10月 28th, 2019 Posted 12:00 AM
新米の季節です。
私は「越前市ふるさと大使」なので、
毎年、この時期になると「お米」が届きます。
また、かってのスタッフが育てる「合鴨米」も届きます。
越前市は「越前たけふしきぶ姫特選こしひかり」が
「こしひかり」名称でした。
「こしひかり」発祥は福井県の農業試験場の開発でした。
こしひかりは米の中でも最高級で、作るのは難しいのですが
今では日本全国で作成出来ます。
元のスタッフが作る合鴨米は、父親から受け継いでおけと言いました。
ともかく、お米はパワーになります。
多少、炭水化物を控えることもありますが、
コシヒカリでないと米は、すぐに分かります。
福井の新ブランド米「いちほまれ」も、新作の時期です。
何かと発信力のパワーが足りない福井ですが、
「食育」ということばも福井生まれ、
しっかりと心と身体をお米パワーで整えてもらいたいと思います。
私の疑問は、なぜ「小麦粉」で終わるのか?、が怪しいです。
どこの産地か知らせて欲しいのです。
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7月 16th, 2019 Posted 12:00 AM
モノはコトを仕掛け、コトはモノを要求します。
モノが象徴化されれば、構造がそのモノの進展を促し、
コトがモノを準備させます。
一方、モノが神話化すれば、効能がモノを要求しコトを導き
あるいは発祥させます。
現代では、コトからモノへ、コトがモノを突き動かすという
デザインが多く、またそれらがデザイン賞でも奨励されています。
しかし、私は、『芸術の陰謀』(消費社会と現代アート)での
ジャン・ボードリアールの「無価値と無内容」という
一刀両断の切り口を、今の市場の価値論で、思い返しています。
私は秋発表の新作において「性能」としての存在から、
機能と効用を取り込み象徴化から神話化へと昇華させなければなりません。
市場はインターネットで多極化していますから、
消費と浪費の間で、普遍的な富と美を訴求すれば、
その過程で、象徴と神話がモノとコトを見事に分裂を起こせます。
そのとき、アートとデザインはくっきりと定義をわけるでしょう。
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1月 19th, 2014 Posted 12:00 AM
陶磁器に実際、自分のデザイン作品を商品化して以来、
佐賀県の古川知事と懇意になり今回産地の視察と会食をしました。
有田・伊万里焼に関わらず、佐賀県全体へのデザイン企画提示。
そして、何よりも産地の技術センターや窯元を視察しました。
佐賀県庁では陶板のあの柿右衛門様式を見ました。
有田焼は2016年に有田焼創業400年を迎えます。
この創業400周年記念事業を中核とした佐賀県全体プランにこそ、
「デザイン=問題解決実務の導入」企画を5点提案してきました。
陶磁器産業は中国・景徳鎮発祥から技術革新が少ないのです。
柿右衛門が発見した「赤色」ですら、
有田から景徳鎮、さらにはマイセンにもこの技術が行きました。
私は2年がかりで「プラチナ釉薬と製陶技術デザイン」を開発。
そして、産地で特に釉薬や新たな技術開発(まだ発表できず)を
デザイン導入・県行政への企画デザイン戦略を作成しました。
実際は、有田・柿右衛門様式にはグループ開発説もありますが、
これは越前打刃物でも二人説があることと似ています。
私には、その発明者の伝説よりも、
たとえば「この赤色発見」をした時の感激度を温存することです。
「赤色を探り当てた」のはどれほどの喜びだったでしょう。
日本の陶磁器技術には「無鉛釉薬」が決定されています。
伝統工芸でのこうした法律的なことが産地を駄目にしていますが、
時代ゆえに仕方がありません。
まして、かつてはOKだった「酸化ウラン」ゆえのグレーは不可能。
だとするなら、この法的事情を打ち破ることが日本の使命です。
古伊万里と古九谷の関係もしっかりと見届けました。
そして、まったく新たな陶磁器産業構造が見えています。
県庁ロビーの柿右衛門様式陶板はなるほどデッサンは正当でした。
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