『資本主義からの逃走』
「点・線・面から立体への数理造形 9」
1月 18th, 2010 Posted 8:00 AM
Bitな「点・線・面」
BitはAtom時代の「点・線・面」を変えました。
●「点」には大きさがあります。
●「線」には幅があります。
●「面」には厚さがあります。
これは数学的思考での「点・線・面」ではありません。
Bitでは、「点」はピクセルとなりました。
「線」はスプライン曲線となり、
やがてベジェ曲線が本格的にパソコン内に入りました。
1988年当時を思い出します。
これまでのペイントソフトだった「ビットマップ」と、
「オブジェクトオリエンティッド」が変革しました。
「イラストレーター88」がMachintosh上で、
描画システムをまったく変貌させたのです。
●β-スプライン
私はすでに「βスプライン」を
カナダのソフト企業で、3D-CADの基本として、
個人的に演習をさせられていました。
だからかえって、ベジェ曲線の複雑さでは、
「立体化」=3D-CADとして、
「面」構成は複雑になるだろうと感じていました。
そして、
「面」に厚さが必要というのは「光造形システム」で、
まだ「平面での歯車」を知った時の啓示でした。
やがて、この歯車が立体化してくるとするなら、
それはインダストリアルデザインの手法が変容する、
という直感がありました。
すぐにその手法は「ラピッド・プロトタイピング」に
なってしまったのです。
トポロジー空間の形態論
私はこれなら「トポロジー空間の形態論」が、
必ず、展開できるとモノになっていく!、
という直感でした。
カンデンスキーの「点・線・面」が、
歴史的な記述になった、と思いました。
「トポロジー空間・トポロジカル形態」論は、
まっすぐに私の行くべき道を示唆してくれました。
人工臓器のデザイン
これが「人工臓器のデザイン」になっていくわけです。
Tags: 「イラストレーター88」, 3D-CAD, Atom, Bit, Machintosh, βスプライン, オブジェクトオリエンティッド」, トポロジー空間の形態論, トポロジカル, ベジェ曲線, ラピッド・プロトタイピング, 人工臓器のデザイン, 光造形システム, 平面での歯車, 形態, 曲線, 点, 立体化, 線, 面
Posted in 資本主義から逃走せよ!
目次を見る