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Posts Tagged ‘救援要素と要因づけ、水の補給、街の景観、自販機への物流システム、「デジタルサイネージ」、装置進化、ストリートファニチュア、自動販売機、’


『自動販売機はもっとデザインされるべきだ!』


   


     4月 30th, 2014  Posted 12:00 AM

街中で自動販売機は、日本では市民の倫理観もあって、
まだまだきれいな状態で盗難もなく設置されていて、
すっかり街のいわゆるストリートファニチュアになっています。
現代人はどこでも喉を潤す便利さを手に入れています。
もうほとんど見慣れた街の要素になっていますが、
あくまでも商業主義での競合性なのか装置進化を遂げていません。
確かに、次世代デザイナーの「デジタルサイネージ」化、
これが一時は話題になりましたがその後の展開は止まっています。
想像されることは、コスト高であったことや、
ユーザー嗜好は現物自販機だったことでしょうか。
無論、自販機への物流システムなどはもっと進化するべきです。
かって私もこの自販機をC.I.表現に使ったことがありますが、
それは存在性へのデザインを吟味したことがあります。
現在の自販機装置のデザインに、何か特色は?と考えると、
大きな進化、つまりデザインそのモノは進化していません。
むしろ時代遅れの装置デザインに終わっていまっています。
それは、街の景観、ストリートファニチュアとして、まったく、
デザインが出来ていないと評価しておきます。
ストリートファニチュアとして、私は、まずなんといっても
指摘しておくべきコトは、天災対策などは皆無だと思います。
確かに、万一震災時など水の補給は可能かもしれませんが、
設置対策での防災などは対策未然のモノが出回っています。
私は早急に、しかもストリートファニチュア化しているだけに、
もっと新たな自販機のデザインが必至だと考えざるをえません。
そして、もっと街の景観、ストリートファニチュアになるには、
飲み物表示・寒温表示・さらにはサイネージ化するべき、
街の救援要素と要因づけが必要だと提案しておきます。

『通称・点字ブロックのデザイン間違い!』


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