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『カセットテープへの徹底的な周辺道具デザインも』


   


     9月 14th, 2014  Posted 12:00 AM

コンパクトカセットテープは、音楽シーンを多大に変えたメディア。
1960年代初頭にこの形式が生まれたのは、
ちょうどビートルズが登場してきたことと一致いています。
20世紀の音楽シーンはアナログ性技術を根本から、
変革チャンスを求めていたことが今ようやく判断できるようです。
カセットデッキが垂直に立ち上がるまでの技術過程を連日、
私はその現場で見詰めて、デザイン解決をしてきたと思います。
そして、フリーランスになると、
カセットテープ周辺の道具などをアクセサリー商品発明しました。
これはその一つですが、まだ、テープを自力で巻き戻し、
いわゆるリワインダーを設計しデザインした商品=作品です。
実は現物を持ち合わせず、自分の作品集には入っていません。
しかし、大ヒットさせたモノです。
本来は、今は無くなってしまった、レコード針メーカーに、
ジュエルトーンブランドでの展開商品ですが、他メーカーにも、
OEM供給により多大なヒット商品化させたモノです。
カセットテープを自分の手巻きでもう一度確認しながらというのは、
たとえカセットテープであろうが、手巻きであってもS/N比への
音響への拘りでした。カセットテープと同じ大きさで確実な手仕事を
ただ音楽以前に音響をカセットテープへの道具化まで狙いました。
東芝にはまだ籍があるまま、フリーランスデザイナーとして、
しかもオーディオは手放せずに拘りの商品群デザインに埋没しました。
私にとって、カセットテープは重要な音楽ソースであるばかりか、
音楽以前、音響をともかく追いかけていました。
気づいたのは、レコードであれ、テープであれ、
自分は音楽よりも音響にすっかり囚われていたことです。
多分、このアクセサリー発明などはその一つだったと思います。


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「加飾すること=ファッションスタイルは最初提示の効能」


   


     9月 5th, 2013  Posted 12:00 AM

「スタートレック」3D映画を観ました。
1960年代のこの物語りには24世紀までがきわめて正当な風景です。
そして3Dの映画表現技術の進化をとても実感しました。
登場人物のファッション、
いづれあのようなスタイルになるかもしれません。
最近、私自身、本当にネクタイ大好きですが、
ネクタイをすることが無くなりました。
そしてワイシャツも襟が高めになり、第二ボタンには、
このような開襟スタイルを補助する加飾ボタンを選んでいます。
友人にも、時折、プレゼントしたりしています。
これまで、どれほど夏が暑くても、夏期用のネクタイ選びは、
それなりに楽しかったものです。
また、ノーネクタイは、どこか拍子抜けスタイルでしたが、
特に、今期の猛暑ともなると、開襟のスーツスタイルに対して、
全く違和感が無くなってきました。
そういうこともあってか、この加飾ボタンは一つのファッション、
そのスタイリングです。
ファッションへの価値感はほとんどが、
「好きー嫌い」だけでの商品選びに頼っていることだけや、
ファッションブランドへの好み性に寄りかかっています。
私はファッション商品の価値感をさらに価値感アップするべき、
ということをファッション企業にも発言しています。
私がワイシャツメーカーがこの加飾ボタンを提示してきたとき、
ある種のささやかな感動をしました。
ファッションの大前提は、
装飾性・加飾性が存在演出の効能になっています。
ファッションデザインは「効能性」表現、その価値提示です。
したがって、「好きー嫌い」だけでは、
企業の商品づくりは間違っています。
昨年から、ふるさと福井の繊維に取り憑かれていて、
確実に、織物や編み物、繊維の新素材開発へ発想を向けるとき、
「加飾」効能が、
ファッションデザインの要機能だと思っています。
多分、今世紀からネクタイの効能は薄れていくのかもしれません。
スタートレックのファッション予知、理解可能です。


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