『車社会は必ず大変動を起こすだろう・カーシェアリング』
10月 13th, 2013 Posted 12:00 AM
プロダクトデザイナーの私は、それなりに車好きです。
カーデザイナーを育成もしましたから、
まぁまぁ、男としては乗りたい車を所持してきました。
一時期は、5台保有していたこともあります。
ところが、最近の男の子は、大学に入って免許の無い子もいます。
確実に「車離れ」も始まりました。
「カーシェアリング」を体験してみました。
私は車倚子ゆえに、まだ車倚子使用者用などはありませんから、
このシステムはすべてワイフに任せました。
パソコンで会員登録をし、IDや運転者ID、パスワード、
利用料金支払い方式などすべてをインターネットで済ませて、
東京豊洲で、iPhoneで登録した車と出会い、
あっという間に、その車を乗り回しました。
清潔な室内の車に乗って、デザイナーとしての直感は、
「所有」と「使用」という資本主義が壊れていくと感じました。
車は所有し使用するという関係は、やがて分化するでしょう。
「所有」して「使用」するというのは、大きな趣味となり、
「使用」だけでいいなら、「借用」すればいいのです。
カーシェアリングという方式をすでに行政が主導し出しています。
となると、そのためのデザインには、
これまでのカーデザインは通用しません。
カーデザインは「形態設計」だけで終わるわけではなくて、
「制度設計」をデザイナーがプランニングして、
その制度を成り立たせるカースタイリングは無くなるはずです。
おそらく、「使用」だけして、その最近辺に停車する、
そのような社会がくるでしょう。
車も「自動運転」になり、空中を飛ぶ社会を私は期待しています。
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Posted in 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
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