12月 20th, 2011 Posted 12:00 AM
プロのデザイナーになってから、
最も使ってきたのが鉛筆です。
だからきっとこれからも鉛筆については、
何度も何度も書いていくことになると思います。
プロとしての日常は、「スケッチを描くこと」です。
その道具である鉛筆は消耗品ですから、
削って使えば短くなります。
あるとき、どこまで鉛筆を使うかを決めようと思いました。
そこで、名刺ケースを筆箱にして、
最後は、ケースの短辺に収まるとなったとき、
「ごくろうさん」ということでこの長さで休ませようと決めました。
その時はナイフではなくて鉛筆削り器で削り直すことにしています。
ケースの長辺はまだ現役ゆえに使います。
このような使い方をしていくうちに、
使いきった鉛筆がケースに収まっているのを時々見ると、
これが自分の思考・スケッチワークの形見になっています。
だから、このケースを収集することが自分の足跡だと思うのです。
したがって、アイディアに詰まったり、
正直、自分を支える事が出来ないほどスランプが襲ってきます。
でも、この使い切った鉛筆、まだ現役の鉛筆を見ると、
とても元気が出てきます。
先般、筆記具のことを講演会で聞かれました。
以前にも、この鉛筆への私の作法を書いたことがありますが、
あらためてもう一度書いておきたいと今日はそんな気分でした。
2011年これほど人生において日本中が哀しい年はありませんでした。
来年には考え抜いた復興デザイン計画をプレゼンします。
今年最後の打ち合わせをしました。
そして元気の素である「鉛筆への作法」をもう一度見つめています。
やはり、筆記具として鉛筆と生きていくと思います。
使い果たしていく鉛筆を見つめれば、「元気」になります。
この鉛筆への作法こそ、プロとしての鉛筆への感謝でもあるのです。
Tags: アイディア, スケッチ, スケッチワーク, スランプ, デザイナー, プロ, 元気, 名刺ケース, 形見, 思考, 感謝, 日本中,復興デザイン計画, 消耗品, 筆箱, 講演会, 足跡, 道具, 鉛筆, 鉛筆削り器
Posted in 祈望から企望へ
目次を見る
11月 30th, 2011 Posted 12:00 AM
先日の市長選、そのTVドキュメントを見て、
最もビックリしたのは、元府知事がトイレ使用を
ある場所で拒絶されていたシーンでした。
「独裁者に!、トイレなど貸せるか!!!」、
この横暴な選挙民になり果てた一部の大阪人は情けない存在です。
今回の選挙戦での幼稚な闘争を見ると、
本当に潔い日本人が居なくなったようです。
同様なことを最近、講演会や講習会で感じます。
特に「サラリーマン」しかも大企業の社員たちです。
比べて地方や中小企業、
さらに海外の中国や韓国には礼節と熱心さがあります。
遠慮無く質問は多様にわたり、時には講演時間以上になります。
大企業の社員に限って、
日常的な学習と自己修練が欠落し始めているのか「質問無し」。
最も大企業の経営者能力が日本人らしさを失っているから、
社員に日本人の無礼節さが伝染しているのでしょう。
地方や中小企業では、講演が終われば「質問攻め」です。
大企業の社員は、仲間内の手前もあってか照れ故か「質問無し」です。
もっともそれは私の講演内容に問題があったものと自己反省します。
が、少なからず2画面で16:9、PinPスタイルなど、万全を期しますから、
「質問無し」はショックです。
けれども最近は、
大企業の社員のレベルが低いのだと判断することにしました。
そして正社員しかそうした講演に出席出来ない、
この企業組織問題に連関しているのかもしれません。
企業で、当然ながら専門知識があるはずなのに、
ある質問では、私は本当に驚いてしまいました。
その程度の知識を知らずになぜ「商品化」しているのだろうか、
こんな思いにかられました。
経営者の利益独占に感染しているのでしょう。
これまで、大企業での講演やコンサルを経験してきました。
大学人から解放されたら地方行政から、商店街、
中小企業、宗教界、そして大企業、大学まで、
私が生きた証として、能力性・倫理性・美学性、
さらに礼節性を書き残したいと思っています。
そういえば、大阪市主催の講演会は本当にわずかです。
大阪市活性化を懸命に訴求してきましたが、
「具現化プラン」に向かったことは、
この6年、一度もありませんでした。
大阪市役所も大企業なので、
サラリーマン的症状に冒されていたことは明白です。
福井時代も市や県に向けて批判すれば、
必ず「仕打ち」にあってきましたが、今はまったくなくなり、
よく私の提案やアイディアを受け入れてもらえます。
さて、このブログでの大企業サラリーマン向け発言も、
「トイレは貸さない」というようなしっぺ返しにあうかも?です。
構いません、それは大企業のサラリーマンとして、
「生きていない」ことを自己証明しているのです。
まったく、東北の市町村にはリーダーがいっぱいおられます。
ところが、東京の政治集団はもちろんのこと、
政府・官僚・経財界にリーダーは皆無です。
これが日本の現状です。
地方、中小企業が、日本を再生することは間違いないでしょう。
Tags: 16:9, 2画面, PinP, TVドキュメント, アイディア, コンサル, サラリーマン, サラリーマン的症状, しっぺ返し, ショック, スタイル, トイレ, ブログ, リーダー, 中国, 中小企業, 仕打ち, 企業組織問題, 倫理性, 元府知事, 具現化プラン, 再生, 利益独占, 商品化, 商店街, 地方, 地方行政, 大企業, 大学, 大学人, 大阪人, 大阪市, 大阪市役所, 大阪市活性化, 学習, 宗教界, 専門知識, 市, 市町村, 市長選, 幼稚, 批判, 拒絶, 提案, 政府, 政治集団, 日本の現状, 日本人, 東京, 東北, 横暴, 海外, 潔い, 無礼節, 熱心さ, 独裁者, 生きた証, 県, 礼節, 礼節性, 社員, 福井時代, 経営者, 美学性, 能力, 能力性, 自己修練, 自己反省, 自己証明, 解放, 講演会, 講習会, 質問, 質問無し, 選挙戦, 選挙民, 闘争, 韓国
Posted in 祈望から企望へ
目次を見る
7月 5th, 2011 Posted 8:00 AM
目次を見る
12月 20th, 2010 Posted 4:25 PM
目次を見る
6月 21st, 2010 Posted 9:17 PM
6月21日
そろそろ出番です。
BOSS(川崎和男, Kazuo KAWASAKI)
が講演会に準備している扇子。
季節ごとの小道具も大切です。
目次を見る
3月 7th, 2010 Posted 4:24 PM
3月7日
神奈川、相州名産 落花生!
千葉の落花生!
をいただきました。栄養満点の品。
BOSS(川崎和男, Kazuo KAWASAKI)
の講演会に届けていただき
ありがとうございました。
目次を見る
2月 26th, 2010 Posted 11:00 PM
2月26日Staff Blog
「デザインで世界を変える」
チャリティー講演会@国際文化会館
盛況のうちに終了しました!!
お越し下さいました皆様、
USTREAM中継をご覧いただいた皆様、
Twitterをご覧いたいた皆様、
心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。
この講演により集められた費用は、
Peace-Keeping Designの
活動支援・運営支援のために
活用させていただきます。
デザインの持つ
理想を具体的に目に見える形で提案する力
を最大限に活用し、
世界的課題の解決に向けて
よりいっそう活動を進めていきます。
今後とも、ご支援、ご協力のほど
なにとぞよろしくお願いします。
講演会開始直前の
BOSS(川崎和男, Kazuo KAWASAKI)
PKDの活動とその理念について
プレゼンテーションを行いました。
講演が終わった後も
多くの方々にお声がけいただきました。
幻のPOPEYE実働金型品!
講演会終了後、
Appleと東芝との共同プロジェクトで、
川崎がデザインとディレクションをしていた
POPEY後にSweatpeaとなった幻の名品を
東芝の方からプレゼントされました。
皆様、本日は
本当にありがとうございました。
PKD事務局 スタッフ一同
目次を見る
11月 20th, 2009 Posted 5:07 PM
11月20日
明日20日は、広島・福山にて
福山建築文化セミナー
川崎和男講演会があります。
講演タイトルは、「建築からの逃走」。
これまでも、
情報空間と建築の在り方に関して
提言し続けるBOSSです。
すでに世界は、建物の中であろうと、
なかろうとWi-Fi空間の中にあります!
情報と空間の関係は!?
今年のグッドデザイン賞のグランプリは
JR岩見沢駅舎でしたが、
BOSSのコメントは!?
そして、世界的な建築のコンペティションで
日本が勝ち取らなければ、
エレベータ等の設備機器、サニタリー設備や
PC類まで、日本のメーカーが
入ることができません!!
世界の建築は!?
お気に入りの水で水分補給しつつ、
講演準備中です。熱弁に乞うご期待です。
Tags: JR岩見沢駅舎, カンディンスキー, グッドデザイン賞, コンペ, メーカー, 世界の建築, 川崎和男, 川崎和男Staff Blog, 広島, 建築, 建築からの逃走, 情報, 福山, 福山建築文化セミナー, 空間, 講演会
Posted in Staff
目次を見る