「乗り換え駅、これは人生のある象徴かもしれない」
7月 29th, 2012 Posted 12:00 AM
「駅」は不思議かつ重大な場所だと思います。
そして人生には、人それぞれが人生でのいくつかの「駅」を持っています。
それも「乗り換え駅」でしかないけれども、
それなりに、人生の結節点になっている場としての「駅」があるものです。
私にとって、
もう二度と立ち寄ることが出来ない駅の一つが「米原駅」です。
思いがけなくこだま700系、各駅停車に乗ったら、米原駅に停車しました。
この駅は、福井から東京や大阪に出るときには、
北陸線から東海道線や新幹線に乗り換える駅です。
大阪での浪人時代も、ここから北陸に帰りました。
だからこの駅前に2~3回は降りたことがあります。
冬、もう北陸線が無くて駅で一晩始発列車を待ったこともあります。
もう40余年ほど前ですから、
駅前にはパチンコ店が2件程度の小さな駅前でした。
それこそ「新横浜」に就職で上京したとき、
「えっ、ここから私の人生が始まる・・・なぜ・・」って思うほど、
ほとんど荒れ地に鉄条網があった時代です。
現在の「新横浜」などは、
これが時代変化なんだと思うほど大きな駅、駅前になっています。
きっと、米原駅前も相当に変わっていると思います。
米原駅は、車いすになったときには、
あぁ、あの駅に行くことはもう無いなーと思いました。
なぜなら、新幹線から北陸線には長くて急な階段があったからです。
今はどうなっているのでしょうか。
人は、「駅」がいくつかあるものです。
さらに、「乗り継ぎ駅」、決して駅前に出ることはない「駅」もあります。
だから、そのまま、人生にも出発点や到着点のごとき「駅」がありますが、
「乗り換え駅」のような人生の結節点であり、
その結節点の光景・風景・情景を、
知らず仕舞いの「駅」もあると思っています。
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