『駅舎もさることながら、鉄道には育たない美学』
10月 5th, 2014 Posted 12:00 AM
あえて私は鉄道の美学と言っておくことにします。
駅にはその土地なりの美しさがあってほしいと思います。
新幹線でも真実素晴らしい電車というのは2台程度しかありません。
だから、まだ昔の蒸気機関車の美しさはノスタルジーで、
美しい形態だったと思うことができますが、新幹線はじめ、
鉄道車両には何の進化も起こっていません。
確かに、プロのデザイナーが起用されていて、
スゴイと報道されていますが、私は全く駄目だと断言できます。
その最大の理由は、未だに駅舎・プラットホーム・電車は、
バラバラであり、特に、車イスで利用するようになってからは、
正直最悪のデザインが蔓延していて、それらはデコレーション列車。
デザインされた列車とは呼ばないでほしいと心から思っています。
頭の悪さを露呈した鉄道スタイルをいつまで続けているのでしょう、
かと、私は指摘しておきます。
これはわが故郷福井の駅舎の天井の骨組みをみると無念です。
悲しくなるほど悲惨な建築構造であり、貧しい智恵足らずです。
夏は暑くてたまらず、冬は酷寒吹きさらしのホームです。
時々、駅舎の建築コンペでは「やっとここまで来たか」と称讃すると
すべてが落選しているのです。何か裏側での商売?政治?ですね。
駅・プラットホーム・列車はトータルにデザインすべきです。
やがて、ふるさと福井に新幹線が走り始めますが、大落胆の列車。
しかも、もしこれが湖西線なら液状化対策なしで大丈夫でしょうか?
いつまで、ホームから列車にスロープで乗り込むのでしょう。
ここに大問題があります。
電動車椅子利用の乗客のことなど皆無な計画だということでしょう。
新幹線、あるいはリニア新幹線の肝心なことは、後部脱線防止です。
そのためには、車体デザイン設計において、唯一の形態確保は、
もはや忘れられているようです。
駅舎と列車をトータルにデザインすること、
それこそ、列車というトランスポテーションの新たな問題解決です。
だから私は怖れずに「美学ある鉄道デザイン」をと叫んでおきます。
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