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『もう一度セルロースを、これからのセルロースを』


   


     2月 16th, 2014  Posted 12:00 AM

地球、人体のほとんどは水です。
そして地球上の自然界の植物のおおよその繊維素というのが、
炭水化物で高分子のセルロースです。
私はセルロイドという物質=メガネフレームで親しみがあります。
さらにメガネのデザインをしている人たちが最も気配りしていない
その素材こそセルロイドです。
日本製のセルロイドとは30年も親しみ見て選んで来ましたが、
全く私には使い物になるとは思っていません。
そして未だにメガネフレームの選び方を知らない人類ばかりです。
もっとも、セルロイドのことを書きたいと思ったのではなく、
繊維素=セルロース、たとえば綿はほとんどがセルロースです。
セル=細胞、ロース=壁あるいは面と考えると、
炭水化物の細胞壁という素材と考えていいのかもしれません。
今私にはこのセルロースといういわばもう一般化している素材に、
これから地球環境にとって、大きな役割があると思っています。
もちろん、そのような素材紹介の話が色々と聞こえ始めたのです。
私がデザインに取り組む時、時折、その素材の話が、
様々な所から私の所にやってくるのです。
「共時性のある素材」、それがセルロースだったわけです。
そういう意味では、メガネフレームのデザインでは、
私は30年もその素材と顔との関係を結晶構造で確かめるように、
今、私には地球環境、特に、放射能で破壊された事と同値で、
次の天変地異に対する防災デザインとしての素材、セルロース。
間もなく、私は繊維の感性評価をデザイン表現します。
これは繊維そのものの性質・7項目ですが、
もう一方で、繊維素であるセルロース素材の新たな展開を
「コトからモノ」のデザインとして準備するつもりです。

「易しそうなテーマだが難しそうなデザイン解」
『布の感性評価はこれまで無かったからこそ』


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