11月 11th, 2011 Posted 1:44 AM
今年、日本は最悪の状況になりました。
歴史的にも政が最悪の時、
わが国は、大天災を迎えると言われています。
私なりの歴史から読み取れる事態は、
「安政の時代」です。
なぜなら、私が最大に尊敬をしているふるさとの偉人、
橋本左内が「安政の大獄」で、
処刑された忌まわしき時代には、
安政の大飢饉から、安政の大地震や大津波まで、
政が最悪の事態に、わが国の国難を迎えているからです。
3.11は、日本を二分してしまいました。
TPPも、日本を二分しています。
そしてそれを引き込んだ「政権交代」こそ、
言葉を失い、ご政道をないがしろにしたリーダー達や、
彼らを取り囲んだ御用学者たちが、
この国難を引き込んでいるのです。
今、私はこれ以上の発言を控えようと考えます。
まさに「夜叉」のごとく、この闇に潜んで、
天変地異を知り尽くすまで、沈黙をしようと思っています。
誰かがこの国に決定的な言葉での政が必要なのです。
言葉あっての政が、この国難を退けるはずです。
「夜叉」は、転変地異に潜んでいることを確認しておきます。
Tags: 3.11, TPP, ふるさと, リーダー, 偉人, 処刑, 国, 国難, 夜叉, 大天災, 大津波, 大飢饉, 天変地異, 安政の大獄, 安政の時代, 政, 政権交代, 日本, 橋本左内, 歴史, 沈黙, 言葉
Posted in 祈望から企望へ
目次を見る
11月 5th, 2010 Posted 12:00 AM
1800年代に遡及
私は、現代にモノをデザインしています。
現代という現実までの過程を知る大事さを直視します。
特に、私は日本の近代化、その原点はどこなのか、
最も注視してきたことです。
1800年代に遡及します。
そうして、その年毎の史実の事実と真実を見極めることにしてきました。
おそらく、なぜ、デザイナーがそんなことを、と思われるでしょう。
しかし、歴史の虚構は小説に氾濫し、歴史上の人物は、ヒーローとなり、
その歴史性を彩るこれも歴史上の人物はトリックスター化されているものです。
大河ドラマを事例にしました。
おそらく、大河ドラマの見せ場は、坂本龍馬の暗殺シーンでしょう。
しかし、この場面の虚構性があればあるほど、
人間は「虚構の中にえも知れぬ娯楽性」を受け入れるでしょう。
私はこの事実を否定するわけではありません。
小説・ドラマという虚構に、人が娯楽性を希求することは、
デザインによってデザインされたモノが与える感覚と似通っています。
私は、虚構の想像力をあらためて見詰め直したいと考えます。
虚構は理想・幻想・妄想をも娯楽性に変換することができます。
安政の大獄
そしてもし、歴史的事実の事例として、
「安政の大獄」時代に二人の人物を取り上げたとき、
歴史には、「もしも・・・・だったら・・」という仮説は成立しません。
吉田松陰と橋本左内は、同じ牢獄につながれ、罪人として、決して出逢うことはありませんでした。
お互いのやりとりの史実があるだけです。
虚構を断ち切る歴史的事実、
それは26歳にて橋本左内は斬首され、
20日後、30歳にて処刑された吉田松陰への「想像力」です。
史実の現実に、もしも・・・はありえず
「もしも、二人が出逢っていたなら・・・」、
この虚構はありえません。理想も幻想も妄想も消去する「死」だけが歴然としているのです。
虚構の歴史、歴史の虚構よりも、
私は、歴史的史実である、二人の人物の「死」という現実から、
さらに自分が何を見いだしていくべきかを考える次第です。
Tags: 1800年代, ドラマ, トリックスター, ヒーロー, 処刑, 原点, 史実の事実と真実, 吉田松陰, 坂本龍馬の暗殺シーン, 妄想, 娯楽性, 安政の大獄, 小説, 幻想, 想像力, 斬首, 日本の近代化, 橋本左内, 死, 理想, 虚構の中にえも知れぬ娯楽性, 虚構の想像力
Posted in 003「橋本左内」, 056「現実と虚構の狭間で」, 資本主義から逃走せよ!
目次を見る