11月 25th, 2019 Posted 12:00 AM
明治維新は「無血革命」だった。
これには、大反対です。
おそらく、どれだけの諸藩の藩士が命を落としたでしょう。
また、海外でしかも客死した連中がどれほど多いのでしょう。
ふるさとの偉人にルーツを求めて敬愛を惜しまない私ですが、
福井藩士の日下部太郎は、福井で青年会議所とともに
その功績をまとめました。
彼のパスポートナンバーは、日本が発行したNo.4でした。
福井藩最初の留学生であった彼は、
ラトガース大学で猛勉強に明け暮れましたが
卒業を前に肺結核で亡くなりました。
しかし、彼の功績は本当に偉大だったので、
彼を顕彰し、卒業を認めたのです。
福井県青年会議所が現地に足跡研究を行いました。それを私がまとめて、
東京はじめ各地の青年会議所の集まりで講演をしました。
大学のあるニューブランズウィック市と福井市は姉妹都市となっています。
そして、ラトガース大学と福井大学も提携し学生の交換を行い、
知の交流が続いています。
日下部太郎(本名は八木八十八)のような、
地域や国を担うべく、多くの人が粉骨砕身、
懸命に努力をしたことでしょう。
明治維新は、どれだけの人たちで、できたのでしょう。
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8月 31st, 2018 Posted 3:53 PM
「越前箪笥」は伝統工芸品ではありません。
伝統工芸法をよく読んでほしいと思います。
尤もこの法律に対して私は大反対です。
そのことが無視されてきたことを理論的にも証明します。
戦後、ミシンの木製丸椅子を武生市(現在の越前市)近郊で作成。
それが全国的に大ヒットしました。
そのことが日本包丁の朴ノ木(持ち手)につながりました。
それ以後は、箪笥=3点セットの生産企業が生まれました。
しかし、越前箪笥は生まれていません。
それがこの頃では越前箪笥というと、伝統工芸になっています。
おそらく、昔からの木工関係者やインテリア業者もよく知っています。
それこそ、箪笥ならば三国の船箪笥がありました。
しかし、これも間違いだらけでした。
これは地元で船箪笥が必ず浮くということを実験したことがあります。
それは私自身が地元のTV局と実験をして、沈んでしまいました。
日本には箪笥の歴史があります。
これにはいくつかの長所があり、しかも国際的にもモバイルなのです。
それこそ春日井の桐箪笥は、火をかけても中身が燃えないと言います。
しかし、今では春日井の桐箪笥は一辺に燃えます。
丸倚子も作れない人たちには、丁度良かったのは包丁の朴ノ木でした。
あの素材こそ、包丁を駄目にする素材でした。
私自身が朴ノ木という素材は絶対に使いませんでしたから、
ステンレスで鋼をサンドイッチ化して、ステンレスでの一体化に、
私は進化させることができました。が、ただし、
この一体化では全く分からないことがあまりにも多いのです。
ともかく、越前箪笥は伝統工芸でもなく、
本来はミシン用の丸倚子だったことから、
改めて、新・越前箪笥を打ち上げるべきです。
日本の箪笥の長所短所から新しいデザイン要素が必要です。
越前にはもっと必要であった鮎釣りの明快な箪笥がありました。
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