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『資本主義からの逃走』
 「幻想には常に憑依してくる妄想は整理するべし」


   


     6月 10th, 2010  Posted 12:50 AM

幻想に憑依する妄想
幻想である夢や希望は、少なからず、理想主義です。
だから、デザインに幻想は不可欠だと主張しています。
しかし、幻想の理想主義は「とてもか細い=幻という意味」のごとくです。
したがって、このか細さは憑依されるのです。
まさしく幻想が妄想となる傾向が張り付いています。
妄想の分類
妄想をいくつかに分類すると、
自分では幻想と思い込んでいるけれども、
本当は妄想だったという「客観的な認識」よって、
訂正を柔軟に可能にしておくことが肝要かつ寛容だと考えてきました。
● 関係妄想
● 被害妄想
■ 被毒妄想
■ 追跡妄想
■ 注査妄想
■ 嫉妬妄想
● 誇大妄想
■ 血統妄想
■ 発明妄想
■ 心気妄想
■ 罪業妄想
■ 微少妄想
● 憑依妄想
このように妄想は整理することができます。
この整理感覚を客観性にしておくことで、幻想と妄想の線引きをすることが、
「訂正の可能性」を確認できる「自分」、
その自己認識で解放することができるのだと私は思ってきました。
「瞑想」
この自己認識を図る手法に「瞑想」=座禅などが知恵だったのだと納得しています。
幻想と瞑想で、妄想かどうかを確かめることこそ、
資本論への肯定が資本主義の否定という妄想ではなく、
さらにそれなら、
資本主義から逃走あるいは解放されるという幻想に、
実は分類されている妄想に入り込んでいること、
そのことを最も重要に客観視しておくべきだと考えています。


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