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Posts Tagged ‘現代都市’


『コンクリートから解放されること・今世紀のテーマ』


   


     11月 12th, 2014  Posted 12:00 AM

私たちの足裏からすっかり消えてしまった感覚は、土の感触です。
特に私は車イス生活ですから、まず、靴は傷みません。
靴先に傷つくぐらいですが、なによりも足裏の感覚で土どころか、
コンクリートの感覚はまったくありません。
以前、名古屋市立大学では建築系の学生達が、コンクリート実習は
必須科目であり、なんでも京都大学同等の実習室がありました。
コンクリートには歴史的にも土壌と人間の特に街づくりでは、
人間の歴史とともに最も身近な存在であったことは当然です。
しかし、コンクリートづくりの住まいの中では、
マウス実験では、生き残るマウスが最も少ないと言われています。
木製がマウスが長生きすることもよく知られています。
しかし、現代都市はまさにコンクリートで固められた都市構造です。
まさに土木工学の最も中心的な素材として、
私たちは歴史的にも18世紀から、この恩恵にあずかってきています。
しかし、わが国のようにこれほど大地震や最近の天災では、
コンクリートの根本的な見直しがなされることは当然です。
現在私は、「H2Oセルロース」という当初は液状化対策素材から、
先般の広島土砂災害、御嶽山の火山灰回収などを通して、
ますます、コンクリートのデメリットがどれほど技術開発されたかを
ノートをつくってまで検証をし始めています。
泥土をそのままコンクリートで固めてしまう、この行政手段は、
なんとしてもいますぐ辞めさせるべきだと考えています。
まして、防潮堤でそれも高さ17mのコンクリート堤などは、
現地の人が総反対しているのに工事は着々と進行しています。
今、私は、生コンクリート業界こそ、このコンクリート素材と
直に対峙して、新たな地球表皮にコンクリートを改良するか、
あるいはもうコンクリートから解放される素材革命をなんとしても
私はデザイン解決すべきだと考えています。
今週末11月15日に、私は生コン業界に新たなデザイン提案をします。

『広島被災地に「パウダースマイル」を!』
『新素材デザイン=「固丸くん」の商品展開は制度設計が必務』


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『Saint-Etienneの美しいカードそのデザイン』


   


     2月 1st, 2014  Posted 6:55 PM

自宅の改装がようやく落ち着きました。
この改装時にフランスから親友のディレクターが、
私の自宅隣のホテルに宿泊してもらいました。
改装があって、一日は自宅で昼食ができましたが、
翌日はスタッフとドクターに阪大、特に病院視察をお願いし、
夕食は私たちが気に入っているレストラン。
しかし、翌日からはすれ違いにも関わらず、帰仏前に、
一枚のカードをホテルフロントに残してもらいました。
先般、キーノートスピーチしたSaint-Etienne市のカードでした。
フランスを代表するデザイン都市のカードは見事なデザインです。
都市のランドマークには、それぞれの歴史性が表現。
赤い円形の中にある三つの建築は、
都市を象徴するタワー・美術大学分校・デザインセンターであり、
フランス革命時には鉄鋼産業の街であり、中世の建物から、
現代都市のランドマークで表現されているカードでした。
このデザイン都市で、フランスの土産物そのデザイン審査があり、
デザインを基軸にした土産物選びから、
今では医療産業へデザインを差し向けているだけに、
「アルツハイマー対策のデザイン」をすでにコンペにしています。
しかも人口はたった18万人の小さな街です。
私が1997年「フランスにおける日本年」で「経済と文化」を担当、
フランス・パリからの偉いさんに喧嘩をしたことがあります。
「デザインとアートは違う、デザインを見くびっては困る、
だからフランスは遅れている」と言ったことが昨日のことです。
今の日本では、「前例が無い」と断られることしばしばです。
しかし、フランスしかり、もっと中国しかり、
「これは世界で最初ですか?、それならOK特に即実現を!」。
このカードの美しさを今の日本は生み出すことができません。


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