と、怒り心頭になりました。
壊れゆく日本という国家は、少子化・高齢化・格差社会だけではなくて、
いつ来ても想定内の天災と、取り戻せない拉致被害者、
日本人が狂い始めた象徴かザハ・ハディドのあの建築案を捨てた時が
極めて象徴的だったと思っています。
* 「仕分けされたプロジェクトの重要性から現政権を否定」
* 「自然との喧嘩・調和などありえない」
* 『「ふくしま」だから未来と絆で、夢のプロジェクトとは?!』
* 「この日からの再出発、再認識」
* 『権威権力者を「演じる覚悟」を見せた建築家』
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1月 27th, 2015 Posted 12:00 AM
私は女性が幸運だと思うのは、ハイヒールを履くということです。
ハイヒールの歴史では、男性の物だったことから始まります。
勿論女性にとってハイヒールなんてとんでもない物かもしれません。
最も、私はハイヒールのデザインは、もっと歩きやすいことが重要。
そして、私はハイヒールは最低でも7cmの高さが履けることです。
多分、女性にとってはハイヒールなどは無い方が良いことも分かります。
ハイヒールのシルエットが社長室(男性)のピクトグラムという、
そんな洒落たサインを見たことがあります。
また、このハイヒールを進化させた若い日本人デザイナーがいます。
このハイヒールは、最も著名な歌手が履いていて、
これを履けるということの意味性には、
現代的な明確な記号論が必要であり、ハイヒールの未来性こそ、
男女差の美学性を担っているのかも知れません。
そのハイヒールで靴底を真っ赤にしているブランドには、
ブランド表現の効用性が少なからず経常利益に結びついています。
私自身、靴紐も赤で靴底も赤になるべくオーダーをしてしまいます。
製品のある部位で、ブランド性、効能性を語りきっていること、
これは商品展開においてはとても重大なことであり、
モノ真似があっても、ブランドのオリジナリティの守備範囲は、
知的財産権の大きな守り方であったことは確かなことです。
私は少なからず、ハイヒールについても「学んでいます」から、
その歴史、素材、知識、ブランド特長についてはワイフ以上だと
自信をもって自負しています。それは意味がない?
いえいえ、とても重大なことです。
このファッションデザインという、流行性や装飾性を超える、
利益率はすでに、この色指定で、大きな予測を創り出したデザイン。
すなわち、加飾性を乗り越えた経済的な効能デザイン力があります。
靴底を赤にしたデザインではないという、
もう一つ先行したデザインの策略性を学ぶべきと考えます。
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4月 29th, 2013 Posted 12:00 AM
ブレーゲルという川に七つの橋があるそうです。
その七つの橋を2度通らないというルールで、
出発点はどこでもいいけれど、全ての橋を渡って、
元の場所に戻ってこれるだろうか、
という伝統的な問題があります。
これは「ケーニヒスベルク(現・カリーニングラード)の問題」
という名前の「一筆書き問題」です。
名古屋市立大学当時に、
大学院では
「光造形システムでのトポロジー形態の制作」に関わる修士論文で、
必ずまず、「オイラーの解」として冒頭に記載されました。
それは、レーザー光線で液体のエポキシ樹脂を形態制作する手法で、
特に「形態を支えるサポートづくり」を考える
普遍的な思考を追随するのに、
基本的な思考方法に至るためのトレーニングになりました。
左に「メビウスリング」が、
光造形モデルとそのワイヤーフレームがあります。
右は同じ「メビウスリング」をテープを一点で表裏逆に一回すれば、
テープ真ん中線上で切断するとそのテープは大きくなるだけです。
ところが、2点で表裏を逆・逆として切断すると、
リングは二つに分断されて二つのリングが鎖になります。
試してみて下さい。
これは「手品」にして見せることができます。
これまでの話を理解する必要があります。
そうすると、ラインで面を造ることが出来ますが、
そのラインを話題の3Dプリンターで0.6mmのラインを射出させながら、
たとえば、中央下の「ハイヒール」を造るとしたら、
どのように形をライン書きから、
「一筆書き」していくことが出来る時代になったようです。
3Dプリンターは、確実にインターネット上で
真っ当な展開をしてくれることを願うばかりです。
私が心配しているのは、インターネットがこのままの資本主義では、
相当に無理があるでしょう。
しかし、時代は良貨は悪貨を駆逐するという人間界の癖があります。
私の癖は、私の人生において、
この癖に最も喧嘩を挑んでいます。
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5月 18th, 2012 Posted 12:00 AM
「形態」をシルエットで見極めるとしたら、
それは「ハイヒール」になると思ってきました。
だから、自分のデザインした造形を、
対比して見比べるには、ハイヒールの横に置けば、
一目瞭然として造形形態、そのシルエット比較が可能です。
10余年前に、ハイヒールデザインの話がありました。
日本での皮革靴製品開発は困難な問題があって、
産地にまで行きましたが叶いませんでした。
だから、ハイヒールには特別な想いが私にはあります。
当然、女性はハイヒールで苦労なく歩いてほしいと思います。
ルイ14世のルイヒール(踵が高い)から、
女性が足を見せられるようになる1920年代から、
ハイヒールの歴史が映画の女性スターとともに始まります。
世界大戦後にはウェッジヒールが登場しますが、
それはいわばワークシューズだったモノでした。
私はワイフが選ぶハイヒールにはとてもうるさく干渉します。
ハイヒールブランド、デザイナーの新作もメガネ同様に、
世界では数人しか決定打のデザイン登場はありません。
ハイヒールは、フェラガモから現代にいたってまで、
曲線的でなおかつ身体に沿わせるシルエットとしては、
メガネフレームと近似しています。
大きな違い、ハイヒールは特に「動き」とのシルエットが決め手。
かつて、私はそれこそ人間工学としての決定的極点のモノ、
それはハイヒールでしたから、
「動き」でいえば、次のコンセプトワードとの対決感、
その中でのデザイン設計と造形シルエットが重大だと考えます。
●「プラネオ」=大きな円弧を描くシルエット
●「サカーダ」=小刻みな跳ね上げに追随するシルエット
●「コルテ」=小さな連続する円弧運動のシルエット
こうしたシルエット造形で4km歩くことが可能なピンヒール開発、
これはキーボードで「プリエ」スタイルと同様な目標でした。
ところが、最近、Lady GAGAのハイヒールは、
日本人デザイナーがハイヒールデザインを革新していました。
これは明らかに「シルエットデザイン」という歴史を変えました。
私はスゴイ造形デザインだと思っています。
私は男ですからせめて自分の靴底は「赤」にしたいと思っています。
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