7月 1st, 2014 Posted 12:00 AM
中国のモノづくりを克明に見詰めてきたと思います。
中国には入国できなかった私が「デザインでの国際貢献」までを
講義するまでに一時はなりましたが、日中関係悪化で延期のまま。
それでも、時計、メガネ、刃物などをじっくり見てきました。
時計などは、模倣品でも全くその技術は進化しました。
ひょっとすると、あの部品は今では中国製?かもと思っています。
スイス製だといってもあの部品が万一だったらとさえ・・・です。
あの航空機も、肝心なモノが中国製になったから・・・憶測ですが
政治的な力ゆえだったのかも・・・言えませんが・・・想像します。
メガネの模倣品はまだまだ安モノづくりでしかありませんから、
中国製の安モノ量販店が日本製に変えている理由はよくわかります。
安モノメガネ量販店が盛んに日本製を連呼する理由は明白です。
しかし、構造には緻密さや精度は全く失敗作だと評価しています。
これは中国でつくればとんでもないことになるモノもありますし、
その結果は露わに出てきていることも事実です。
全体に中国で製造してはいけないモノをリアルに指摘すべきです。
最近、ハンティングナイフが相当に出現してきました。
私自身購入をして、決定的に判断しました。
「ナイフ=刃物ではありません・モノになっていない」のです。
刃物は、その国の文化です。
文化というのは無知で無く差別無く道具をつくり出すことなのです。
しかし、一党独裁の資本主義から自由を剥奪し、
一部の賄賂構造で収奪で富を成している国家体制では製造は無理です。
そのような国家に未来があると思い込んでいる企業が多すぎます。
彼らは中国となら「儲かる」としか考えていない無知な企業です。
無論、見識=知性と美学性がありませんから企業マークにも
無知なほどリアルに表現されているものです。
私は、中国製の刃物から、刃物づくりこそ、
国家の自由な正当性と倫理性は「ナイフ」を見れば明らかにみえます。
「タケフナイフビレッジの次世代へ」
「私のナイフの原点はナイフデザインの原典」
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2月 25th, 2010 Posted 1:00 AM
連綿とした三国志とデザイン
私は、デザインの本質が、情報公開に及べば、
「市場経済論」は、もろく崩壊すると予測しました。
「情報統制」はきわめて困難です。
かつて、中国のある大学から、講義依頼がありました。
私は、条件を提示しました。
● 靖国問題を日本人として意見を述べたい。
● 教科書問題をデザイナーとして述べたい。
● 敗戦処理での関係改善策を世代意見として述べたい。
しばらくして、次のような返答がありました。
「今回の依頼は取り消したい。
なお、あなたがそうした主張を持ち込むならば、
あなたの入国は、決して認められることは無いので、
こうした条件は、二度としない方が賢明です。」
とのことでした。
そして、2年後、またある有名大学の教授から、
直接に面談にて、講義依頼を受けました。
そこで、再び、私の条件を述べました。
そうしたら、まったく反対の意見を言われました。
「是非とも、そこまでを盛り込んだ講義をしてほしい」。
私はとても驚きました。
そして、以前、断られた事を伝えると、
「あの大学とは、言葉も文化も違います。
私たちは、日本人デザイナーとしての意見こそ、
これから私たちの「デザイン」を見極めていくためには、
絶対にそうした意見を聞きたいのです」、と。
また、私はびっくりしたわけです。
彼らは、一段と「デザインの理想主義」に、
向かおうとしていると感じました。
理想主義としてのデザインが中国を!
おそらく、日・米・欧で留学体験のある教授たちは、
「中国とデザイン」、あるいは、
同じ中国国内であっても、言語差異と文化差異を
明確にしながら、「理想主義としてのデザイン」を
求めている、という意志に、
中国という国の「三国史記」がまだまだ連綿としている、
ということを知らされたのです。
「デザインと市場経済論の構造」は、
必ず、なんらかの変容から、
革新があるのではないかと考えています。
そして、隣国としてそのことを期待しています。
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2月 24th, 2010 Posted 1:00 AM
デザインでの予知と予測
現在、中国の「模倣」はやや活発さから、
新たな段階に進行しています。
そこに、デザインを「設計」から、
「策略」「新資源」として位置づけた、生産技術の進展が
明確に読み取れます。
すでにデザイナー育成教育においては、
韓国、台湾、香港での教育を学ぶという姿勢です。
決して、
日本のデザイン教育ではないということに、
私は大きな失望と、日本のデザイン教育の再構築を
強く意識しなければならないと思っています。
彼らは、すでに「設計」という生産手段の一つでは無いのです。
策略
「策略」というのは、
「付加価値」としての生産価値ではありません。
私は予言しておきたいと思います。
膨大な人口の中に潜んでいる「デザイナー才能」です。
この「才能」が主導権を持ち始めたとき、
わが国のデザイン主導力は、相当に、打ちのめされます。
韓国が、この20年で育成してきた「表現分野」は、
スポーツから映画・ファッション・コンテンツ、
そして、デザインでした。
「社会主義市場経済論」は、「資本主義」国家経済を
超越しようとしていることは明らかです。
無論、まだまだ国内統制が「開放」されてはいません。
ひょっとすれば・・・・・・・という・・・・
軍事力中心の政治体制は、歴史的には幾たびも、
その成功事例は残していません。
果たして、「市場経済論でのデザイン職能」は、
デザインの本質が、情報公開に及べば、
私は「市場経済論」は、もろく崩壊すると、
今度は予測をしておきます。
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2月 23rd, 2010 Posted 10:00 AM
生産力強化への
学びとしての模倣
「南巡講話」によって、「市場経済論」は、
多言語・多文化である中国在住大衆=「中国人」を、
統一する見事な教条主義であり、共同幻想付与論でした。
日欧米は、資本主義に立ち入ってくるこの論理の策略を
見過ごしていたのではないでしょうか。
無論、中国での反体制者たちへの、
「弾圧非難」の正当性こそ、
自由主義であり民主主義の本意意識だと、
批評したに過ぎなかったのではないだろうかと思います。
以後、チベットへの侵攻弾圧、国内での統制監理の強化は
共産党一党支配を専制政治を圧倒的なものにしました。
大きく見つめ直せば、三つの根幹があります。
● 生産力を「個人化」させて、収奪と富の集中支配
●「個人力」をあたかも自由さだと情報統制の徹底
● 国家権力=一党専制支配力は軍事力の増強へ結合
この三つは、生産力強化のみが経済と計画の基盤という、
見事さだったものと考えざるをえません。
具体的に言い換えてみましょう。
生産力は「商品価値」づくりです。
その「商品価値がもっともアイコン性あるモノ」を選別、
すなわち、日欧米「ブランド価値の模倣」です。
これはわが国も、
敗戦直後にモノマネ・コピーの経験に重なります。
「生産力の強化育成、その即効性」を得る手法は、
産業発展史では同等です。
「あなた方は、モノマネ・コピーは学び構造ですから、
どんどんやりなさい。そして苦情は国家が謝罪をします」。
こんな中国の市場経済の裏構造が見え隠れします。
そこに、米国での「金融工学」には、
大きな失策がありました。倫理観の大きな欠損です。
倫理性は中国同様だったものと判断せざるをえません。
北京オリンピックと上海万博が実現します。
この二つが、
市場経済論と一党支配軍事力統制はまだまだ不明ですが、
明確に成功したのは、日本からの収奪は侵攻しています。
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Posted in 013「市場経済論」, 資本主義から逃走せよ!
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