『デジタル・カーニングが無いというアナログの「知」』
1月 23rd, 2019 Posted 12:00 AM
東芝で多分、総研で「Aurex」が決まった時に、
当時、デザイナーは、東京芝浦電機の「意匠部」でした。
1年間、研修していた私にも提案が伝わり、私の案を出しました。
そこで、ディレクターが、私の案を採用しました。
他の大手広告代理店には絶対に負けないようにと、
このマークやロゴタイプをデザインしました。
丁度その頃には、ビデオテープでこれが入る看板までやりました。
美大で学んでいたとおりに天地60mm直線表示で曲線はプラスαなのです。
特に、レタースペースは、髪の毛一本分=ヘアーラインに注意。
以後、私はこのレタリング方式をデジタルでも「知として」使っています。
だから、アナログ方式にはカーニングではまだまだ経験値が必要です。
それこそ、オリンピック・パラリンピックは直線と曲線には、
ヘアーラインが全く考慮されていません。
現代のデザイナーには、レタリング知識の「知」が欠落しているのです。
ところで、大手広告代理店では数億のデザイン料でした。
そして、私はシェーファーの多分2〜3万の万年筆で終わりました。
Tags: Aurex, アナログ, アナログ方式, オリンピック, カーニング, シェーファー, ディレクター, デザイン料, デジタル, パラリンピック, ビデオテープ, プラス, ヘアーライン, マーク, レタースペース, レタリング方式, レタリング知識, ロゴタイプ, 万年筆, 大手広告代理店, 天地60mm, 意匠部, 採用, 数億, 曲線, 東京芝浦電機, 東芝, 案, 欠落, 直線, 知, 研修, 経験値, 総研, 髪の毛
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
目次を見る