9月 26th, 2014 Posted 12:00 AM
「織り込む未来」をテーマに、織物工業に取り組む若手たちを
私はこれまでのデザイナー経験から新ブランド設立をめざしました。
私のふるさと福井は繊維生産を地場産業にしています。
30代時代も取り組んだことがありますが、商品化に至らずでした。
幼い頃には、母の実家で祖母の兄さんは大きな繊維工場を経営し、
母の兄は繊維のエンジニアで、繊維の大企業その北陸支店長でした。
私の周りには繊維産業関連が一杯にあり、
東芝時代はスピーカーのサランネットやニットを必ず福井産を選別。
繊維には深く関わってきていますから、特に、絹織物から、
人絹=レーヨン、そしてポリエステル繊維は追いかけてきました。
私にとってそれはデザイナーとして、
やっと繊維を身体から離脱やこれまでよりの進化を意図しています。
日本の貿易アイテムの二番目が生糸でしたが、欧米からの依頼で、
生糸は羽二重に変わり、最大の輸出品目になります。
この歴史性は子どもたちにも伝えるべきであり発表会に紹介します。
さらに、織物の感性評価はありましたが、これも応用は未然です。
オノマトペ=擬音語で、幼児たち感覚も検証しました。
七つの感性評価をこれから繊維評価に応用する手法も見せます。
しなやかさ・はり・こし・ふくらみ・ぬめり・きしみ・しゃりです。
この感覚を基盤に、まず、「大袱紗」から商品化を開始します。
かつて、福井は落下傘を生産していましたから、大戦災を受けます。
落下傘の繊維技術にもどれば、それは新たなポリエステル産地復興、
私はデザイナーとして、新たな工業製品に、適用を考えています。
絹、綿、こうした自然繊維をポリエステル繊維は超えてきました。
繊維の糸、撚糸、表面加工、染色、全てが未来に向かっています。
やがて、トランスポーテーションまでが繊維になるかも知れません。
新素材・HUBTAEは、未来を織り込む産業になってほしいのです。
『「羽二重」ブランドの発表を決定する!』
『幼児たちの布感覚=感性評価実験から最学習』
『布の感性評価はこれまで無かったからこそ』
Tags: HUBTAE, きしみ, こし, サランネット, しなやかさ, しゃり, トランスポテーション, ぬめり, はり, ふくらみ, ふるさと福井, ポリエステル産地, ポリエステル繊維, 七つ, 人絹=レーヨン, 地場産業, 大袱紗, 感性評価, 新ブランド設立, 新素材ブランド, 染色, 絹, 絹織物, 綿, 繊維のエンジニア, 繊維の糸、撚糸、表面加工, 繊維生産, 繊維評価, 織り込む未来, 織物, 羽二重, 自然繊維, 落下傘, 袱紗, 貿易アイテム
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9月 25th, 2014 Posted 12:00 AM
私は自分のデザイナー経験で最も中心的な開発は、
「素材開発とそのデザイン」だったと思っています。
最近の仕事もほとんどが新素材開発に最も注力しています。
その新素材は、オーディオ機器開発で学んできた賜です。
おそらく、デザイナーにとって多種多様な素材は、
オーディオ機器、カーデザインで最も学ぶモノだと考えます。
オーディオ機器は、自然素材の木材から繊維はスピーカーで学び、
プラスチックもエンジニアリングプラスチックにおよび、
軽量で内部比重や高密度性などでは当然チタンからマグネシウムまで
それらが、最も明確に試されるのはカートリッジでした。
現在も超軽量で丈夫さや振動制御ではボロンがあります。
だから繊維の新素材はボロンを訴求しています。
チタンなどが新素材というのは、私が30年前にメガネデザインをして
とても遅れていることにびっくりしたぐらいです。
エンジニアリングプラスチックにさえまだメガネは至っていません。
ジュエルトーンのカートリッジでは、カンチレバー部にすでに実用し
しかもチップにはダイヤモンドを使っています。
当時、私はヘッドシェル筐体に厚みあるトップデザインをして、
カートリッジ筐体に振動を抑えてシェル取り付けも最大面積を意図。
結果、カートリッジ内部ではまったく振動系を断ち切りました。
そして、カンチレバーでの針圧制御に苦心して理想形態をデザイン。
それでも当時の針先チップにはゴミ・チリが残りました。
そのために、レコード盤センターには自重器にクリーナー布地で、
レコード針を降ろす寸前に、チリ取り作業までを考慮していました。
レコードから音を引き出す工夫は、心遣いと新素材開発を
ほとんど同次元で完成させるデザイン=問題解決をしていました。
だから、今もデザインをスタートさせるときには、
まず、現状の素材を一新できないかと、その開発から始めています。
その当時は、内部構造も私がそのレンダリングまで描いていました。
Tags: エンジニアリングプラスチック, オーディオ機器開発, カンチレバー, クリーナー布地, チタン, チリ, デザイン=問題解決, プラスチック, ボロン, マグネシウム, レコード針, レンダリング, 内部比重, 多種多様な素材, 振動制御, 新素材開発, 木材, 素材開発, 繊維, 自然素材, 自重器, 超軽量, 針圧制御, 高密度性
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9月 25th, 2014 Posted 12:00 AM
9月25日 己亥(仏滅)
デザイナーは、
「ことば」と「かたち」を
同等に使いこなす、
これは技術が不可欠である。
「かたち」教育に偏重している学校では
「ことば」教育を度外視している。
そのような教育機関では
これからのデザイナーは育たない。
「かたち」を「ことば」に
「ことば」を「かたち」に
この教育が大不足している。
「川崎和男 強い人弱い人」
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9月 24th, 2014 Posted 12:00 AM
9月24日 丁酉(先勝)
PCは明らかにデザインツールだ。
しかし、
PC主体のデザインは
デザインを清書しているにすぎない。
それでも、もう一つは
デザインツールとしての
「情報発信性」には
これを多用する技術が不可欠だ。
「川崎和男 強い人弱い人」
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9月 24th, 2014 Posted 12:00 AM
レコード再生ではカートリッジ性能がまず音の入り口として重要。
したがって特にオーディオマニアはカートリッジに詳しいのですが、
私はそのカートリッジに対して、リード線とヘッドシェルに注目して
リード線も、リッツ線とリボン線、その素材は銅線と銀線、
どれにも金メッキを施して、リード線の選択巾を増やしました。
明らかに、銅線でも、その線形状がリッツ線かリボン線かで、
音は明白に変わりました。それは音楽ジャンルと使い分けが可能。
音楽ジャンルは、東芝時代、特にモーツアルトのピアノ協奏曲は
耳で暗記させられるほど訓練されていました。
ともかく、ピアノほど周波数が幅広くあり、これを主体にしました。
入社するまでほとんどクラシック系は避けていましたが、
ほとんど教科書的に教え込まれていましたから、リード線を
全ての素材と線状形式で選択肢ある商品アイテムを完成させました。
さらに、ヘッドシェルもアルミ素材とまだ開発中であった
マグネシウム合金=超軽量で振動制御素材をおそらく最初に
シリーズ商品化できたと考えています。これはすでにAurex時代に
エレクトレットコンデンサーカートリッジのシェルで試用しました。
また、ヘッドシェルはネジ止めするのですが、その位置決めから
ネジを面止めする形式の形態にして、リード線も自由に選べました。
ともかく、私は当時のレコード盤に関わる商品をシリーズ化する、
そのブランド商品シリーズ化はトップクラス化を狙っていました。
この商品シリーズで世界的にも最初の商品化に成功したのは、
リッツ線だけではなくてリボン線、ヘッドシェルでの新素材、
しかもネジ止めを丁寧に位置設定用の目印方眼線も印刷。
マニアによっては、決定したカートリッジはネジ止めしてしかも
すべてを接着剤で接着固定しているカートリッジ12本には本当に
圧倒されたことがあります。
その当時のオーディオ評論家の批評では、彼らの能力がズバリ、
読み取って分類することまでできました。
真実プロの評論家を決定して、あとはインチキ評論家ばかりでした。
ともかく、こうした経験は今の私のデザインにつながっています。
「カートリッジデザインのフィニッシュワーク」
Tags: アルミ素材, インチキ評論家, エレクトレットコンデンサーカートリッジ, オーディオマニア, オーディオ評論家, カートリッジ, カートリッジ性能, クラシック系, ピアノ協奏曲, ヘッドシェル, マグネシウム合金, モーツアルト, リード線, リッツ線, リボン線, レコード再生, 周波数, 金メッキ, 銀線, 銅線, 音楽ジャンル
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9月 23rd, 2014 Posted 12:00 AM
9月23日 丁酉(先勝)
デザイナーは先進性を身体化する。
これは鉄則だと
私は考えている。
その先進性とは、
未来
将来
そして
明日を創る職能だから。
常に前向きになること、
それが大好きである。
この大好きさが
「先進性」だと思っている。
「川崎和男 強い人弱い人」
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9月 23rd, 2014 Posted 12:00 AM
私がジュエルトーンで心血を注いでデザイン懸命だった一つは、
カートリッジのデザイン設計でした。
音響はまず、レコード盤から音を検出して、この入り口で音が決定。
しかもこの小さな機器は高額なモノですから、輸出には最適です。
さらに、この設計では新素材とダイヤモンドが駆使されて、しかも、
最も大事なことはコイルの巻き方に依存することになります。
私はおそらく世界で商品化されているカートリッジは
すべて聴いてきたと思っています。
東芝の試聴室は総研(現中央研究所)と磯子の音響工場内には
すべてのカートリッジや名作のスピーカーと新作機器がいつでも
自由にレコード盤を聴いていました。
ある時期からレコード企業から私宛に試聴盤が届くまでになり、
試聴盤いっぱいで買ったことがありませんでした。
車イスになって、オーディオを廃業にしようとさえ考えていた私を
当時まだ勢いのあったナガオカの試聴室によばれて音を聴きました。
「川崎さん、もどって来ないか?」ということで、
私は赤坂にナガオカがパトローネになってもらって、復帰しました。
ナガオカの経営陣と喧嘩をして別れることで体も壊して、
ふるさとに戻ったのですが、ジュエルトーンでのカートリッジは、
今もナガオカが復活して未だにとても高額なままに売られています。
デザインはまったく変わっていません。パッケージは当時、
厚肉成型のままに、音楽ジャンル毎にカートリッジ変更が可能です。
一度、私の作品として買おうと思っていましたが、
全てはとても高額になりますが、すべて揃えて置きたい気持ちです。
カートリッジにはマニアには神話がそれぞれにありますが、
なんといっても、カートリッジ、リード線、シェルそれぞれに対して
私はやはり振動と針先への問題解決をしていますから、
デザインとしてはとても自信作だと今でも自負しています。
このカートリッジ、リード線、シェルについて書き残すつもりです。
今でもオーディオ機器は売られていることを考えると、
私はとても素晴らしい領域から、デザイナーになれたと幸運でした。
Tags: アナログの極致, オーディオ機器, カートリッジ、リード線、シェル, コイルの巻き方, ジュエルトーンで, スピーカー, ダイヤモンド, ナガオカ, パッケージ, パトローネ, マニア, レコード再生, レコード盤, 厚肉成型, 新作機器, 新素材, 磯子, 総研, 試聴盤, 音響工場
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9月 22nd, 2014 Posted 12:00 AM
この二つ、機械式時計の革新を狙った高級ブランド時計の話です。
エルメスは時計アイテムはブランド商品力がきわめて弱く、
ここ5年ぐらいにようやく100万円を超えるそれも機械式時計、
その商品化ではスイスの時計メーカーを買収してのことでした。
50万の時計などとてもエルメスでは無理で16万のクリッパーでした。
そこでエルメスが考え抜いたデジタルとアナログの時計、
それもアナログ表現の裏にデジタルを隠したデジタル時計でした。
エルメスが企業戦略では重大な商品でしたが、
その企業戦略はまったく時計業界を震撼不可能に終わりました。
それから数年後、ルイヴィトンはエルメスのエスパス機構を
自社ブランドに加えて、彼らもデジタル時計を
機械式に隠した方式で革新を狙いました。
国際的なヨットレースは彼らの企業PRで大きな訴求力が決め手。
私はこの二つを所有していますが、実際はほとんど使いません。
スイスが国家戦略で時計学校と国立時計師制度を創り上げたのは、
日本でクォーツ時計が特許フリーで発売になったときからでした。
日本のクォーツは、国際競技の公式時計認定をほぼ10年間。
この期間にスイスの国家戦略は150万から2000万円ラインを
したたかに機械式・ブレゲが大発明のトゥールビヨンを発案、
その歴史性を制度化することを教育・資格・展示会で戦略化しました。
私はスイスの機械式=アナログをきっちりと守り抜いた怖さを見ます。
その恐ろしさは価格帯に反映しています。
30万から800万の機械式時計販売の見事さに潜んでいる国家戦略。
果たして、アップルウォッチはこの牙城を壊せるでしょうか?
つまり、機械式=アナログ性は左手から離れることの難しさです。
それを代表しているエルメスとルイヴィトンは見事に敗北しました。
今や、あらゆるスポーツの公式認定時計、そのブランドが
なぜ、公認されていくのかは確認していく必要があります。
スイスの見本市、国家戦略なる産業には永世中立国家の強さです。
『クロノグラフという発明はピクト表現の始まり・・・?』
「デザインすることの勘違いは大間違い」
「もし・・・という話題の問題解決は応答」
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9月 22nd, 2014 Posted 12:00 AM
9月22日 丙申(赤口)
戦略立案は
デザイナーの実力に直結した力量である。
特に、企業戦略でのデザインは、
コトのデザイン、
つまり「情報化戦略」である。
電話はかけた回数しか
かかってこないが、
情報はその発信化が戦略の中心。
そしてその情報化デザインは
「美しいコト」が求められている。
「川崎和男 強い人弱い人」
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9月 21st, 2014 Posted 3:00 AM
9月21日 乙未(大安)
デザイン手法は必ず革新性が必要。
常に手法は革新されなければいけない。
そのためには、
デザインの技能
デザインの技術には
基本的な訓練が基盤である。
訓練された技能を
デザイン技術として持っていなければいけない。
「川崎和男 強い人弱い人」
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