「Ship of the Yearの審査員になって知ったこと」
7月 9th, 2013 Posted 12:00 AM
恩師・平野拓夫元金沢美大学長が創立された審査委員になって、
海事関連に詳しくなりました。
そして、知ったことは大学に練習船があるということでした。
現・海洋大学(東京商船大+東京水産大)の帆船は有名でしたが、
三重大学の練習船もこの審査に出てきてやはり授賞しました。
そして今年は、鹿児島大学からの練習船はこれからの船舶、
その手本船舶になるような造船が施されていました。
かつては海洋・船舶まして水産となれば男専用イメージでしたが、
この船は「女性の船舶での行動など」については手本でした。
名前はずばり「鹿児島大学附属練習船・かごしま」そのままです。
水産学部ならではのこと、それは新しい水産業=漁撈の開発です。
大学の基本的な役割その象徴がモノになっていると判断します。
船舶はすでに電気推進での定速時運転性能の完備から、
船内の振動や騒音は制御されて静粛性と居住性の向上を基本。
特に、水中放射雑音性の抑制や環境負荷などは、
難しいことはさておいてもこれからの船舶のあり方がありました。
そして、漁撈の開発は、研究と教育の基盤のまとまりです。
これからの水産漁撈から、そのための観測・情報システムが完備。
私にとっては水産学部長からのプレゼンに感動しました。
正直、まず知らなかった世界、その未来を感じ取れました。
そして電気推進のマネージメントから高度なLAN計画が、
教員と学生、特に女子学生への配慮などは、
さすがわが国=海洋国家をすべからくを象徴していました。
私は、質問をしました。
それは、最近の学生たちの海事関係や水産関係への興味でした。
わが国の大学進学率は少子化もあって大問題になりつつあります。
また、私自身、「海洋デザイン論」で学生達が、
海上よりも陸上業務に関心を持っていることでした。
しかし、鹿児島大学には水産学部志望者がいることや、
女子学生の希望が増えていることでした。
また、国内に限らず、海外留学生や海外への教育をこの船舶で、
さらに拡大するという話は、日本だからこそを実現しています。
私は、三重大学の練習船も優れていましたが、
鹿児島大学はさらに練習船を進化させていることを、
もっともっと日本人は知るべきだと思った次第です。
Tags: プレゼン, わが国=海洋国家, 三重大学, 創立, 大学, 大学進学率, 学生, 定速時運転性能, 審査, 審査委員, 少子化, 居住性, 帆船, 平野拓夫元金沢美大学長, 恩師, 感動, 手本, 振動, 授賞, 教員, 教育, 日本人, 未来, 東京商船大, 東京水産大, 水中放射雑音性, 水産, 水産学部, 水産学部長, 水産業, 水産漁撈, 水産関係, 海上, 海事関係, 海事関連, 海外, 海外留学生, 海洋デザイン論, 海洋大学, 漁撈, 環境負荷, 研究, 練習船, 興味, 船舶, 観測・情報システム, 象徴, 造船, 陸上業務, 電気推進, 静粛性, 騒音, 鹿児島大学, 鹿児島大学附属練習船・かごしま
Posted in 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
目次を見る