8月 5th, 2018 Posted 12:00 AM
日本語には三つの文字があります。
これは世界的にも際だった特長だと思っています。
漢字・ひらがな・カタカナ、という文字です。
さらに、真書・行書・草書のいう形態言語もあります。
私の趣味には、もうすべて終活と思っているSMYTHSONであり、
これには私の名前まで刷り込んでいます。
SMYTHSONは英国では代表的なノートで王室の御用達。
ノートの紙質は薄い青色であり端面は金色です。
ズーッと手帳もこれを使っていましたが、今年度から辞めました。
そうして、このノートには、私の趣味でもある数々の万年筆で、
私の大好きな詩集の言葉などが書かれています。
正直、私は達筆だと自負しています。
これは字を書き出した時から父の文字を真似ていました。
父の兄弟は、筆文字とか万年筆もほとんどそっくりです。
もう叔父一人しかいませんが、
父の弟が書いてくる文字は父からか、と思いました。
高校時代にどこだかわかりませんが筆跡で初段をもらいました。
筆での手紙ではいわゆるほとんど草書なら、
まったく読み切ることはできません。
そこでこのノートには島崎藤村や中原中也などの詩を写しています。
大学人になってから、ともかく「美しい文字」を書く、
そのような達筆の人が随分と減ってきています。
どうして「美しい文字」がこんなに減っていているのか疑問です。
日本語は、漢字、ひらがな、カタカナ、は
達筆であることが必要だと考えています。
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8月 17th, 2017 Posted 12:00 AM
かつて無着成恭という教育者のラジオ番組を私は明確に覚えています。
確か、子どもの質問に答えるという番組でした。
その中で、「なるほど」と感心した質疑応答で、
「仏様と神様はどうちがうんですか?」という質問に対して、
「ほら、死んだ人のことを仏様ってよぶでしょう。
死んだ人も仏様になり、その世界を見守る人達も仏様。
しかし、この世を創った人のことを神様って呼ぶんだよ」。
このやりとりにとても感動しましたから今でも覚えています。
宗教となると、仏教から神道、さらには原始キリスト教から旧約と新約、
プロテスタント、これは海外で仕事をする教養としてまで、
そのような本は相当随分と読み漁りました。
特に仏教では金剛界曼荼羅の3×3の世界に心惹かれて、
仏壇をデザインしたことがあります。
故・榮久庵憲司先生と二人っきりで仏教とデザインを語ったこともあり、
これは背後に松岡正剛氏のディレクションだったと思い出します。
金剛界曼荼羅で9体の仏像を作りました。
しかし、まだ40代だったはずですが、仏像が出来上がってみると、
当時はなんだか全てがお地蔵さんになってしまい、
自分の功徳はここまでなんだと思ったことがありました。
このデザインは亡母を偲んでだったと記憶しています。
仏壇はガラス一枚が台座であり、ガラスの両端面は赤と緑でした。
ちょうどお盆という時期にあって、もう一度、
今なら仏像デザインが出来るかもしれないと、
過去の作品写真を眺めた次第です。
この世とあの世があることや、ひょっとすると私は幽体離脱だったかも、
そんな経験もしましたが、
もう亡くなって仏様になった先祖に逢ってみたいとひたすら思うのです。
おそらく、この世よりも、もし存在するならあの世では逢えるのかもしれません。
そして私は歩いたり走ったりができるのでしょうか?
仏様の世界があの世なのでしょうか?。
* 『曼荼羅図に「思」と「考」を配置して論理を確認する』
* 『GRiD社キーボード位置をどう乗り越えるかだった』
* 『健常者を差別することで社会暗部を照射する』
* 「グローバリズムは冒涜的な思潮だと思う」
* 「松岡正剛という『ち』の出発同位点は隠坊ゆえ」
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