4月 9th, 2015 Posted 12:00 AM
今年は山桜をいっぱい見ることができました。
京都の将軍塚青龍殿に設えられた吉岡徳仁氏デザインの茶室発表を
ワイフとそのレセプションに出かけました。
正直、次世代デザイナーの作品には、なかなか気を惹かれません。
理由はすでにモノ真似(次世代はその存在を知らない)であったり、
突き詰めた造形美の見落としが多く、その欠落を見てしまいますが
吉岡徳仁氏のデザインにはそれがまったくありません。
そういう意味では、彼の作品発表会はいつも出かけたいと思いますが
今回は京都であり、若手建築家夫妻にも声をかけて、
青龍殿を訪ねました。
当然、車イス対応を一番気にしていましたが、
電動車椅子の馬力で砂利道も通過できました。
将軍塚には見事な舞台が彼のデザインで出来上がっていて、
彼がすでに知り尽くしているガラス素材の茶室がしつらえていました。
私は量産を薦めたほどでした。在外大使館には配置すべき茶室でした。
故・田中一光先生がおられたら、「茶美会」の象徴になっていたでしょう。
茶道とデザインの革新運動は現在途絶えていますが、
私はこの茶室を見て、プロデュースしてもらうべき人物に気づきました。
茶道は日本の統合的な伝統ゆえに、革新されるべき設えには、
デザイナーの革新的な特に現代素材、その技術が求められます。
茶道に彼がやはりデザイン対象を見つけ出している心情が理解できます。
その茶室設えの舞台のモデルが会場の一角、ガラスケースにありました。
京都は景観法が厳しい場所なので、その苦労は大変だったでしょう。
それに打ち克つ造形力が見事に周囲の山桜のように開花していました。
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2月 11th, 2014 Posted 12:00 AM
東京の大雪、そして都知事選への判断結果の曖昧さでした。
二人の首相経験者老体の提言には科学的大誤解だらけです。
私は「反原発」論者ではありません。
反原発でもあり半原発でもあるから「範原発」志向です。
というよりも、電力会社は国策企業そのものであり、
私が撮りためている写真(右)を見ても明らかです。
このようないい加減な仕事で誤魔化し続けてきた電力会社は分断。
しかもこれが景観法でも無視されている電柱の配線です。
一方(左)の太陽パネルへの過信性も大間違いです。
このソーラーパネルは大量に設置しても2割程度の電力で、
何が再生エネルギーだと言うのでしょうか!大疑問です。
私は、現代生活で最も重大な電力エネルギーの社会基盤、
その手法と社会設定での大間違いに気づくべきでしょう。
電柱で、変電器や碍子、そして配線のこの乱雑さがそのまま、
実は電力エネルギーへの企業志向のいい加減さや、
私たち自身にも気づくべきことが多すぎると思うのです。
太陽パネルが出始めた直後私は、これから大誤解されるこのモノに
大反論を書いて追い詰められた経験があります。
それから徹底的にこの進化を追いかけてきましたが、
まったく進化はしていませんからこのメイン企業倒産は当然です。
現に、このパネル設置住宅でのメンテナンス企業は、
とても儲かっていて成長企業になっています。
しかし、この企業自身で働いている人たちは、決して、
自分の住宅の屋根にこのパネルユーザーでは無いということです。
私の原発への考え方、太陽パネルへの考え方は、
科学的に、そして人類のあるべき思考手法と決定論においては、
熟知結果だと自負しています。
ともかく、決定的に断言できることは、
太陽パネルであれ、この電柱の現在も「美しくありません」。
プラトンに従えば、「迷ったなら、美しい物事が正しい」のです。
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