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「資本主義からの逃走」
    「企業人であることは資本主義の何人か」


   


     2月 10th, 2011  Posted 12:48 AM

資本主義社会の幻惑

いい大学に入り大企業に入る、ということ。
現代社会、資本主義社会の幻惑でした。
この幻惑からそろそろ解放されるのでしょうか。
私は、ようやく日本社会が、
この解放感を感じ始めているのではないだろうかと期待しています。
それは、三つほど思い当たるのです。

 ・まず、高度経済成長が停止して企業の終身雇用も不可能だという事態に気づいたこと。
 ・貧しいことからの解放が拝金主義であるという過ちに気づいたこと。
 ・企業人である前に、自分、家族、友人という社会が優先度があるということ。

ところが、この真逆現象もわが国を襲い始めています。
根本は、「日本国家のアイデンティティが浮動している」ことです。
治安が乱れ、倫理観が欠如し、日本人同士が敵対する状況、
このようなエピソードがニュースになる時代を引き込みました。
真逆現象の衝突
結果、この真逆現象そのものがぶつかりあっています。
それは企業人事構造が二分化したことが最大の原因だと考えます。
派遣社員と本採用社員が混在化している企業は、
「資本主義の終焉」を曖昧にしている企業組織体になってしまったということです。
敗戦後の日本が、「企業」という組織体に、
日本のアイデンティティを預けてしまったことを再検証すべき時期にきたものと判断します。
つまり、企業存在、企業アイデンティティ、企業C.I.の再構築以前に、
私たちは、日本国のアイデンティティが曖昧にしている大問題を直視すべきだと私は考えています。


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