12月 21st, 2019 Posted 12:00 AM
500年前に、あたかも人工衛星からの写真かと思う、
そんな絵が、レオナルド・ダ・ビンチによって描かれていました。
これはビンチ村の上空から見えたと思う絵画です。
どうして、こんな絵が彼には描けたのでしょうか?
もともとというか、ダ・ビンチが絵を描いていた頃には、
彼はとても貧乏であり、やっとミラノで画家になりました。
兵器・軍器設計者として、彼の手稿には三輪車が発明されています。
当然、戦争では軍の地図帳でしかも上空から見えるMAPが重要です。
そのために、三輪車には例示として、ビンチ村の図がありました。
これこそ軍器としての発明、その実例として描かれていたのです。
人間も描き、その表情だけでなく、身体そして表層ではなく筋肉、
人体解剖図とそれへの探究心は留まりません。
しかも人間だけでなく布の質感や馬の筋肉や、
心臓の解剖には、動脈や静脈もありました。
500年経ってからコンピューター検証により、
あらためて彼の圧倒的な科学と芸術との融合が存在しました。
これこそ、学術へのアプローチの実証が確認されています。
だから、ダビンチの発明には、デザインがあるのです。
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9月 8th, 2017 Posted 12:00 AM
ここ5〜6年、ハサミの進化はめざましいと言っていいでしょう。
これは日本文具大賞の審査委員長としての明確な印象です。
刃先=ブレードの形、その素材質、仕上げから、
指かけリング形状、ダブルインジェクション(二色同時成形)での
そのプラスチック性質の質感が
極めて明確さがあり、授賞を認めて表彰してきました。
それは、日本文具大賞に選ばれれば必ず大ヒットすることになっています。
けれども、私には、私がデザインで最も追い求めている美しい性能、
美しい存在という効能、
その性能は越前打刃物が750年でのビッカーチ硬度は世界トップ、
幾何学的には、簡素で簡潔な形態で、
素材はブレードはステンレスサンドイッチされた高品位ステンレス鋼、
そしてフィンガーグリップは、ステンレスのみを「刃裟美」として商品化。
もう30年前の作品で商品です。
どこに売っていますか?という質問を受けますが,
そういうことは分からないのです。
だからタケフナイフビレッジにあの商品これだけ送って?とかで電話すると
「今は造って無いよ、半年後だったら」と言われる有様。
しかし、これがハサミを「刃裟美」としてデザイン史に歴然残すことでした。
なぜ、人類がハサミを必要としたのでしょうか?
それは紙を切ること、あるいは何らかの対象物を切る使い勝手を
知恵で現代にまで進化させてきたのです。
それは紙では無くて体毛、人間ならば髪の毛だったことです。
さらに、刃物の切れ味は、段ボールを切ること、
そのためにブレードにアール形状は進化の一つです。
むしろ、ティシュペーパーのような薄紙をぬらして、
下方から上方に5mm程度切れば、
詳細な検分をすれば、5mm+1〜2mmは裂けているのです。
これが性能と効能であり、使い勝手基本の機能性なのでしょう。
この原点に、最も簡素で簡潔な形態の最大公約数はデザインに
しっかりと私は引き出したという、その形態だと確信しているのです。
おそらく伝統工芸での歴史的な技を、
現代の科学的にも行き着いた素材での回答事例を
かたちとことばにして、記述したことです。
それこそがハサミ=鋏に美=刃裟美としたことです。
このブログ記載も
ささやかなかたちとことばの相対論的な記載だと伝えます。
ハサミの原点の回答はこれであり、
今商品としてのモノはまだまだ応答商品でしかないのです。
#『日本文具大賞・機能部門グランプリが示していること』
# 「まだまだ見つけ出すことがある、ようだ。」
* 『伝統工芸での和包丁には間違いがあり過ぎる』
* 『親方二人目の褒章受勲・タケフナイフビレッジ』
* 『腕時計というモノの機能性、その反射・代謝・照射ゆえ』
* 「モダンデザインによる製造の完成度アップ」
* 「伝統とは『裏切る』ことへのアプローチ」
Tags: アール形状, グリップ, サンドイッチ, ステンレス, ダブルインジェクション, ティシュペーパー, デザイン史, ハサミ, ビッカーチ硬度, ヒット, プラスチック, ブレード, ブログ記載, リング, 二色同時成形, 人類, 仕上げ, 伝統工芸, 体毛, 使い勝手, 刃先, 刃裂美, 切る, 効能, 印象, 回答, 審査委員長, 幾何学, 形態, 性能, 授賞, 日本文具大賞, 最大公約数, 段ボール, 相対論, 簡潔, 簡素, 紙, 素材質, 美しい存在, 表彰, 裂, 記述, 質感, 越前打刃物, 高品位ステンレス鋼
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1月 22nd, 2010 Posted 1:00 AM
Natural Phenomena
ALIAS本社は、私を受け入れてくれました。
二夏にわたって、トロントに出かけました。
そこでCGソフトのトレーニングを受けました。
その頃、夕焼け、燃えている火や、蛇口からの水を
「Natural Phenomena」という表現研究を傍らで、
Videoや写真でプログラムしているのを見ていました。
今では、火も水も、その勢いまでがCGですが、
当時の研究はチームが大変な緊張感で進行してました。
私は一通りの説明、講義をトロント大出身の新人が、
朝から夕方まで、昼食も一緒になって取り組みました。
「dolly 」という言葉が常に出てきて、意味不明!
dolly
すぐにトロント市内の書店で英英辞書を買いました。
dolly=お人形?なんだ?わからん。
結局分かったふりをしていました。
もう今日で終わりという時に、質問をしました。
「ところで、dollyって何?」
「Oh My God!」でした。
今日までのこと分かっていたのかということでしょう。
dollyとは、画面の中でのカメラの位置を変えること。
それで、すべての謎が解けました。
しかし、それ以上に私の中で、「色彩論」の知識は、
ことごとく破壊されつくされました。
CGでは「色」は「光」そのものの要素と要因で、
プログラム単位を表せば、「質感」、
すなわちMappingの基本を教わったのです。
「透過」・「反射」・「凹凸」・「不透明」・「硬軟」・「吸収」
この六つにパラメーターを与えれば、
ガラス・大理石・木材・絨毯・プラスチックなどが
表現できたのです。
当時はRGBに頼る以前の手続きでした。
そして、そのCGに動きを与えるのに、
24コマをイメージしたパラメータの設定でした。
今ではそうした「手続き」が、
ソフトにパレット化されてツールを選ぶだけです。
トロントのALIAS本社で私が結構知り尽くしていた
「色彩論・色彩学知識」は完全に消去されたのです。
色彩論・色彩学知識の完全消去
Tags: 「資本主義からの逃走」, ALIAS, CGソフト, dolly, Mapping, Natural, Natural Phenomena, Phenomena, Video, カメラ, ガラス, ツール, トロント, パラメーター, パレット, プラスチック, プログラム, 不透明, 位置, 光, 写真, 凹凸, 反射, 吸収, 夕焼け, 大理石, 完全消去, 手続き, 木材, 燃えている火, 画面, 知識, 研究, 破壊, 硬軟, 絨毯, 色, 色彩学, 色彩論, 蛇口からの水, 表現, 要因, 要素, 質感, 透過
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1月 16th, 2010 Posted 3:26 PM
1月15日
LINNアンプのリモコンの
現行モデルは、
写真奥のシルバー色のタイプです。
しかし、旧タイプが格段に
BOSS(川崎和男KazuoKAWASAKI)
のお眼鏡にかなっていたため、
毎度お世話になっているインストーラ
NEXT加藤さんが、
ご用意してくださったのが
写真手前の旧タイプです。
重厚感、質感、操作性違います!
バックシャン。
後ろ姿も美しくないといけません。
人が見ないような、背面はもちろん、
中身の収まり、基盤‥‥そしてコードの始末
(コードマネージメントと
BOSSは言っていて、一般化しました)
までBOSS(川崎和男KazuoKAWASAKI)
の手がける作品、製品は目配り、
気配りを心掛けてあります。
Tags: LINNアンプ, NEXT, コードマネージメント, シルバー色, バックシャン, リモコン, 作品, 川崎和男Staff Blog, 操作性, 眼鏡, 製品, 質感, 重厚感
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