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「資本主義からの逃走」
 「ビジュアルC.I.ロゴタイプの基本はレタリング技能」


   


     2月 12th, 2011  Posted 12:53 AM

デザインストローク訓練
美大時代、最も厳しかった実技実習。
それは「レタリング」でした。
デザインストロークという技術をマスターします。
フリーハンドでラインを描く手法です。
次に、カーペンターペンシル(平板の黒鉛芯)で、英文字を描きます。
英文字には筆順がありますから、これをマスターします。
今、こうした実習はなくなりつつありますが、
私はデザインストロークは必ず「デザイン基礎技能習得」として教えています。
工業デザインでは、英文字レタリングは何種かをフリーハンドで描けるように
徹底したトレーニングで鍛えられました。
私は下手だったので合格するまで徹底的に仕込まれました。
しかし、そのおかげでレタリングには画然たる自信があります。
レタリング技量
したがって、ビジュアルC.I.での企業ブランドのロゴタイプをデザインする技量の基本は、
トレーニングされた技能が必要だと確信しています。
最近では、PCのソフトで簡単に作成できますが、
その技能では、「レタースペース」=いわゆるカーニングとか、
「ヘアーラインバランス」=視覚補正が未完成なレタリングでのロゴタイプが氾濫しています。
私はいくつかの企業ロゴタイプもデザインしています。
あえて作品集や個展でも展示したことがありませんが、
企業ロゴタイプは、企業シンボルとしてその成長やイメージに直結しています。
ロゴタイプデザインは「手」で
私の経験値では、「企業シンボルとしての企業ロゴタイプ」は、
直感的に、このデザインでは、企業イメージ、企業C.I.としての成否判断ができます。
私はデザイナー育成教育の基礎として、
感性的な技量・センス訓練に、デザインストローク訓練はとても大事だと判断しています。
ビジュアルC.I.としての企業ロゴタイプは、PCを使わずに、
まず、ロゴタイプデザイン・レタリングの基本は「手」で生み出すべきだと考えています。


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