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「お盆・精霊馬の風習は願いを込めて、今年も!」


   


     8月 13th, 2013  Posted 12:00 AM

正直、私は連休が嫌いです。
なぜなら、何かアイディアが出たときにスタッフがいないため。
しかし、お盆が近づけば私には役目があります。
精霊馬と呼ばれるお供えを造ることになります。
お盆の風習を熟知しているわけではありませんし、
あの世から亡父はじめ亡くなった人たちが帰ってくるということ、
それを信じているかと言えば、それを願っている単純な想いです。
いつも精霊馬の素材である、サツマイモ・茄子・キュウリでした。
ところがなんと今年はそうした素材がセットで販売されてました。
最近は、人生は一度っきりであり、
決して、あの世で母や父、祖父達祖母達には会えないと思います。
それでも、この伝統的風習の意味を受け止めています。
今年は素材がセットだったので、私なりに意味づけました。
サツマイモは、馬のごとく俊足であの世に迎えに行くのでしょう。
茄子はあの世にゆっくりと戻るためだと思います。
サヤエンドウやホオヅキ、そして里芋が二つもありました。
多分サヤエンドウは、よくわかりません。
ホオヅキは、灯りを入れて場所を示すのかもしれません。
里芋は母が大好きでしたが、(私は苦手)
里芋の馬でお土産を持ち帰ってもらうのだろうから、
今年はたくさんおみやげになるお供えが必要だと思い込んでます。
かつて私が敗血症で生死の境にあるとき、
ワイフは仏壇に手を合わせたそうです。
そうしたら、ワイフのお母さんから電話があって、
これまで茶室風和室に置いてある仏壇を、私の寝室に配置換え、
それも突然の電話で、彼女は仏壇を移動したとき、
私は重篤状態から、必ず生き返ると彼女は実感したらしいのです。
宗教とは新興宗教に狂うのではありません。
ただ先祖への感謝という単純明快な願いにすぎないのでしょう。
精霊馬という日常的な野菜を馬に見立てて、
先祖への風習的なお盆という儀式には素直に迎えるつもりです。


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「HMD・『単眼タイプスカウター』を米国でプレゼンは失敗だ」


   


     8月 12th, 2013  Posted 12:00 AM

ベンチャー企業の能力を想い知らされたプレゼンがありました。
スカウターを商品化して、単眼タイプのプレゼンをしました。
私が随行すべきだったとつくづく思います。
米国で仕事をして、どれほど日本人であることゆえの体験、
それ以来私は、米国と対峙していくことを決意していますが、
このプレゼンも同様でした。
「アメージング」と評価を受けたとの報に私は怒りました。
彼らがそういう表現の時は、評価などしていません。
プレゼン現場で、彼らが黙り込むことが成功の証です。
結局、これらのアイディアは同時進行だったのかもしれません。
が、彼らがこの企画内容に確信をしたことは確かです。
以後、このメーカーがフリーランスのプログラマーを、
彼らのチームに入れた情報も聞こえてきました。
私は密やかに彼らとの競合が始まっていることを冷静に受け止め、
なんといっても1994年代からHMDをスカウターと呼び、
さらに、瞳孔距離や頭眼部位への装着性能を知る限り、
絶対に勝つ、ということをチームにも言い聞かせています。
いずれにせよ、眼球周囲は製造物責任に取り囲まれています。
なんといっても、現状のCPUやLSIの発熱と冷却は問題です。
さらに電源・バッテリー関連技術は世界的にも、
まだまだ能力不足があります。
だとするなら、光学とメガネスタイルの実装性が決め手です。
いづれ、リアル画像にバーチャル画像、
何をOSにすべきであり、ジェスチャーインターフェイスまで、
統合的なデザインが求められています。
空中での触覚性能にも新たな技術が必要です。
そして、何よりも重大なことは、
こうしたプロジェクトを意志決定できる経営者能力が、
現代日本に大欠落していることです。
現場の能力が最大に発揮出来ないでいることに、
私は大きなストレスを感じています。
国難の最中ゆえに、大きな意志決定できる経営者を望んでいます。


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「HMDを『スカウター』と呼んでいる・商品化されたモノ」


   


     8月 11th, 2013  Posted 12:00 AM

メガネフレームのデザインをしている私には、
瞳孔距離の設定と顔面から頭部周囲の適合化をねらって、
私のブランドでの製造企業とベンチャー・スカラ社で、
HMDは「スカウター」という名辞をして今も販売しています。
深夜のテレビ番組で紹介されて一時ヒットしました。
この造形であるプリズム反射が今も応用されているモノ、
グーグルグラスなどには大不満が残っています。
つまり、このプリズムと瞳孔距離設定は困難です。
この当時に、「ドライ・アイ」の問題が浮上しました。
モニターを見つめることで、目に負担がきているのは、
青色反応の生理現象以上に、角膜の乾燥が問題なことであり、
モニターの青色よりも、むしろ私は近赤外線の問題があります。
特に、モニターが「プラズマディスプレイ」は大問題が、
総務省も欧州からも問題視されていて、
その頃、欧州は日本からプラズマ輸出に規制をかけました。
結局、当時厳しく批判していた私までバッシングをうけましたが、
すでに、国内企業はすべてプラズマモニター生産は撤退しました。
この当時からすでに商品化してきた系譜を現在生かしています。
根本は、液晶や有機ELなどを光学系にどう実装するかでした。
ようやく、今進めている画像表示は実像と虚像の組み合わせです。
バーチャルとリアル画面を眼前に、
それも瞳孔距離はすべての人が異なっていますから、
位置選択ではなくて、自分の瞳孔距離を自己決定できるべきです。
そういう意味では、この商品化はある段階でしたが、
今でも、自分一人で十分にスマホにある映画は楽しめます。
そして、これもすべてがβチタン製ですが、
顔面装着性能は確実な設計にしています。
これもその当時に工学と光学と実装を眼球にメガネ化しました。
この経験は非常に大きかったと思います。
これまでのプレゼンテーション画面は、
明らかに未来を創出する「統合デザイン」の実例設計です。
こうした経験が、新たな「スカウター」デザインに繫がってます。


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「HMDのこれまでの進化をさらに深化させる!」


   


     8月 10th, 2013  Posted 12:00 AM

本日、ちょうどHead Mounted Displayの革新を進めています。
画像はかつてあるベンチャーで、
目先に60インチがモニタリング実働させる機種まで進みました。
商品化が頓挫し、片眼ともどもグーグルにまでプレゼンでした。
私がついていくべきだと思ったのは、
そのプレゼン内容を聞いた瞬間に技術が盗用されたと思いました。
結果、今、グーグルグラスが話題になっていますが、
現状の形態を見れば、どれほど内容不足かを私は知っています。
おそらく商品化は遅れるはずであり、
あのままでは製造物責任が相当に残っています。
これは何もやっかみで言っているわけではありません。
私自身がHMD開発で苦労してきたことが、
一つも解決されていません。
顔面上には44度高温になることは厳禁です。
しかし、現状のLSIを使えば、
高温になることは現状の技術限界があります。
このブログでもやわらかくエレクトロニクス高温化と、
その対策での冷却化対策は、
人工心臓をやっていて最大の問題ですから熟知しています。
さらに、メガネフレーム設計においては、
「瞳孔距離設定」の問題です。
つまり、見つめる眼球の焦点距離と鼻パッド関係があります。
この当時の製品から、今ではOSソフトウエアと、
ジェスチャー・インターフェイス関係まで進化しています。
やがて、私の想像の世界がくるでしょう。
しかし、メガネ=目の差し金が江戸文化に未来図があります。
江戸時代の人たちも、やがてメガネをかければ、
旅に出た如く、富士山や伊勢神宮が見える日がくると、
黄表紙本に描いていました。
まったく、日本人が思い描いた想像の世界は、
江戸時代からあったわけです。
ということで、私は、HMDが現在どこまで進んでいるか、
とても見せたい限りですが、必ず日本が進化を深化させるという、
そんな気分で一杯です。
絶対にモノづくりでは、わが国が勝つことです。
勝負しなければ、この小さな国は貧しい国になってしまいます。
それは絶対に避けなければなりません。


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「HMD1994年から取り組んで・・・絶対に勝つ!」


   


     8月 9th, 2013  Posted 12:00 AM

HMD=Head Mounted Displayのことです。
私はこの開発に取り組み未だにこの開発の商品化を狙っています。
かつては大手企業とまだ通産省とのベンチャー起業化しました。
その後、あるベンチャーでGマークも獲得しましたが、
その機種をGoogleにプレゼンして、
すっかり技術は追い越されたようですが、あの企業において、
まったく気づかれていないことがとても多いようです。
メガネフレームを30年もデザインしていますから、
目に近づける製品に欠かせないことが、
現在のエレクトロニクスデザインには大欠落が制度的にも欠落。
製造物責任に問われる設計が成されずには、
眼球保護と顔面保護にはデザインの未完成を多く発見します。
この画像は、HMDは必ず現実画面に情報がバーチャルであるべき、
つまり、通常風景視野に情報のアイコンから画像、映像表示です。
すでに商品化したモノは今も映画鑑賞で売られていますが、
やがて、私たちはこの画面でPCからケータイ、
さらには、この画像のような手術用HMDになるものと考えます。
この時、操作は音声か、触覚フィードバックで、
空中のアイコンや画像に実感的な触覚操作ができるでしょう。
そういう意味では、今後は、PCは勿論のこと、
Padもケータイも主要なモニター装置アイテムは変革します。
先日は関西JIDAで、あるベンチャーのすでに商品機器を見ました。
スタッフが質問したかったことを聞いて、
もう彼ならそこまで到達したデザインコンセプトがあるようです。
このところ、私の阪大講座の招聘教授が決まったり、
私が常に念頭に置いていた近代医学史の著者とその行動を成した、
故・大阪大学名誉教授の末裔の方が、このブログで発見されたり、
3D-Printing日本戦略への参画表明を三つの行政がOKです。
私は、この国難ゆえに、HMDにしろ、3D-Printingにしろ、
さらに、「危機管理デザイン工学」の集約は、
現在のすべての提案に結びついていることを確信しています。


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「クールビズ・ネクタイ文化は終わろうとしているかも」


   


     8月 8th, 2013  Posted 12:00 AM

私はネクタイを結ぶことが好きな人間です。
だからどのネクタイが使いやすく装飾性や布地にこだわりました。
ネクタイは収集品であり、堅苦しいという感覚はありません。
しかし、現代はすっかりと特に夏期にはクールビズスタイルです。
先般もコードスタイルにノーネクタイ・クールビズ指定です。
私自身も、ノーネクタイでの日々が極端に増えました。
そしてこのスタイルのスーツ姿でもフォーマルになったようです。
最近、この傾向が見事に市場性を決定しているようです。
インターネット・通販でのバーゲンで、
いわゆる高級ブランド品であるネクタイの驚愕的市価を見ました。
9.11以後に、あのアーミーナイフ企業が破綻寸前に近いのです。
ひょっとすると、「ネクタイ文化」は終焉するかもしれません。
世の中からネクタイからスーツ文化も終わろうとしている、
そんな風情になってきたようです。
私がスーツに拘ってきたのは大学時代からです。
どうせ日本人はスーツとネクタイに不慣れならば、
大学時代から慣れるべきと考えてきました。
これは父がすでに高校時代から晩酌の相手をさせられて、
ウィスキーと日本酒に慣らされてきたようなものです。
タレントという職能にも関わらず、ネクタイが似合わないことや、
酒につぶれる人間性を造らない教育に近い気がしています。
以前、就職直前にネクタイの結び型を指南したことがあります。
ネクタイ結び型も3種類とシャツ襟のパターンも身だしなみです。
しかし、スーツ、ネクタイ、シャツスタイルに変化の兆しです。
実は、このファッションスタイルの変化は、
人間の日常感覚や共時感覚を相当に変革されることでしょう。
私はメガネフレームやHMDのデザインをしていますから、
なおのこと、この兆しには要注目です。
私はネクタイパターンに時代性を見てきましたが、
シャツとそのボタンやアクセサリー変化が出てきたことに、
これからの意味があると思っています。


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「危機解決産業の創成は3D-PRINTING中核重要拠点として活動」


   


     8月 7th, 2013  Posted 12:00 AM

3D-PRINTINGと3D-PRINTERは別個に考えていくべきです。
現在、「米国がくしゃみをすれば、日本は風邪をひく」、
このような状況に追われていて、
2005・FABLAB、2008・RepRap-Project、2010・MAKERS、
これらの影響を商売的な夢物語りとしていて、
本来重大である、「未来志向」を見失っていると私は思います。
私は、日本最初のラピッドプロトタイピングでの光造形経験から、
Printerそのモノの機種開発を「日本独自」にし、
Printingという技術システムとCloud環境ダイナミックスを考慮。
この二つの具体案による、
「産業創成」「経済効果」を「日本戦略」デザインにしています。
具体的には、すでに戦略の企画化から計画に向けています。
対象産業も、当然に金型製造もありますが、
私は、むしろ、伝統工芸界や医療薬品界にむけて、
まず、機器開発とともに、情報発信から情報管理の、
「アンビエント・アライアンス」化によるクラウド網の
スマートシティ具体策にしていく計画でいます。
おそらく、現在はあまりにも「MAKERS」的発想が将来像という、
とても誤った未来志向に日本も包まれています。
しかし、この実態はやがて発祥地である米国では、
次の三つの欠点が露呈するものと判断しています。
● 3D-PRINTERが自宅での製造に至るが、この延長に未来は無い。
● 産業用と家庭用の機器メーカーのM&Aでは未来は生まれない。
● 何を商品化するかというのは現在商品アイテムではない。
こうしたことに気づくはずです。
したがって我が国では明快に産業用が家庭内ではどうあるべきか、
これを熟考と実践することが大事です。
そして、決してこれまでのPRINTER企業や、IT産業界だけでは、
絶対に無理です。
私のデザイン創出発想には、
新たな産業アイテムそのもの創成をめざしていきたいと考えます。


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「危機解決産業の創成をデザイン重要拠点として活動開始」


   


     8月 6th, 2013  Posted 12:00 AM

3D-Printing、先般は大阪大学でイベントを開催しましたが、
日本では、その中心人物やマスコミに来場していただきました。
大阪大学の吹田キャンパスは市内から遠いのですが、
350余名を集客し、阪大からは「特別教授2名」も壇上で講演。
関西から確実に国内の中核になれることを確認しました。
そして、欧米には、これが3D-Printerであるべきということを
企画計画書にまとめて、対象産業を決めました。
最近は、量販店で廉価な3D-Printerが販売されはじめました。
これは「大きな誤解」が国内でブームになる様相です。
ところが、米国での3D-PrinterブームはMAKERSというブームと、
まったく連動していますが、米国でブームはOKです。
にもかかわらず、大企業が「金型まで可能」という報道を
うながしてしまいましたが、私は「全否定」しました。
いづれそんな時代が来てほしいと思いますが、今は無理です。
だから、国内がそのブームに連鎖する必要はまったくありません。
しかも米国では、要の3D-Printer企業はwebsiteに国外からの
アクセスを封鎖しています。彼らは国家機密にしています。
最近、地方行政で、PCとPrinterは支援していないということで、
3D-Printerは支援できないという所もあると聞きました。
行政担当者の真面目な馬鹿さ加減を知りました。
したがって、日本は、独自の3D-Printing(技術)と、
3D-Printer(機器)は別個の開発進展を図るべきです。
この源である「光造形=ラピッドプロトタイピング」も日本の技術、
米国での進展は確かにMAKERS発想につながりましたが、
私は、日本こそ本当の進化で世界を先導するべきと考えています。
したがって、大阪大学大学院主催で定期講座を開設します。
「危機解決産業創成デザイン重要拠点」が、
大阪中心地の阪大中之島センターにて、
 ・「3D-Printing」の本当のあり方、
 ・「PKD」デザインでの国際貢献、
 ・「までいProject」東日本大震災の復興と予想される災害対策、
この計画をそれぞれに、講座を企業人向けに開催していきます。


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「『医の知の未来』適塾175年・緒方洪庵没後150年=大阪大学」


   


     8月 4th, 2013  Posted 12:00 AM

私は講演では必ず予定時間をぴったりと厳守すること、
これを一つの私なりの美学と考えてきました。
しかし、ずばり最も敬愛する橋本左内と私の職能との結びつき、
二つのテーマでは、語りたくて、映像54枚にも関わらず、
45分では語り切ること困難であり、55分で10分オーバーでした。
「啓発録」5条は勿論ですが、「国家の体計4項目」を紹介し、
福沢諭吉と安政の大獄・安政の大天災大飢饉から咸臨丸まで。
そして、適塾での使用品を骨董品として収集し寄贈した、
これも福井県出身の藤野恒三郎阪大名誉教授は腸チフス発見者、
しかも、彼の祖父は橋本左内の父親の教え子ともなれば、
私は毎週1回半年の授業をすることができるでしょう。
阪大総長もドクターであることから、適塾と大阪大学の系譜は、
これまた時間オーバーでしたが、超・面白い、いわば講義でした。
そして、登壇者の医学系研究科教授西田幸二教授は、今最も話題の
iPS細胞での眼科系再生医療は、わが国のiPS戦略最先端。
医学医療系の作家、久坂部羊氏は阪大医学部出身のドクター。
彼は数日前に逝去された父親の終末医療は、
最大の尊厳死の迎え方や現状医療への全く新しい死の受け入れ方。
この三名の登壇者は、自身の講演後、
シンポジウムで勝手気ままに会談でしたが、
これをまとめるMCはプロのアナウンサー網浜紀子さん。
しかも彼女は博士号を大阪大学で取得。
今おそらく学位取得で最難関を社会人になって取得とは、
この困難さが分かるだけに、改めて感嘆し敬服の限りでした。
このところ、京都で循環器ドクターへの「最先端医療デザイン」。
そして「危機解決産業創成デザイン重要拠点」紹介を、
大阪府警本部長の基調講演後と、立て続けでした。
すべからくが、阪大退官後、特任教授としての大きな役割でした。
ひと息つけそうですが、
橋本左内は16歳に適塾入塾後、藩医・藩政・国政提言、
この行動は、「安政の大獄」で斬首の刑26歳でした。
彼の10年間を考えれば、私はまだまだやり残しています。
ひしひしと克己たる自分見直しのシンポジウムに登壇しました。


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「ネットワーク認識は自身の共時感覚であることだ」


   


     8月 3rd, 2013  Posted 12:00 AM

300bps=1分間に1bit送付回線時代からパソコン通信していた私。
当時は電話カプラーであり、1200bpsで本格化を確信しました。
そんな頃からを考えれば、毎日メールを見たり、
Twitter、Facebook、LINEという日常の通信環境の大進展は、
大きな驚愕であるばかりか、ネットワーク呪縛を嫌う自分を
あらためて自分自身とパソコン、
その関係を連日再見分しています。
結論は、どれだけデジタル機器と時代感覚との距離感の問題です。
LINEはわが国独自の新たなスマホ通信形式を創るばかりか、
とうとう殺人事件を引き起こしましたが、
LINEそのものには無関係のことです。
問題は時代感覚との共時性に想像力を剥奪された無能さでしょう。
さて先般、Facebookの国内での年代別使用者グラフを見ました。
再確認したことは、
年代でのユーザー数が若い世代が極端に増加しました。
特に、若い年代の女性使用者の急激な増加です。
これはスマホの普及率との相関関係がより明白になりました。
「情報」あるいは「情報化」の意味も大きく変化しています。
情報には、元来は「情勢報告」の原意があり、
この定義では、日本は未だにinformationですが、
女性ユーザーの増加はこれを強化しています。
したがって、LINEはまさにメール手法がグループだけの
限定された情報交換になっています。
ということは、わが国のたとえば、
ハード製造が「ガラパゴス化」される根本があるようです。
したがって、インターネットでの選挙公報などは、
「あくまでも男性ユーザー向けコンテンツ」この無意味さです。
正直、男性は未だにハード志向のままであり、
女性は、ソフト志向だからこそ、たとえばデジタルカメラでも、
撮影後のアルバムづくりやその整理整頓です。
ところが、男性は、新製品=ハードに興味が高いだけです。
多分、私も新製品に心を動かされますが、
アルバムづくりや撮影アプリにはイマイチです。
このグラフには、国内のネットユーザーの共時性が顕著です。


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