10月 14th, 2014 Posted 12:00 AM
北極海の白熊たちが流氷でその存在が危ぶまれている事態です。
地球温暖化は平均4.2度Cになっているらしく、
台風18号どころか台風19号は時速15Kから速度アップです。
液状化防止剤は、広島の土砂災害で現地立証して、
御嶽山の火山灰固化収集に採用されました。
今、いわゆる大工センター量販店で売り出しを開始していますが、
私は、いわゆる土嚢的ではない、H2Oセルロースパッケージを
全くこれまでとは異なる形態として、人力以上の重機デザインまでを
先般、企業トップと会談して、早急な開発に向かいます。
広島で「セルローススマイル」をコトのデザイン提示立証できました。
ただ、人力で大きな限界と結局は土嚢的な存在は、20世紀のモノ。
これはパッケージへの素材収納と、そのパッケージを運用できる
これまでに無かった重機のような簡便で利用価値に高いモノが必要、
その発想に至っています。
TV報道をみると沖縄の大変な状況を見て、親友の安全を考えます。
いま、このような商品化のパッケージで販売風景を見ればみるほど、
まだまだこの素材ブランドの届け方では物足りない印象です。
これを積み上げれば、押し寄せる水を土嚢のごとくせき止めますが、
結局は土嚢的な存在であり、それではこの素材の本来の目的表現に
至ったことにはならないと考えています。
これを積み上げて水をせき止め、固化したモノをすぐに回収可能に、
これがデザイン意図です。したがって、パッケージ形態変更を
緊急に開発を進めたいと考えています。
温暖化が1.2度Cで国会周辺に存在してはいけない昆虫が出たとき、
すでに私たちは形態設計と制度設計にとりかかるべきでした。
北極の白熊たちの惨状は聞かされているだけです。
私たちの住む、この地球は、この日本列島を花棌の国とする
その具体的なデザインを急がなければなりません。
『忘れた頃にを想定内に!』
『広島被災地に「パウダースマイル」を!』
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6月 19th, 2013 Posted 12:00 AM
この審査委員になってもう6年目です。
「Car of the Year」はとてもよく知られていますが、
船舶にもこうした船舶・造船生産への顕彰制度がありました。
正直なところ審査委員になるまで知りませんでした。
私の恩師・平野拓夫元金沢美術工芸大学学長が創設以来、
審査委員長を務めておられます。
私はグッドデザインでも船舶審査は知識も無く避けてきましたが、
「関西海洋教育アライアンス」で「海洋デザイン戦略論」を、
これも恩師からこの学会に「やらせるべき」とのことで、
最初は大変な思いで勉強もしましたが、今、大好きな分野です。
「戦艦大和」を造る程の国家でしたし、
日本は、造船では世界トップだと思ってました。しかし、
無念ながら、漁業産業にしても年間所得280万円程度であり、
ノルウェーの年間990万円と比べると、国家戦略が必要です。
だから、随分とこの日本が「海洋国家としての立場」は、
脆弱で弱々しくなってきています。
だから、私はなんとしても海事・港湾・船舶・造船は、
「デザイン戦略とデザイン必要」を訴求する立場と考えています。
ようやく、グランプリ選定でも議論が白熱してきましたが、
船舶造船業界での「デザイン認識」は30年遅れていると思います。
この3年ほどで、急速充電のハイブリッド船舶も出てきました。
しかし、わが「海洋国家」を取り囲む問題が山積しています。
わが国家が牽引してきた国際規格は日本不利に追い込んでいます。
また、ソーラーバッテリーとリチウム電池駆動や、
バリアフリー船舶の一般的な語り方にも、
私には科学的根拠不足、制度未完性を見抜くことができます。
私はなんとしても、造船業界に、
インダストリアルデザインを、
プロダクトデザインを、
デコレーション=デザインという認識を絶対に改めていただき、
次世代デザイナーも、デザイン教育界も、
「海洋デザイン戦略」を持ち込んで、
世界でトップ産業にするべきと考えています。
海賊がいて、サメと闘い、地球港湾や北極海の地球異変まで、
この産業界は「デザイン革新」されるべきだと主張しています。
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10月 8th, 2012 Posted 12:00 AM
大学人になってから、講演会ではイニシャル画面、
あるいはプロローグ画面は常に、北極海の白熊写真を使います。
今回も、やはり、この白熊写真で始めました。
地球環境が劣悪化しているシンボル写真としては
すでに10数年前の写真ですが、
私は、
この写真ほど地球環境を表しているものはないとすら考えてきました。
流氷の上の白熊は、自分がやがて死んでいくことを知らないと思います。
白熊ほど地球上で健康体で頑丈かつ獰猛な動物はいません。
リアルに流氷が溶けて溺れていく写真も相当に見かけるようになりました。
流氷の上の白熊=日本列島の上の日本人=地球上の人間を見事に
象徴化しています。
この写真を使い始めた頃、
まさか私たち日本人が日本列島の上で「死」を実感させられ、
大震災・大津波で大勢の同胞を失いました。
けれども確実に断言できることは、
私たちはまだまだ知恵を絞れば
「生きのびること」が可能だと確信しています。
決して、アポリア=難問解決不可能では無いということです。
昨日というか、今、TEDxを終えてこのブログに向かっています。
大阪大学を代表する教授の方々に登壇していただきました。
第一外科・澤教授は心臓移植から再生医療としての心臓外科医。
医療新科学分野として「鬱病」治療の第一人者石蔵先生。
石黒教授はヒューマノイドロボット学者で世界から尊敬される一人。
河田教授はミスター阪大と呼ばれるフォトニクスの起業家であり、
私を阪大に招いていただきました。
わが研究室からは
金谷先生からの新しいオープン・ソース・ソフトウェアのプレゼン、
そして、私は「までい-Project」の下敷きになっている
PKDの進行状況を報告しました。
私にとっては、TEDxOsakaU、すべての企画から運営、
そしてそのデザインに研究室全体が一丸となって取り組んでくれたことや、
教え子たちからの支援が大きくあったことが最大の収穫でした。
もっとも、私は相変わらず、「バカヤロウ」を叫んでばかりいました。
そんな教育方法もそろそろ終焉です。
私もこの白熊状況にあることは明確に自覚認識しています。
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