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『室内のキャンドル、人が求める明るさの意味は・・・』


   


     4月 27th, 2014  Posted 12:00 AM

最近は室内のキャンドルが求められてます。
自宅にもワイフが様々に収集しているほどです。
しかもワイフの専門が「建築と照明」なのでほとんど収集物です。
私には蝋燭ですが今はキャンドルとか洒落た名前になっています。
蝋燭には、私は二つの思い出があります。
一つは仏壇の灯明と、もう一つは、足羽山に隠れ家としていた、
岩山につくってあった洞窟の中にはいつも置いていました。
洞窟の蝋燭は仏壇の灯明を持ち出したモノでした。
デザイナーになってからは、色彩や照明では、
あらためて「明かり」を定義づけようとしてきました。
私は、光と照明には明確な意味づけがあると考えてきました。
それは、「見つめる光」と「見つめられない光」があります。
そこで「見つめる光」というのは、見詰められる光は、
人の心の中にまで光は差し込んでくるものです。
私はこれを「あかり」と呼ぶことができます。
「あかり」には二つの種類があります。
「明かり」と「灯り」です。
そうして、「灯り」はまさにキャンドルや蝋燭の灯火でしょう。
この「あかり」は、見詰める明るさがあると同時に、
光は揺れる動きがあります。まさに揺れるあかりだから、
何か、心情を託せることができるモノになっていると思います。
こうしたキャンドルのあかりは、
今ではLEDでの照明器具にまでなっているようですから、
私はこの使い分けまでが可能になってきた時代だと思います。
したがって、デザイナーの照明展や照明器具デザインには、
ひかりとあかりの分別も不可能はモノは無視して構いません。
蝋燭の明かりとLEDの灯りはやがて融合化されるでしょう。

*足羽山・福井市にある山(福井市内に山並みとしてほぼ海抜100m)


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