8月 8th, 2011 Posted 10:00 AM
8月8日 先負(乙未)
コンピューター通信の
高度な発展の中に理想を抱いてきた。
ところが、
コンピューター通信での対話が、
殺人への大きな動機付けになるというのは、
まったく言葉を失ってしまう。
『デザインという先手』手法
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2月 17th, 2011 Posted 12:00 AM
企業理念という組織想念
理想は現実と対語になっています。
ということは、理想は過去と未来の狭間にあるものです。
すなわち、理想という想念が重合してやっと理念なのでしょう。
企業は、帰属する人たちがつま先立って、
未来を人間が背負っている業を見つめる組織体だと考えることができます。
理想は未来への理ある想像力であり、
想念は、対象に想いを念じる力といっていいでしょう。
私は、これまで接してきた企業には、
次の五つに分類できる企業理念があると分類しました。
■ 理由信念
企業をどうして起業し、何を果たしていこうと念じているかです。
それは、商売・経営の資材を社会に役立てる理由への確信です。
■ 道理概念
そのために、そこで働くはたらきがいの概略を記述し確認します。
そこには、社会への道理が道徳観に見事でなければなりません。
■ 条理入念
つまり、教条とも思える約束事への信仰を約束することです。
企業に帰属する人たちの信念を入魂していることを示します。
■ 理論観念
あくまでも、経営での投資効果として獲得した利益、
その富の配分は社会還元することを誓約する抽象的な思考結果を記述します。
■ 理解通念
その組織集合体の存在には、同一性・アイデンティフィケーションを共有します。
簡潔に言い直せば、
「かけがいのない大切さ」を共有するという統一感を同一性と定義していいのでしょう。
そして通念化するというのは、社会に支持されて理解を集めることになるわけです。
同一性=「かけがいのない大切さ」
企業での「働きがい」が「いきがい」=「かけがいのない大切さ」になるということは、
企業理念では極めて常套的な記述であって、
資本主義という理念・理想の制度になっているということです。
Tags: アイデンティフィケーション, はたらきがいの概略, 信仰の約束, 信念, 同一性, 対語, 帰属する人たちがつま先立つ, 常套記述, 想いを念じる力, 想念, 教条, 条理入念, 現実, 理念・理想の制度, 理想, 理由信念, 理解通念, 理論観念, 社会に役立てる理由, 約束事, 背負っている業, 過去と未来の狭間, 道徳観, 道理概念
Posted in 070 「企業C.I.とブランド」, 資本主義から逃走せよ!
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11月 5th, 2010 Posted 12:00 AM
1800年代に遡及
私は、現代にモノをデザインしています。
現代という現実までの過程を知る大事さを直視します。
特に、私は日本の近代化、その原点はどこなのか、
最も注視してきたことです。
1800年代に遡及します。
そうして、その年毎の史実の事実と真実を見極めることにしてきました。
おそらく、なぜ、デザイナーがそんなことを、と思われるでしょう。
しかし、歴史の虚構は小説に氾濫し、歴史上の人物は、ヒーローとなり、
その歴史性を彩るこれも歴史上の人物はトリックスター化されているものです。
大河ドラマを事例にしました。
おそらく、大河ドラマの見せ場は、坂本龍馬の暗殺シーンでしょう。
しかし、この場面の虚構性があればあるほど、
人間は「虚構の中にえも知れぬ娯楽性」を受け入れるでしょう。
私はこの事実を否定するわけではありません。
小説・ドラマという虚構に、人が娯楽性を希求することは、
デザインによってデザインされたモノが与える感覚と似通っています。
私は、虚構の想像力をあらためて見詰め直したいと考えます。
虚構は理想・幻想・妄想をも娯楽性に変換することができます。
安政の大獄
そしてもし、歴史的事実の事例として、
「安政の大獄」時代に二人の人物を取り上げたとき、
歴史には、「もしも・・・・だったら・・」という仮説は成立しません。
吉田松陰と橋本左内は、同じ牢獄につながれ、罪人として、決して出逢うことはありませんでした。
お互いのやりとりの史実があるだけです。
虚構を断ち切る歴史的事実、
それは26歳にて橋本左内は斬首され、
20日後、30歳にて処刑された吉田松陰への「想像力」です。
史実の現実に、もしも・・・はありえず
「もしも、二人が出逢っていたなら・・・」、
この虚構はありえません。理想も幻想も妄想も消去する「死」だけが歴然としているのです。
虚構の歴史、歴史の虚構よりも、
私は、歴史的史実である、二人の人物の「死」という現実から、
さらに自分が何を見いだしていくべきかを考える次第です。
Tags: 1800年代, ドラマ, トリックスター, ヒーロー, 処刑, 原点, 史実の事実と真実, 吉田松陰, 坂本龍馬の暗殺シーン, 妄想, 娯楽性, 安政の大獄, 小説, 幻想, 想像力, 斬首, 日本の近代化, 橋本左内, 死, 理想, 虚構の中にえも知れぬ娯楽性, 虚構の想像力
Posted in 003「橋本左内」, 056「現実と虚構の狭間で」, 資本主義から逃走せよ!
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7月 4th, 2010 Posted 9:29 AM
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4月 7th, 2010 Posted 7:53 PM
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3月 8th, 2010 Posted 12:01 AM
結果判断
日本の産業構造が国際的立場を危うくしています。
その原因は、すべてに立ち返れば、
「日本人」という意識が、敗戦というトラウマから、
まったく解放されないままだったことに始まります。
むしろ、私は「結果」を評価するべきと考えています。
現在、日本という国家構造と国民の民意と意識、
こうした背景によって明らかに経済的基盤への不安は、
ほぼ失望から絶望にすら至ろうとしています。
「政権交代」への民意期待があえなく失望に変質、
これを私は「結果」と判断しているのです。
したがって、この「結果」を「考察・熟考」するには、
私がデザイナーであることを、
社会化していくことだと考えるわけです。
それはデザイン実務で、
その実例を提示提案することでした。
一つは、「ビジネスモデル」というある意味の理想が、
まったく歪みと曲解が正当化されているという結果です。
「収益構造」は、「利益独占構造」となり、
企業存在性を証明する「アイデンティティ」は、
「社会還元」でしたが、
それは崩壊していることを看過していることです。
綺麗事
デザインを組み入れるには、
「美学性+倫理性」=綺麗事です。
現況に対する綺麗事という無謀さは、
笑いとばされることでしょう。
綺麗事をどこまで訴え続けられるか、ということが、
デザイン・デザイナーの本質を社会化させる道理であり、
なおかつ、デザイナーの綺麗事という二重性です。
私の持ち出した「ビジネスデザインモデル」には、
「収益構造と社会還元」も二重構造になっています。
二重構造
Tags: アイデンティティ, デザイナー, デザイン実務, トラウマ, ビジネスデザインモデル, ビジネスモデル, 二重性, 二重構造, 企業存在性, 倫理性, 利益独占構造, 収益構造, 国家構造, 国民, 国際, 変質, 失望, 崩壊, 意識, 政権交代, 敗戦, 日本, 日本人, 民意, 熟考, 理想, 産業構造, 社会還元, 立場, 結果, 綺麗事, 美学性, 考察, 解放, 証明, 資本主義からの逃走, 道理
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3月 4th, 2010 Posted 10:49 PM
3月4日 先勝(癸丑)
デザインという
理想を追求する営みの成果物である、
モノのかたちの詳細を図面は表現する。
その詳細とは、
大きさ=寸法、材質の指定、
構成と構造などの仕掛け=
これを私は実装と呼んでいる
=である。
『プラトンのオルゴール』
デザイン「製図」はビットの時代へ
Tags: かたち, デザイン, モノ, 営み, 図面, 川崎和男のデザイン金言, 成果物, 理想, 表現, 詳細, 追求
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1月 12th, 2010 Posted 6:00 AM
1月12日 友引(壬戌)
「デザインを決定」するという、
デザイナーにとって
最終決断を迫られる状況が常にある。
その時、
民主主義的な自由さとか平等などを
無視したデザイン手法の方が、
理想を追求していく
デザインの効用としては
確実だと確信している。
『プラトンのオルゴール』
デザイン・対・民主主義
Tags: デザイナー, デザイン 決定, デザイン手法, 効用, 川崎和男のデザイン金言, 平等, 最終決断 状況, 民主主義, 無視, 理想, 確信, 確実, 自由, 追求
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11月 3rd, 2009 Posted 9:09 PM
11月3日 先勝(壬子)
人間は往々にして、
「区別」と「差別」を「分別」できない。
差別が残る。
しかし、
差別をなくしていきたいという夢が、
現代世界の理想としての共通認識、
分別になってきている。
『デジタルなパサージュ』
吾這宝剣、力囲希咄
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