『秋は穏やかであってほしいのに、これほど台風は悲惨だ』
10月 24th, 2013 Posted 12:15 AM
秋の風景感に、私は風にそよぐスズキの穂先があります。
子どもの頃はどこにでもスズキの野原や河原があり、
その野原や河原に「秘密基地」をつくっていたものでした。
しかし、最近は、自宅マンションの入り口にスズキが展示。
スズキが飾り物という印象の中には、
野原や河原のあの広大なスズキイメージが小さくなりました。
こうした印象を凌駕するがごとく、次々と台風が来ます。
TV報道であの大島が、ナント言うことだ!・・・
東京から駆けつけて来て、すべてが失われている現地で、
大声で泣き叫ぶ姿には耐えがたいほどの哀しみに落とされます。
スズキが野原や河原からマンションの入り口にあることは、
自然界の猛威が人間に反撃しているとさえ思うのです。
だから、スズキなどは飾ってはほしくありません。
台風も小さなもので災害など起こさずに過ぎ去ってほしいのです。
台風の成長などは知識に加えたくはありません。
そして、自衛隊員がさらに増強されるほどの天災は不要です。
三原大島での土濁流など、その拡大など知りたくもありません。
しかし、亡くなってしまった人、生き残った人、
このほんのちょっとした差異を詳しく知って嘆きます。
台風の風速や大豪雨を知るたびに、
私はこの小さな日本列島の「危機管理」にこそ、
デザインによる即応的な対処実務から、想定内の拡大による準備、
この大切さを思い知らされます。
私はKK塾第一回目の講師には「看護学」を置きました。
私自身、国内外の救急医療を体験しているだけに、
「命を護ること」この重要性に関わるデザイン開発こそ、
「危機管理学プロダクトデザイン工学」だと思っています。
秋とスズキ、秋と台風、
時代は私たちに何を突きつけているのでしょうか。
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Posted in 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
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