kazuo kawasaki's official blog

Archive for 10月, 2016


『100円ショップの明晰さと確実に連鎖する美知らず』


   


     10月 5th, 2016  Posted 12:00 AM

100円ショップで買ったいわゆる「孫の手」。
「孫の手」というこの商品は庶民の産み出したある意味では優れたモノです。
果たしてこの商品では工芸品とでも謳われれば10万・5万のモノもあります。
しかし100円ショップでも充分に使い勝手が行き届いています。
孫の手がデザイン対象にはおそらく決してならないでしょう。
問題解決の商品としては、背中を搔くことの応答商品であり、
ゴルフボール風の肩たたき機構さえそろっていて、
なおかつ100円ショップ商品ですから、きわめて日常品だと断定できます。
大手のそれも巨大な家具商品ストアに行けば、デザイナーなら驚くばかりの、
盗作だらけ、いやこういうのをジェネリックプロダクトと言うのでしょう。
自分のデザイナー倫理観、デザイナー正当職能観では、
決して許容できるモノ・デザインではありません。
けれども日常生活では自分自身もこの手の商品は自宅にあります。
何が応答商品か?ということで、考えれば、
いわゆる「使用感」だけがまかなえれば、100円ショップ商品で充分。
車や時計、あるいは万年筆などでは「所有感と使用感」において
確実に納得するモノであることが必要充分条件です。
それこそ、プロのデザイナーとしては決してジェネリックプロダクトも、
ましてや盗作などは非難どころか告発とさえ自分は職能倫理を守ります。
今年度のすでに制度となっている国家的なGマーク商品の選定では、
元審査委員長としてはなぜ?、コト重視?、仕組み重視?、美は?
審査委員資格としての問題解決での応答・回答・解答、
そして性能・効能・機能、価値性、未来創成と継続性の日本らしさは?
100円ショップ的な応答商品のそれこそ見事な羅列に、
わが国経済が存分な低迷を反映し、そしてその哀れさに心痛です。
明言します。
審査委員失格者は相当存分に「美知らず」が存在していることです。

* 『大物主神から事代主神、このコンテクストの卓球台』
* 『アンチテンションはコピーされている福井産の革新技術』
* 『愛着と愛用がデザインの全体価値である』
* 『造形デザインがレジリエンスデザインを具体化解答』
* 『モノ真似防止、他のデザイナー作品は暗記すべきだ』


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10月5日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     10月 5th, 2016  Posted 12:00 AM

10月5日 先勝(庚申)

「書く」発想と
「描く」発想、

絶対的に、「描く」、
これが発想の根本である。

川崎和男の発想表現手法


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10月4日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     10月 4th, 2016  Posted 12:00 AM

10月4日 赤口(己未)

図の構成要素に
三角形
四角形
これをどのように
書くか、
描くか、
この図一つで
発想を強化出来る。

川崎和男の発想表現手法


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『ローカルな受賞なれど、とても大きな受賞でした』


   


     10月 4th, 2016  Posted 12:00 AM

若い頃はデザイン賞を常に狙っていました。
何と言っても国内では「毎日デザイン賞」や「国井喜太郎産業工芸賞」、
世界的には「国際インダストリアルデザイナーズ協会特別賞」という
ICSID Excellent Awardはまだ私で2名のみです。
デザイン賞はそれなりにおおよそはいただきました。
そしてこの度は「越前市市政功労賞」を県外にも関わらず受賞。
ともかく、越前市に前入りして翌日受賞式に、と思っていましたが、
伝統工芸、越前打刃物「タケフナイフビレッジ」は34年になり、
産地のメンバーから、ともかくこのホテルに来て欲しいと言われたので
ホテルに車で着くと1時間も遅れていましたがやっと到着。
なんと「受賞パーティ」が準備され、越前和紙、漆器、高校の同級生から、
スタート時から支援してくださった美大時代の空手部先輩、
武生市工業試験場で最初に出逢った人までが迎えてくれました。
とても驚愕するとともに自分自身はもう表彰をする立場ですが受賞を受諾。
いわばローカルな賞かも知れませんが、
実は、越前打刃物産地に飛び込み、「タケフナイフビレッジ」を設立。
第二世代の若者がいっぱい跡継ぎが生まれたこと褒章者も2名輩出しました。
伝統工芸産地が、これほどのことをやっていただけるとは、
どんな国際的な受賞よりも価値ありしかも懸命に取り組んでからでしょうか。
その成果は見事に開花してきたことには自負心もあれば、
まだまだ鍛えたい仲間達がこれほど待ち受けてくれたことに大感激。
サプライズでのケーキまでが準備には、涙ぐんでしまって、
「俺を泣かすなんて、なんてことだ!」って涙声になりました。
賞状は「越前指物の額縁と越前和紙」でした。
ローカルで懸命だったことは今もこれほど護って貰える素敵な夜と
そして大きな受賞をさせていただきました。
「指物」についてはデザイナーとして改めて書き残したいと思っています。

* 『Max Billの賞杯があったことを思い出した』
* 『伝統工芸産地を補助金漬けから開放し法律の改正が必要』
* 『親方二人目の褒章受勲・タケフナイフビレッジ』
* 『毎日デザイン賞・同時受賞の佐藤晃一氏が逝去した。』
* 「タケフナイフビレッジ第二世代へ理念を伝える」


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staffblog 10月1日


   


     10月 1st, 2016  Posted 10:37 AM

10月1日

越前市表彰式に出席し、
市政功労賞を市より賜りました。

これまでの活動を評価いただいたこと、
それを仲間が喜んでくださったことが、
川崎にとりまして
大きな喜びになっています。

ありがとうございました。

最後はみなさんで記念撮影です。


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10月1日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     10月 1st, 2016  Posted 12:00 AM

10月1日 先負(丙辰)

図に至るには
「表」があります。
縦軸と横軸にまず数字がある。
これを
「図表」
円グラフ
棒グラフ
折れ線グラフにする。
これは小学校低学年で学びます。

川崎和男の発想表現手法


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