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「資本主義からの逃走」
  「災害への勇気と希望の世代間団結」


   


     3月 29th, 2011  Posted 1:30 AM

若い世代に
今回の大災害は若い世代に残酷です。
無論、被災地の方々、日本人全員もですが、
若い世代30代としましょう。
この世代は、日本の成長期のあの勢いを知りません。
彼らは、日本の不景気、その連続を見てきたと思います。
私など団塊の世代は、高度経済成長期が中学・高校時代です。
そして、70年学園闘争もいわば経済成長の中での
「世直し」などという戯言だったとさえ感じます。
社会人になった途端にオイルショック、
しかし、すぐにバブルです。
この喧噪さにも勢いがありましたが、彼らは知りません。
それからITバブルをちょっと知りましたが、
現在にいたる世界的な不況でかき消されました。
そのような中で、この大災害+原電事故は、
日本の未来を消滅させています。
そして、この復興の中心に彼らが主役を務めさせられます。
彼らが、団塊の世代を忌み嫌うこと申し訳なくも認めます。
私は、幼少時代に水害で、避難するのも父が警官だったので、
最後に救出されて避難所が機動隊の道場だった記憶があります。
正直、年少だった私は「楽しかった」記憶です。
TV映像では、「伊勢湾台風」の被災はすでに小学生であっても
悲しいものでした。
それからは、奥尻島津波、阪神大震災、中越地震はたまたまパリでTV画像でした。
つまり、世代が受け止める、「経済的状況と災害の対比」が、
それぞれの世代意識のなかで生涯認識となり、
自分はその経済状況と災害にどのように向き合ってきたかということになります。
「復興」がそれぞれの世代の「生き方」に直結していることです。
だとするなら、「復興への生き方」というのは、
敗戦直後の父たち90歳代にとっての「勇気」と「希望」のあり方が生涯だったはずです。
団塊の世代の余生がどこまで「勇気と希望」を示し、
特に中心的役割を果たす30代の人たちの「勇気と希望」を
何が何でも団結してもらう支えが私たち世代の義務です。
この残酷性、悲惨性を乗りこえる「勇気と希望」、
絶対にお互い確認し合いたいと願うのです。


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