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Posts Tagged ‘デザイン情報’


「資本主義からの逃走」
   「見えないコト・モノのデザイン情報、音響と映像」


   


     2月 5th, 2011  Posted 12:00 AM

音響と映像へ・見えないシステム
デザイン情報と情報デザインは使い分けます。
デザイナーをめざして、美大時代に決めたこと。
それは、「見えない物事」をデザインしたい。
選んだのが「音」でした。
モノとしては音響機器をインハウスデザイナー時代に携わりました。
コトは、音響、音楽を聴くという状況のデザインでした。
東芝でAurexブランドの立ち上げから、
Aurexブランド製品開発から商品展開・国内のメイン都市にはショールーム設計まで経験できました。
さらには、東芝EMIでは録音技術・ミキシングも学ぶことができました。
バイノーラルレコードや、45回転LPのディレクターもできました。
ちょっと自慢すると、バイノーラルレコードを日本で最初にLPレコードにしたのは私であり、
日本のレコーディング記録に残っています。
ともかく、オーディオをプロとして学び、設計し、商品という作品を残せたことは幸運でした。
オーディオに関しては最も詳しくなり、今では第一の趣味は音響システムです。
自宅もオーディオ中心で、すべての部屋をリンクしています。
そして今や、もうCD試聴の時代が終わろうとしていることです。
さらに、ホームシアターとしてのN.n-channelを求めています。
こうしたモノとコトを音響と映像に向けて考えることは私の人生では大きなことです。
日常、自宅で音響さらに映像を試していることは「デザイン情報」だと考えています。
「デザイン情報」として、音響と映像のモノ・コトを見つめると、
国内外メーカーの商品やそのシステムにはまったく満足できません。


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『資本主義からの逃走』
「『デザイン』(動詞)+『情報』(名詞)で四領域提案」


   


     10月 27th, 2010  Posted 12:23 AM

対象領域の学際化
冠詞的に「デザイン」(動詞・名詞)を使うこと、
これは、対象領域を学際化することと思っています。
デザインする対象領域の「情報」を私は、四つあげています。
それは最近、「情報デザイン」から「デザイン情報」のように、
この二つが掲げていることには、差異性があるからです。
「情報デザイン」はそのままであれば、
情報的なデザイン、情報処理によってデザインをしていく意味合いがありました。
「デザイン情報」は、デザイン的な情報ということになります。
デザイン対象である情報を様々に捉え為すという意味だと単純に捉えていいでしょう。
したがって、webデザイナーになる基礎学としては、すでに、デザイン情報学となってきました。
それは、情報デザインという時代では、HTMLがまだまだプログラミング中心でしたが、
今では、HTMLなど言語を知らずとも、アプリケーションソフトによって、
むしろ「情報内容」のデザイン性の充実が求められているということです。
四つの対象領域情報
私は、情報デザイン・対・デザイン情報は、
「デザイン理工学」と「デザイン文理学」にあらためてその詳細化が必要だと考えています。
情報工学的にハードウエアそのもののデザインから、
情報形式の技術革新を「デザイン理工学」に統合化すべきだと考えてきました。
これは、「芸術工学」ということに関わった結論でした。
「芸術工学」というのは、あらためて芸術と工学の学際化を意図していました。
文理学をデザインに取り込むということの必要性を知ったのです。
文学・哲学・社会学など情報内容を「デザイン文理学」としていく領域設定を考えました。
さらに、私にとっては、医学と工学の学際化はデザインが接着剤的な役割があると判断しています。
また、グランドデザインという詳細さをデザインから捉えなおす必要性があるとも判断しました。
政策・経済・経営・行政などを「デザイン政経学」という四つの分類から、
あらためてデザインの社会的職能性を高密度化していきたいと考えたわけです。
結局、これからのデザイン職能、専門性はこの四つの分野で、
「デザイン+情報=デザイン情報」であり、情報デザインの進化と位置づけました。


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『資本主義からの逃走』
「『情報』と『デザイン』の組み合わせは時流コンテクスト」


   


     10月 24th, 2010  Posted 12:00 AM

時代コンテクストが影響
「情報デザイン」と「デザイン情報」を熟考します。
以下の熟考方法を提案しました。
  1■ 形容詞的に名詞(決定語)とする
  2■ 名詞と名詞によって新たな概念を派生し意味内実を強化
  3■ 動詞+名詞=名詞を対象とした動詞概念を明確化
  4■ 名詞+動詞=対象概念への動詞目的を強調する
  5■ 記号論=道元の現成公案的な新たな意味概念の象徴化
以上の考察をする前に、「情報」と「デザイン」には、
時代性、時流性、もっと大きな展望を加えると歴史的な変遷、
それは時代コンテクストが影響していることをみておきたいと思います。
無論、「情報」の意味と「デザイン」の意味が、
時代性での変容が影響し関与するわけです。
まず、デザインを時代的にデザイン意味を拡張したり、
その役割を時代性との共時性をもたせようとしたことが考えられます。
それは、「情報」を形容詞的に冠詞化することで、
デザイン本来の意味と情報を同値化しようとしました。
「情報デザイン」に限らず、「工業デザイン」とか「商業デザイン」というように、
形容詞的=冠詞的な呼び方が生まれました。
コンピューター、特にパソコンの登場や、「情報処置」・「情報工学」などと
デザイン実務を同列にしようとした時代の名残があります。
当時は類似した呼び方には、「環境デザイン」という言葉があります。
深度がなかった初期の「情報デザイン」
結局、この呼び名が利用された時期には、
「情報デザイン」に対する深度ある定義性や、
知識集約度が形容詞的に「情報」をデザインには結び付けていなかったこと、
それが事実だったということを明らかにしておくべきでしょう。
結局「デザイン環境」という言葉運用は未だに見かけることはありません。
むしろ、商業主義的な「デザイナーズマンション」という言葉がありますが、
「情報デザイン」対「デザイン情報」とは、まったくその意味の差異性はありえません。


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『資本主義からの逃走』
    「『情報デザイン』と『デザイン情報』の差異性 」


   


     10月 23rd, 2010  Posted 12:00 AM

名詞と名詞の結合
日本語には名詞と名詞の結合があります。
これを英語で表現すると、英語的には誤りになります。
しかしあえて新英語によって意味の詳細化と
強調化が容認されることがあります。
不定詞的な用法と考えることができます。
英語でも、革新性をねらった概念の提案では、こうした新語を術語として登場させることで、
新たで、知識科学を進化させる手法の一つです。
私が制度用語として関与したものには、
エコロジーデザイン=ecology designというのがあります。本来ならecological designですが、
あえて名詞+名詞にしたのは、ecological design=環境的なデザインというより、
環境に対するデザイン、環境とデザインの構造化ということで、
エコロジーデザイン賞というのを設定したことがあります。
これにはもっと政策的政治的な背景(海外との関係)もありました。
いづれ書き残したいと思っています。
「情報デザイン」と「デザイン情報」
さて、「情報デザイン」と「デザイン情報」は、
デザイン=名詞・動詞+情報=名詞が前後するだけです。
しかし、私は意味の再編化があり、それは意味の変容性を恣意的にしているのだと考えています。
これは意味に明確な差異性をもたらしていると判断することができます。
名詞不定詞的な用法での意味再編
次のような5つの解釈をしておきます。

    1■ 形容詞的に名詞(決定語)とする
    2■ 名詞と名詞によって新たな概念を派生し意味内実を強化
    3■ 動詞+名詞=名詞を対象とした動詞概念を明確化
    4■ 名詞+動詞=対象概念への動詞目的を強調する
    5■ 記号論=道元の現成公案的な新たな意味概念の象徴化

不定法の言葉の上乗性
私は、デザインという営為あるいは職能にとって、
デザイン価値、あるいは価値デザインでは、
この名詞の上乗性(=優れて勝っていることの証左)言葉使いは、
デザイン内容を概念的に強化していく一つの手法であると提案しておきます。
言語学的には、ヨーロッパ諸国語でのいわゆる不定詞用法や不定法に近傍しています。
前記5つの詳細から、「デザイン情報空間」と「情報デザイン空間」、
その詳細な定義性へと発展させていくことが観えてくることを読者諸兄に期待します。


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『資本主義からの逃走』
「日本語・『情報』はなぜ曖昧になってしまったのか?」


   


     5月 29th, 2010  Posted 11:27 PM

曖昧性
ある有名情報機器メーカーがかつて、
「情報」とは、「情けに報いる」という広告コピーを出したことがありました。
なんとなく、人情味の交換という意味性を匂わせていますが、
厳密には、「情」は心の中の黒ずんだ感覚であり、
報はそのやりとりが縛り付けられていることというのが原意との解釈ができます。
それは、あまり良い意味性ではなく、
「情報」という表層的な意味の軽量観になっているということです。
したがって、「情報」というのは、四つの意味性で取り囲んだ核心に配置すべきだと考えます。

Information
報道・制度的な広報・私的あるいは公的事実性
Intelligence
秘匿事・隠匿事・企み事・戦略・策略
Knowledge
知識・経験事・生活の知恵・伝統伝承事
Consciousness
意識・見識・良識

以上のことを熟慮すると、「情報」という集約語には収束はしないのです。
むしろ、こうした「伝達性や伝導性の事項」の統合性を一言で言い切ること、
断言できる言葉が必要だったわけです。
「情報」という言葉に収束させて生まれてきた言葉、
「情報」が冠詞的となった、たとえば、情報工学や情報操作などがあります。
「情報」が結語的となった、個人情報やデザイン情報など、
すべからく、包含されている意味性が部分的であり、
なおかつ、誤解される要素に満ちていたものと判断します。
だからと言って、今さら「情報」を日常語から外すことは不可能かもしれません。
したがって、私は、情報を取り囲んでいるこの四つの意味性の総合化を諮るには、
「モノ」=物質=人工物が発明されなければならないと考えています。
この判断は、過去事例に明らかです。
「マルチメディア」という「マルチ情報」をコントロールするモノが結局は登場しなかったこと。
さらには、本来、Informationでしかなかったジャーナリズム思想は、
なんらメディア=新聞・雑誌・ラジオ・TVなどの
モノの形式から解放されなかったのです。

曖昧さからの解放と再利用
だからこそ、思想としての変革は置き去りになり、
電子書籍という形式とそのモノの登場がありました。
その発明とか登場によって、大きな驚愕とともに、
マスコミすら変質あるいは喪失すらするという不安が拡大しています。
私はあらためて「情報」という日本語に押し込められた意味性の曖昧さを指摘し、
この曖昧語からの解放、あるいはこの曖昧さの再利用が必要だと評価しておきます。


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