kazuo kawasaki's official blog

Posts Tagged ‘人間’


12月18日川崎和男のデザイン金言 Kazuo's APHORISM as Design


   


     12月 18th, 2009  Posted 12:00 PM

12月18日 先勝(丁酉)

「人間なんて・!」と思いつつも、
自らの信念を裏切って生き抜いた
歴史上の人物たちへの
その嫌悪から、
私は果敢さを身につけたいと考えてきた。

それが、「喧嘩師」と自称している
ことにつながっているのかもしれない。

『デザインの極道論』よわい


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12月16日川崎和男のデザイン金言 Kazuo's APHORISM as Design


   


     12月 16th, 2009  Posted 9:00 AM

12月16日 大安(乙未)

玩物喪志とは、
デザインの意味や意義が
正当に理解されていないモノに
人間が振り回されているということである。

『プラトンのオルゴール』
かたちの華をアントロギア


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『資本主義からの逃走』
  「Serviceという経済のウロボロス化」


   


     12月 13th, 2009  Posted 1:00 PM

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Serviceという言葉は、止めどなく拡大化してきました。
だから、その由来性は消尽してしまいました。
その由来性を辿ると、
それは「宗教」・「宗教性」と「経済」・「経済性」に、
「ウロボロス」という原始宗教的な、「善悪」の曖昧性を
歴史の中で消去しようというある企みが見えてきます。
その企みを主導したのは資本主義です。

断言をする時期がきています。
「サービス産業」とは宗教という労働集約性の欺瞞・悪が、
実は背後で蠢いています。
時にそれは、頭脳集約を目標化させる正当・善らしさに
変貌しています。
サービス語源の由来から判断すれば、
「サービス産業」とは新興宗教法人です。
あるいは学校法人という経済構造の制度です。

「サービス」は無財なる経済の対価制度として、
資本主義経済の中でその由来性を抹消できたのです。

● サービスが宗教音楽であったことをご存じでしょうか。
  バッハであれベートーベンであれ、
  serviceに頭を垂れて、音楽に対峙していたのです。
● サービスが軍事奉仕であったことをご存知でしょうか。
  愛国心に命を捧げることになぜ勇敢だったのでしょうか。

つまり、
人間は、人間界は「生きて」なお、
「神」それはあらゆる宗教神に、「奉仕=service」して、
「死」をむかえることになります。
私たちは、「神に頭を」垂れます。

「サービス産業」は、「頭を下げて」、
経済労働=感情労働の対価を得るのです。
日本の「サービス」という言葉は、
やはり米国からの外来語でした。
「サービス産業」は、感情労働の対価の区分を、
ようやく、わが国も制度化しました。
「サービス」、特に「情報サービス」は、
資本主義の頭で尻尾を飲み込む姿に変身し始めています。


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11月3日川崎和男のデザイン金言 Kazuo's APHORISM as Design


   


     11月 3rd, 2009  Posted 9:09 PM

11月3日 先勝(壬子)

人間は往々にして、
「区別」と「差別」を「分別」できない。
差別が残る。
しかし、
差別をなくしていきたいという夢が、
現代世界の理想としての共通認識、
分別になってきている。

『デジタルなパサージュ』
吾這宝剣、力囲希咄


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