2月 18th, 2017 Posted 12:00 AM
先日欧州に企業留学していたカーデザイナーの教え子から、
「水のドンペリ」と言われる水をいただいた。
そうしたら、これまで認めてきたイタリアの水を思い出しました。
しかし、現代は海外の水は本当に輸入されなくなりました。
それでも私は出張でどこにいっても手に入るevianにしています。
日本の水のペットボトルは
帝国ホテル・ホテルオークラからスタートしました。
最近では水素水が騒がれていますが私は無意味だと思っています。
水へのこだわりは、大きな理由があります。
それは人体の70%は水です。身体は水ですから、
様々な硬水軟水と「おいしい水」を探し求めてきました。
特に最近では、周囲が「癌」になってその相談を受けます。
とてもやっかいな病ですが、医学の進歩はめざましいのですが、
医療機関の技能次第だと思うことしばしばあります。
私は、癌になったら、ともかく民間療法は辞めてほしいこと、
推薦出来る薬剤もありますが、それ以上にペットボトルの水は、
絶対に一種類にしてほしいと私は決めています。
なぜなら、水には様々な種類があって、
水と言っても、硬水、軟水から、水と一概には決していえないと思っています。
最もこれは私の決定事項で
なんら医学的なエビデンスがあるわけではありません。
今回、フランスの「ドンペリに匹敵している水」は
とても美味だったと思いますが、輸入はされているようです。
水にこだわったのは、
高級レストランが決定的に選んでいたあのイタリアの水、
これがもう全く輸入されなくなりました。
したがって、
どこでも手に入る水で自分の身体の水も決めておきたいのです。
水には絶対になんでも構わないということには、
私は反対なのです。
* 『デジタルな火と水を傍らに置く重大さ』
* 『水というエネルギーの国際化』
* 『ペットボトルの水=企業選定C.I.として』
* 『最も重要なエネルギーとしての「水」』
* 「エネルギーの邦訳を決定するためには」
Tags: 70%, evian, イタリア, エビデンス, おいしい水, カーデザイナー, ドンペリ, ペットボトル, ホテルオークラ, 一種類, 人体, 企業留学, 出張, 医学, 医学の進歩, 医療機関, 反対, 帝国ホテル, 技能, 教え子, 民間療法, 水, 水素水, 海外, 無意味, 病, 癌, 硬水, 身体, 軟水, 高級レストラン
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2月 17th, 2017 Posted 12:00 AM
今や出版業界はその経済的状況は相当に悪化しています。
大好きないわゆる雑誌が廃刊に追い込まれています。
大きくは電子出版にてPadで持ち歩けることもあります。
デジタル化で文章や写真などを
本当に手軽に「見る」ことができる時代になりました。
街から「本屋」さんが消えていっています。
それでも印刷された書籍の魅力は
まだ私にはとても捨てられるものではありません。
しかし、私にとってもいつでも手軽さから、
iPadには300冊ほど持ち歩いています。
子どもの頃、雑誌の付録がとても楽しみでした。
最近では女性向けのファッション系雑誌には付録がついています。
しかし、このファッション系雑誌では男女問わずに、
バックやサイフまでの現物がそれなりの完成度で付録になっています。
時に本屋さんで、「今度の付録、かわいい」とかの声を聞くと、
その程度のバックやサイフに何を驚喜=狂気しているのだろうと思います。
よくよく見詰めてみると、確かに商品ぽい、仕上がりになっていますが、
この程度のモノでの評価を私はこのように見てしまうのです。
「本物を知らない」から「かわいい」とかの評価に紛れさせる付録付きという、
この程度の雑誌づくりなのかと思ってしまいます。
もちろん、私は高級ブランドと言われているファッション系のバックについても
「どこで、その皮革が採れ、染色は日本でなければ」とかで、
その高級店舗の店員さんを問い詰めてしまうことがあります。
つまり、こうした特にファッション系雑誌での付録が、
とても中途半端なモノづくりだと判定しているのです。
そういう意味では決してワイフには、こうした付録付きのファッション雑誌、
こうした雑誌購入購買は猛反対します。
それこそ海外の高級ブランドの製品であっても、
プロとして「これは認めることが絶対に出来ない」と購入反対をします。
結局こうした雑誌付録のモノ自体がモノ選択のセンスを壊したのです。
それは「かわいい」とかいう言葉に押し込んだ
低レベルな感覚を押しつけたのだと思っています。
* 『広報誌がまだジャーナリズムである』
* 「印刷の未来はまだ来ない・・・なぜだ」
* 『失われてしまっているジャーナリズムは雑誌に歴然』
* 「街から消えていく店舗だろうか・古書店」
* 「『松丸本舗主義』・松岡正剛へのアフェクション」
Tags: iPad, PAD, かわいい, デジタル化, ファッション系, ファッション系雑誌, 仕上がり, 付録, 付録付き, 低レベル, 写真, 出版業界, 印刷, 商品ぽい, 女性向け, 完成度, 店員, 廃刊, 悪化, 感覚, 手軽, 文章, 書籍, 本屋, 本物, 染色, 狂気, 現物, 皮革, 経済的状況, 見る, 評価, 購入反対, 雑誌, 雑誌づくり, 電子出版, 驚喜, 高級ブランド, 高級店舗, 魅力
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2月 17th, 2017 Posted 12:00 AM
02月17日 先負(乙亥)
「感覚」と「感性」には
文字通りの差異があります。
「感性」とは先天的に
感覚判断をしますが、
その「感覚」は、
後天的にも身体化できるのです。
川崎和男の発想表現手法
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2月 16th, 2017 Posted 12:00 AM
あらためて、私のデザインを再度語り直します。
というよりようやくその時期が来たのではと思うのです。
1989年世界デザイン博・世界デザイン会議の時に、
丁度その頃、デザインでは「製品記号論」が
米国のミシガン州立大学から発信されました。
それを私は世界デザイン会議で、
私の解釈とその実務モデルを紹介したのです。
以後、
プロダクトデザインやインダストリアルデザインでは消えていたようです。
最近ではデザインによる「製品記号論」などには無知なデザイン審査など、
私にはこうした知識や経験、
氏品記号論も知らずのデザインコンペがはびこっていると思います。
このモデルは今では生産も無く、販売もされていませんが、
私の代表作「フリッグ=frig」の一つと自分では思っています。
まったく、機能部位に文字や徴表もありません。
筐体にはネジもありません。
電池の入れ替えにおいても造形そのものが記号です。
私にしてみれば、
ようやくこの「製品記号論」の時代になったのかもしれません。
製品としてこれは「お天気計」です。
赤い玉の下のLEDが点滅すれば、8時間後に晴れになります。
青い玉近辺のLEDは8時間後に雨が降るということです。
一切の表示は、すべてが造形そのものの表現です。
ドーナツ状の円形は雲を表示している具合というわけです。
ここには、「かわいい」という評価などはありえません。
デザイン造形は「美しさ」へ直球というものでなければならす、
それがデザイン造形成果=「製品記号論」表現であったわけです。
それこそ、アプロプリエーションなどはありえず、
デザイン造形の美しさ、美しいデザイン造形が求められていたわけです。
ところが、最近ではプロダクトデザイナーを目指す心構えが、
「かわいい雑貨」などということは、
デザインでは無いということです。
かわいい雑貨というデコレーションがもてはやされている風潮では、
デザインの本質はねじ曲げられているのです。
* 「背面に仕組む製品記号論」
* 『「アプロプリエーション」という芸術手法はデザインに非ず』
* 「亀の子タワシはもう年齢的に無理になりました」
* 『美しさの判定は言語判定での倫理に宿っている。』
* 「ここから教えれば・・・」
Tags: 1989年, LED, アプロプリエーション, インダストリアルデザイン, お天気計, かわいい, デコレーション, デザインコンペ, デザインの本質, デザイン審査, ドーナツ, ドーナツ状, ネジ, ねじ曲げ, フリッグ, プロダクトデザイン, ミシガン州立大学, 世界デザイン会議, 世界デザイン博, 実務モデル, 徴表, 文字, 機能部位, 米国, 美しさ, 製品記号論, 記号, 造形, 造形成果, 雑貨, 雲, 風潮
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2月 16th, 2017 Posted 12:00 AM
02月16日 友引(甲戌)
「かわいい」という評価が
デザインの本質では無い。
「かわいい」というのは、
うわついた感性の曖昧さである、
だから、「かわいい」とか
「かわいさ」を否定している訳ではない。
「美しさ」に「かわいさ」は
相当に大きな距離があるということだ。
川崎和男の発想表現手法
Tags: かわいい, かわいさ, デザイン, 否定, 川崎和男のデザイン金言, 感性, 曖昧さ, 本質, 相当, 美しさ, 訳, 評価, 距離
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2月 15th, 2017 Posted 12:00 AM
02月15日 先勝(癸酉)
一流の仕事には「華」がある。
その「華」には「華美さ」はない。
ところが
一流風の仕事には
「華美さ」だけが目立っている。
「華美さ」とは「黴臭さ」である。
川崎和男の発想表現手法
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2月 15th, 2017 Posted 12:00 AM
第四回KK適塾は、東京藝術大学から名誉教授の河北秀也氏と
大学院教授の北川原温氏を講師に開催しました。
河北氏とは日本デザイン学会50周年記念講演では、
グラフィックDを河北氏が、プロダクトDを私が、二人とも確かに、
デザイン学会の今後に警鐘を鳴らしてお互いに学会に関わらず仕舞い、
今や当時の警鐘はさらに拡大していて、私から言わせれば、
デザイン学は「瀕死の状況」だと思っています。
河北氏のiichiko全てのアートディレクションは、
学術誌出版まで彼のトータルディレクションです。
北川原氏はある建築コンペ公開審査で彼の案を絶賛したこと、
最近のミラノ博日本館の素晴らしさ、
現代も日本のアートも語れることで講師をお願いしたということです。
河北氏の学術誌出版のパトローネ主導までのアートディレクションは、
グラフィックデザインの商業的なあり方には現代のクライアント奉仕よりも、
商業主義を主導するグラフィックデザインは今や唯一だと言えるでしょう。
北川原氏は、今回も長谷川等伯の芸術性を登場させ、
ミラノ博日本館は見事な日本の伝統的な建築様式を
イタリアの地に展開し海外を驚愕させました。
三人ともにいわゆる美術学校出身ゆえに、
学生時代には何を学び遊び、そして三人が今度は教育者となって、
今、次世代には何を期待しているか、
そうした語り合いを観客に聞いていただきました。
私の評価は、河北氏はグラフィックデザインを要としながらも、
かつてのポスターから現代の学術誌出版まで、
今、このアートディレクションは皆無と言っていいでしょう。
日本の伝統的な建築技術の再現、どの現代化から未来性創出、
その裏側には現代アートから日本美術までを語れるのは北川原氏でしょう。
二人とも、私と違ってまだまだ未来を創ってくれるでしょうから、
彼らには16:9のデジタルアッサンブラージュのプレゼ形式を見せ、
コンシリエンスデザインでの「大ガラス」私見を語り継ぎたかったのです。
北川原氏のアートと日本の伝統建築技術、その代表作ミラノ博日本館、
河北氏のアートディレクションと商業主義主導の学術文化創り、
同世代が確実に歴史に刻んだデザイン効果を伝え残したものと確信します。
* 『パトローネが文化を再考察させるデザイン戦略』
* 『アートからの革新=フォンタナの作品から』
* 「長谷川等伯と狩野派の対決から」
* 『花嫁と独身者たちへのデジタルアッサンブラージュ』
* 『マルセルデュシャンの立体化からアッサンブラージュ』
Tags: 50周年記念講演, iichiko, KK適塾, アートディレクション, クライアント, グラフィックデザイン, デザイン効果, デザイン学会, トータルディレクション, パトローネ, ミラノ博, 伝統建築技術, 大ガラス, 学術誌出版, 建築コンペ公開審査, 建築技術, 日本デザイン学会、北川原温、河北秀也, 日本美術, 東京藝術大学, 瀕死の状況, 現代アート, 長谷川等伯
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2月 10th, 2017 Posted 9:53 PM
2月10日
本日はKK適塾 第4回が開催されました。
今回は、
全員デザイン界・同世代という、
これまでなかった組み合わせです。
河北秀也氏と北川原温氏を
お招きしました。
スタートはDNPの紹介から。
川崎とのプロジェクトも
ご紹介いただきました。
iichikoはもちろんのこと、
ご自身のスタートから
お話いただきました。
ミラノの日本館は
日本建築の美しさを示しました。
同世代ということもあり、
思い思いに今のデザイン、
教育、文化、思想、政治
様々な議論が展開されました。
お越しくださいました皆様、
ありがとうございました。
Tags: DNP, iichiko, KK適塾, グラフィック, デザイン界, プロジェクト, プロダクト, ミラノ, 北川原温, 同世代, 建築, 河北秀也
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2月 8th, 2017 Posted 12:00 AM
02月08日 赤口(丙寅)
アナログであれ、
デジタルであれ、
信頼と信頼性の差異性
安全・安心という
望ましさと好ましさが
価値である。
川崎和男の発想表現手法
Tags: アナログ, デジタル, 価値, 信頼, 信頼性, 好ましさ, 安全, 安心, 川崎和男のデザイン金言, 差異性, 望ましさ
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2月 8th, 2017 Posted 12:00 AM
街が街らしくその活気を最も感じるのはこうした回転焼き屋さんです。
小学生時代はよくのぞき込んでその作業を長く見ていたものです。
私が今最もよく知っているのは新大阪駅の「御座候」という今川焼きと、
月に一度は必ず映画を観に行く京都寺町の鯛焼き屋さんです。
改めてこのブログに取り上げたのは、
鯛焼きでも、これは「天然物」という名称があると知ったからです。
確かに鯛焼きゆえ、その鯛も回転焼きにすぎないにもかかわらず、
「天然物」?、この名称に心惹かれました。
そして思い起こすと鯛焼きでもこの寺町で月に一度は食べるのですから。
先般京都で確認してみると回転鯛焼きのその道具で明解に分かりました。
(そうか、天然物だったんだ)と凄く嬉しくなったのです。
つまり、鯛焼きの型はすべて一匹一匹を回転させるのです。
これは労働量は相当なものですがあんこが確実に鯛焼きの尻尾までです。
店先にはなんと「天然物」と銘記がありました。
なんだかとても嬉しくてしかもこの「天然物」とした商売にとても喜び、
流石、天然物だから凄いというほど、自分を納得させたのです。
「鯛焼きは天然物に限る」というもはや私の理念が決定してしまいました。
このアナログ性は生き残ってほしいと思います。
それこそ、最近はご当地名物がEコマースや「ふるさと納税」で入手出来ます。
この便利さは淘汰されるはずでしょうし、そうあってほしいのです。
それは商品価値の問題です。
価値とは「望ましいコトと好ましいコト」です。
しかもこの価値には信頼と安全と安心が必ずなければなりません。
それは人間という不完全な存在だからこそ、
人間のしかもアナログな手づくりには、
信頼性・安全性・安心性では不足していることを
デザイナーは再考すべきと考えています。
* 「実演販売を見るのは大好きだから、道草文化が必要だ」
* 『PPMはすでに図表表現が異なっている=KK適塾』
* 『ゲームコールセットの信用と信頼にある価値』
* 『四句分別にある明解な「的」は曖昧性を強化する』
* 『デザイン領域の「統合」による安全・安心・防災・防犯』
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