『資本主義からの逃走』 *「2009年は華甲でした、だからこの発言です!」*
12月 30th, 2009 Posted 10:00 AM
華甲之一年
1949年生まれ、60歳の私にとって、
2049年を体験できるのだろうかと思います。
おそらく、様々なデータから私なりの予測では、
2030年以後の、
地球自然環境と、国際的な政治支配構造に
大きな変貌と変質化が、起こるかも知れません。
その文脈の要因に、
私は「資本主義と民主主義というイデオロギー」への
職能的な経験から、ここでの「発言」をしています。
今年は、
●外務省・国際交流基金から、シカゴ領事館の企画で、
DESIGN made in japanを米国でプロパガンダしました。
●韓国では、IASDR2009にて、基調講演をしました。
●デザイン界では、グッドデザイン審議委員会にて、
グッドデザイン賞制度の改革案の議論を尽くしました。
大学人としては、
●関西海洋教育アライアンスの教育も2年果たしました。
当然、大阪大学の教員としての講義は全力で努めました。
デザイン審査や各地での講演も引き受けました。
そして、
●人工心臓から、再生医療と人工臓器のハイブリッド研究。
●看護体制の基本調査。
●フォトニクスの医療機器展開。
●オックスフォード大学から持ち込まれたレンズ開発。
いのちと向き合うデザイン
全て、「いのちと向き合うデザイン」を意図しています。
そして、
知人や友人など「癌」で亡くなった方々を見送りました。
私は、「いのちを守るデザイン」とは、表現できません。
「いのちは守るのではなく、護る」ことはできるでしょう。
守る・護るより向き合うデザイン
しかし、デザインという職能は、「守る・護る」より、
「向き合う姿勢と態度」でなければなりません。
そのためにこそ、
日本の科学と技術が、「産業と情報革命」するべきです。
その根底に、
日本の伝統的文化と日本人の心情感性が、
保守と革新の均衡性=バランスが必然必至なのです。
大きな不安と心配が立ちはだかってしまいました。
日本の世界的立場や発言力の低下です。
日本のデザイン界が、日本の大学教育が、
担うべき役割の自覚、すなわち姿勢と態度です。
だから、
私は一人のデザイナーとして、大学人として、
この発言を来年も続けます。
来春には、まず、デザイナーとしての作品=製品で、
発言を始めます。
Tags: 「資本主義からの逃走」, Gマーク, いのち, オックスフォード, デザイン, フォトニクス, レンズ, 人工心臓, 伝統, 向き合う, 守る, 日本, 看護体制, 華甲, 護る, 関西海洋教育アライアンス
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