「資本主義からの逃走」
「素数をシンボルに『多様さ』を観察すれば」
1月 9th, 2011 Posted 12:00 AM
素数を要素・要因として
もう一度、24・36・60という数列。
2×2×2×3=24=(2×2×3)×2
2×2×3×3=36=(2×2×3)×3
2×2×3×5=60=(2×2×3)×5
因数分解的には2×2×3=12が最大公約数でした。
そして、2×2×3=12(GCM)×2×3×5=360(LCM) 、360が最小公倍数でした。
しかし、素数だけに注目すれば、2・3・5が、24・36・60の構成要素です。
ともかく、2と3は必ず必要とされている要素です。
この2と3をデザインの必要要素と考えれば、5だけが60に含まれています。
24群・36群・60群をひとまず市場、あるいは製品ということにします。
そうすると、5という要素が際立っていて、2・3は要因と考えてみることができます。
なぜなら、2と3がこの三つの群では入れ替わったり、増減が起こっていることになります。
したがって、24群・36群に「多様さ」は無かったと言い切ってもいいかもしれません。
多様さ
多様さというのは、
5が入っている60群には、24群・36群に対して明確な差異性があるということです。
A群・B群・C群は、
A=(a・a・a・b)
B=(a・a・ b・b)
C=(a・a・ b・ c)ですから、
cという要素だけが、Cを特徴付けている多様性だと考えることができます。
Cをデザイン対象にしたとき、AとBとの違いはcをデザイン要素にすることです。
それはcというアイディアを入れることで、Cを特徴づけられるということです。
ある意味で、デザイナーの才能は、
cというアイディア・造形・実装が出来ることだと観察することができます。
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