『妖怪メダル・この単純明快性がメディアミックス性を拡大』
9月 5th, 2014 Posted 12:00 AM
妖怪ウォッチとこのメダルが子どもたちの心を掴んでいます。
デザイナーとしても、すぐに興味を持ってしまう私の性格も、正直、
私はとらわれていますが、ティッシュペーパーにまで、
これがメディアミックス化してくるとなると、これは大事件です。
しかし、もう私はこれ以上メダルは集めませんが、
このメダルひとつひとつの音をすべて録音をしなければと思います。
なんといっても、このメダルの単純性は、
QRコードだけという単純性です。
私自身、二次元バーコードを研究対象・デザイン開発していました。
その当時は、8mm正方形で400文字データ収納が可能であり、
ほとんどが米国製。二次元バーコード企業の競争でした。
そして、その頃、最も評価が良くなかったのがQRコードでした。
私は米国の二つの二次元バーコード企業と開発をし、
当時の助手は、中国の学会で研究発表までしていました。
その頃は点字書籍がすぐに音声評価できる作動モデルも完成しました。
しかし、米国製の二次元バーコードが敗北したのは、
開発企業が成功すれば、すぐにM&Aを繰り返していくだけであり、
結局、最後に残ったQRコードが勝ち残ったのだと判断しています。
そして、この妖怪メダルの単純明快さが子どもたちを夢中させました。
しかも、私が強調したいのは、妖怪というおどろおどろしさは皆無。
グラフィックとゲームから派生してきた収集性を、
男の子だけではなくて女の子までを取り囲んだ商品展開力です。
なにかというと「かわいい」が日本の美学入り口ですが、
この妖怪メダルが拡大するとともに「かわいさ」=妖怪は、
すでに明確な変貌が起きていることは間違いありません。
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Posted in 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
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