kazuo kawasaki's official blog

Archive for 7月, 2011


7月9日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 9th, 2011  Posted 10:00 AM

7月9日 友引(乙丑)

安全であるためには、
安全と安心を常に配備した
ものづくりに心をこめるべきであると
考えることができる。

『デザインという先手』手抜き 不可欠である誠実さ


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「海事システムデザイナーが必要」


   


     7月 9th, 2011  Posted 12:00 AM

教育アライアンス。
合同の教育プログラムです。
これからはこの教育システムでしょう。
「関西海洋教育アライアンス」。
四年目を終えました。
海事・港湾・船舶・造船などにデザイン論を展開しています。
大阪大学院・神戸大学院・大阪府立大学院一年生が対象です。
海洋システム工学に、デザインを二つの方向から教えています。
デザインマネージメント、デザインディレクションです。
私はデザインディレクションを担当。
デザインマネージメントは、プロの専門家を客員教授として招聘。
デザインマネージメントでは、コト(海事関連)からモノへ、
デザインディレクションでは、モノ(船舶・造船)からコトへ、
この二つを組み合わせて、チームによる発想から調査を、
表現としてスケールモデルでの造形デザインまで具体化します。
最後はプレゼンテーションをして修了というプログラムです。
今年度は、あえて「災害・救援」を海事システムにというテーマ。
メガフロート・ユニットモジュール船舶・発電メガフロート、
この三つの提案がありました。
これからの日本にとって、「メガフロート」は日本の生産物として、
大きな期待に応えられるモノになるはずです。
これから海事システム・造船や港湾設計に関わっていく学生には、
重要な分野になるはずです。
しかし、特に、港湾関連での「メガフロート」建造計画は、
まったく実現されていません。
理由は、日本の政治システムと連関しています。
しかもいわゆる政治家の建設族とか土木族に、
まったくこの発想が無いという事実があります。
すでに韓国の釜山港湾システムは、
まさしく海事関連での港湾計画では日本を追い抜いています。
日本の港湾には、接岸できる船舶の大きさにも制限があります。
海に囲まれたわが国の、海事=港湾と船舶、
この領域に新たな世代を育成していく重要性を、
私はこの4年間しみじみと体験することができました。
そして、Ship of the Yearの審査委員も拝命していて、
本来なら「船酔い」体質ですが、船舶と港湾から、
あらためてこの分野に、
海事デザイナーという職能が必要だと確信しています。

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7月8日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 8th, 2011  Posted 10:00 AM

7月8日 先勝(甲子)

人間そのものが不完全である。
その不完全な存在が、
どれだけ工夫に工夫を重ねようが、
完全さを生み出すことはできない。

『デザインという先手』手抜き 不可欠である誠実さ


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「日本のProduct Desigerを日本から」


   


     7月 8th, 2011  Posted 12:07 AM

「DESIGN TOKYO」展、
2年目になります。
若い世代・次世代デザイナーには、
今国内コンペがありません。
あるのは、企業が自分の企業戦略として、
自身の企業商品アイディアを求めるものです。
したがって、次世代には自分のアイディアを
自由に発表する機会がありません。
海外の有名な見本市での発表は、
相当の出費を余儀なくされ投資効果ありません。
またそうした知名度のある見本市では、
出展させて見本市企画会社がある意味では、
次世代から出展料を取るだけの所も目に付きます。
最近では韓国や近隣の若手デザイナーは、
欧米でのそうした出展はしていませんから、
ある意味では日本人はカモにされているようです。
そうしたこともあって、
おおまかなテーマ、椅子・照明器具・スピーカーに、
今年は途中から防災グッズも加えてみました。
椅子などはやはり商品化までが困難さがありますが、
照明器具・スピーカーはあと一息で商品になるようです。
今年はMoMA のキュレーターや実力あるバイヤーに、
審査委員をお願いしました。
来年はもっと「実務で支援体制」を固め、
「日本から次世代デザイナー存在」を発信させます。
私自身は30代に米国・Accent on Designから、
デビューしました。
当時、米国でいきなりCNNに作品が取り上げられ、
会場でいきなりの取材に躊躇ばかりしていました。
プロデューサーに言われたのは、
「売名行為に徹しなさい!」。
日本人として生きてきた私にとって大ショックでした。
海外進出するなら、もっと自分を商品化することです。
今回、出展している人たちにも、
カタログは英語でとか、海外ならこの展示会をとか、
製造コストを考えると、この部品は海外でとか、
私の体験や情報を伝えました。
もっと、次世代にはいっぱいノウハウを伝える覚悟です。

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7月7日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 7th, 2011  Posted 10:00 AM

7月7日 赤口(癸亥)

私はものづくりに関わっている。
そして確信しているのは、
完全に安全なモノは
決して造り出すことはできないということだ。

『デザインという先手』手抜き 不可欠である誠実さ


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7月7日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 7th, 2011  Posted 10:00 AM

7月7日 赤口(癸亥)

私は、ものづくりに関わっている。
そして確信しているのは、
完全に安全なモノは
決して造り出すことは
できないということだ。

『デザインという先手』r手抜き 不可欠である誠実さ


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「日本の文房具業界は元気だ」


   


     7月 7th, 2011  Posted 12:00 AM

ISOT。
International Stationary
& Office Product Fair TOKYO
「国際文具・紙製品展」に、
審査委員長3年目になります。
この展示会は、アジアでは最大の見本市です。
すでに22回目になります。 http://bit.ly/oSrWIa
一般的には「日本文具大賞」というのを選別します。
部門としては、
「デザイン部門」と「機能部門」にして、
それぞれの大賞を選んでいます。
国際的にも、文房具や紙製品・ノートなど、
様々な文房具が応募されてきます。
今年は、優秀賞から全てが「日本製」でした。
あらためて「デザイン」という視座と
「機能」という視座で、
デザイン専門家2名専門誌編集長3名で選別しています。
あえて「デザイン」というのも、
単なる「外観や装飾性」ではなく、
企業姿勢やユーザー価値性への統合的で、
文房具の未来を示唆しているモノを選んでいます。
「機能」は、素材から文房具性能やメーカー理念までを
審査側は判断してします。
時に、海外製が入ってきますが、
今年は全てが日本製でした。
文房具のアイテム数から、その多様性においては、
日本は最高の「モノづくり」をしています。
きわめて、日本の文房具業界は世界でトップです。
私は、この日常性に最適な価格と使い勝手では、
日本人の「思いやり」に優れた業界の元気こそ、
Made in Japan as No.1だと断言します。
この業界の元気こそ、今、日本、日本人の、
徹底した元気さで有り続けてもらいたいと願っています。

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7月6日Staff Blog


   


     7月 6th, 2011  Posted 6:40 PM

7月6日

第20回 日本文具大賞の表彰式(ISOT)に、
審査委員長として
BOSS(川崎和男, Kazuo KAWASAKI)
が参加しました。

第22回日本文具大賞グランフリはこちら


日本文具大賞展示コーナー


デザイン部門と機能部門の
グランプリについてのコメント取材など、
受賞各社も数多くのメディア取材を
受けていました。


同時開催のDesign TokyoとProto Lab。


Desin Tokyoで
BOSS(川崎和男, Kazuo KAWASAKI)
と審査をご一緒した藤巻さん


Design Tokyo会場


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7月6日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 6th, 2011  Posted 11:42 AM

7月6日 壬戌(大安)

常に
「かたち」と「ことば」は相対論的な
関係にあると考えてきた。

『デザインの極道論』あとがき


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7月5日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 6th, 2011  Posted 12:03 AM

7月5日 辛酉(仏滅)

私は、デザインとは
最終的には目に見えるかたち、
あるいは目には見えないけれどもなんらかの
問題解決したことを、
かたちとして認識できるように
提示する営為だと考えている。

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Posted in APHORISM


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