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「悲しき列島での悲しき連帯」


   


     4月 10th, 2011  Posted 12:00 AM

原電事故は「真実を露呈」しました。
大学人として「やっぱり感」と「無念感」です。
いくつも大学機能や大学法人制度に反省と、
大学・研究機関の制度設計・実施実現の再構築、
これらが必然たる具体例と象徴が明確になりました。
比して、鉄道技術=UrEDASという危機管理技術は見事でした。
その反対に、一般の方々もロボットへの期待感がありましたが、
結果は、「使えない」、「使い物にならない」ということでした。
海外から、ロボット提供が話題になりました。
日本のロボット技術は最高のはずだったのでは、
この期待感を一瞬にして失いましたが、当然です。
海外からのロボットも、肝心なモノは届いていません。
理由は明快です。すべて軍事ロボットですから提供されません。
無論、私もロボットデザインを研究課題として、
試作モデルを二台持っています。
ロボット学界からは、「たかがデザイナーの」程度だったはずです。
しかし、私のは「ロボット」という呼称すら捨てています。
「ノーメンクレーター」という呼称にしています。
これまで講演会では紹介してきましたが、
これからこの呼称由来と、
「ロボットデザイン基礎学」展開に入っていけることができます。
幸い、デザイナーが原子力をデザイン対象としてきたことは、
出身である東芝には受け入れてもらっていましたので、
一昨日プレゼンテーションができました。
「原子力は推進ではなくて、さらに進化させます」。
強行な推進もまして反原発ヒステリー主張も讒言です。
重大なのは「進歩」と「進化」です。
原子力への人間としての義務確認です。
今、ロシア・フランス・米国、相手に原子力技術成果を披露です。
日本のモノづくりは、「人間としての心あるモノづくり」。
まず、生産のライフライン復旧と生活のライフラインは同次元。
復旧ではなくて、「再構築」あるいは「新規開発実現」です。
大学には現政権からのアイディアが求められていますが、
「世界第二位で良い」と断言した閣僚のいる政権は無能です。
そんな政権支援より民間企業での具体的成果を成し遂げます。
「官(管)」より「民」です。
「学者」ではなく「実務者の連帯」です。
私たちは現国家体制に守護されてはいません。
自分自身で自己防衛しなければならない「悲しい民族」なのです。
パラダイムの大転換は、「日本の民」が果たすことなのです。
日本はあの「悲しき熱帯」ではなく「悲しき列島連帯」なのです。

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