8月 6th, 2018 Posted 12:00 AM
今でも時々ハンティングナイフを探しています。
ハンティングナイフも趣味の一環になっているのです。
そろそろこれらの趣味をどこかに保存する必要があります。
これは、私が最初に越前市(元の武生市)にある
「タケフナイフビレッジ」のキッチンナイフで、
どのようにデザインするかを確かめた方法でした。
そんな中で、一番確かめたのはこのナイフメーカーでした。
私のナイフはともかくステンレスとステンレスで鋼を挟んだ素材でした。
ステンレスで鋼を挟んだ素材も
自分で、鋼メーカーに申し込んで高品位ステンレス鋼を造ってもらいました。
おそらく一体化したナイフは私のデザインが最初でした。
それからも、1983年新作発表から未だに商品化しています。
「美しい切れ味を鍛えています」というのは、
私が作成したコピーでした。
私の特にナイフデザインには、刀剣とハンティングナイフが
大きな資料と素材構造になっています。
もし、欧州流にはナイフとともに、
色んなネジまわしや、ハサミなどもありますが、
これは日本では製作上は地場では無理です。
そういう意味ではハンティングナイフと鎌倉時代の刀剣が一番です。
ナイフにしても刀剣にしても刃物に関する伝統があります。
この伝統を打ち破る新たな素材開発が必要です。が、
たとえば、ダマスカス鋼というのは鋼を何度も叩いて、
その結果がハンティングナイフのデコレーションなのです。
そしてこれらがハンティングナイフでは一向に使われていません。
それはデコレーションであって、切れ味には清潔さはありません。
最近では、最初に一枚のいわゆる文化包丁がブームです。
私は、なぜ、このナイフを好んでいるかは、
一体化している清潔な構造にあります。
Tags: 1983年, キッチンナイフ, コピー, ステンレス, タケフナイフビレッジ, ダマスカス鋼, デコレーション, ナイフ, ナイフデザイン, ナイフメーカー, ネジまわし, ハサミ, ハンティングナイフ, 一体化, 保存, 刀剣, 商品化, 地場, 文化包丁, 新作発表, 最初, 欧州, 武生市, 清潔, 無理, 素材, 素材構造, 素材開発, 美しい切れ味, 資料, 越前市, 趣味, 鋼, 鋼メーカー, 鎌倉時代, 高品位ステンレス鋼
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9月 8th, 2017 Posted 12:00 AM
ここ5〜6年、ハサミの進化はめざましいと言っていいでしょう。
これは日本文具大賞の審査委員長としての明確な印象です。
刃先=ブレードの形、その素材質、仕上げから、
指かけリング形状、ダブルインジェクション(二色同時成形)での
そのプラスチック性質の質感が
極めて明確さがあり、授賞を認めて表彰してきました。
それは、日本文具大賞に選ばれれば必ず大ヒットすることになっています。
けれども、私には、私がデザインで最も追い求めている美しい性能、
美しい存在という効能、
その性能は越前打刃物が750年でのビッカーチ硬度は世界トップ、
幾何学的には、簡素で簡潔な形態で、
素材はブレードはステンレスサンドイッチされた高品位ステンレス鋼、
そしてフィンガーグリップは、ステンレスのみを「刃裟美」として商品化。
もう30年前の作品で商品です。
どこに売っていますか?という質問を受けますが,
そういうことは分からないのです。
だからタケフナイフビレッジにあの商品これだけ送って?とかで電話すると
「今は造って無いよ、半年後だったら」と言われる有様。
しかし、これがハサミを「刃裟美」としてデザイン史に歴然残すことでした。
なぜ、人類がハサミを必要としたのでしょうか?
それは紙を切ること、あるいは何らかの対象物を切る使い勝手を
知恵で現代にまで進化させてきたのです。
それは紙では無くて体毛、人間ならば髪の毛だったことです。
さらに、刃物の切れ味は、段ボールを切ること、
そのためにブレードにアール形状は進化の一つです。
むしろ、ティシュペーパーのような薄紙をぬらして、
下方から上方に5mm程度切れば、
詳細な検分をすれば、5mm+1〜2mmは裂けているのです。
これが性能と効能であり、使い勝手基本の機能性なのでしょう。
この原点に、最も簡素で簡潔な形態の最大公約数はデザインに
しっかりと私は引き出したという、その形態だと確信しているのです。
おそらく伝統工芸での歴史的な技を、
現代の科学的にも行き着いた素材での回答事例を
かたちとことばにして、記述したことです。
それこそがハサミ=鋏に美=刃裟美としたことです。
このブログ記載も
ささやかなかたちとことばの相対論的な記載だと伝えます。
ハサミの原点の回答はこれであり、
今商品としてのモノはまだまだ応答商品でしかないのです。
#『日本文具大賞・機能部門グランプリが示していること』
# 「まだまだ見つけ出すことがある、ようだ。」
* 『伝統工芸での和包丁には間違いがあり過ぎる』
* 『親方二人目の褒章受勲・タケフナイフビレッジ』
* 『腕時計というモノの機能性、その反射・代謝・照射ゆえ』
* 「モダンデザインによる製造の完成度アップ」
* 「伝統とは『裏切る』ことへのアプローチ」
Tags: アール形状, グリップ, サンドイッチ, ステンレス, ダブルインジェクション, ティシュペーパー, デザイン史, ハサミ, ビッカーチ硬度, ヒット, プラスチック, ブレード, ブログ記載, リング, 二色同時成形, 人類, 仕上げ, 伝統工芸, 体毛, 使い勝手, 刃先, 刃裂美, 切る, 効能, 印象, 回答, 審査委員長, 幾何学, 形態, 性能, 授賞, 日本文具大賞, 最大公約数, 段ボール, 相対論, 簡潔, 簡素, 紙, 素材質, 美しい存在, 表彰, 裂, 記述, 質感, 越前打刃物, 高品位ステンレス鋼
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7月 11th, 2017 Posted 12:00 AM
「日本文具大賞」では、デザイン部門と機能部門二つに分野を分けています。
正直、私は最初は1部門、つまりデザインだけで十分と思っていました。
しかし、最近は2つの部門で、性能・効能・機能によって最終的な「美」、
その有無でこれは機能部門グランプリ。
私自身、私デザインでのハサミは海外美術館にパブリックコレクションが
それこそあるだけに、刃物、さらにハサミについては一家言あります。
なぜ、ハサミが人類に必要であったかは、伸びる髪の毛を切る道具でした。
いわば、刃物という文明をさらに進化させたモノでした。
このところおそらくハサミを進化させているのはわが国・日本です。
また、この文具大賞は連続受賞であっても、
モノの優れていることが当然であれば、
その賞品を選ぶことになっています。
このメーカーは、他分野からの経営者が変わってから、
格段に文具業界に新しい風を吹き込んでいるメーカーに変身しました。
また、日本だからこそハサミは進化を相変わらず遂げてきています。
さらに、このメーカーは「売れているという市価」への拘りがありません。
正直、ハサミはまだまだこうして進化する方法があったものと思いました。
ハサミの切れ味は、水で濡れているティシュペーパーを空中にぶらさげて、
それを下から切れるだろうか、と、
もう一つは、これも濡れている強靱な和紙が和紙を持たずに切れるか、です。
ところが、このハサミは厚さ3mmもあるステンレス鋼で、切るということに、
「切り落とす」という性能の存在性、これを使い勝手という機能にまで、
見事に昇華させていたことでした。
このメーカーは経営者にデザインセンスの判断が明解でした。
残念ながらデザイン部門では、もう一歩でしたが、他の応募作では、
おどろくばかりの文具設計での、従来では考えもしなかった検査結果があり、
このメーカーは日本の文具づくりを根本で変えていく
企業存在性が生まれてきているようです。
それは経営者の理念が変われば、文具への技術革新があるということを
見事に商品の機能性で証明してもらったと評価しました。
* 『「機能」と「デザイン」=日本文具大賞の審査基準』
* 『売れるより売る文具大賞グランプリ』
* 「散髪がシステムデザインされているから気に入っている」
* 「まだまだ見つけ出すことがある、ようだ。」
* 「日本流見本市の創出=日本は常にホスト国であるべき」
Tags: グランプリ, ステンレス鋼, ティシュペーパー, デザインセンス, デザイン部門, ハサミ, パブリックコレクション, 一家言, 人類, 企業存在性, 伸びる髪, 刃物, 切り落とす, 切る, 効能, 和紙, 市価, 性能, 文具業界, 文具設計, 文明, 日本文具大賞, 検査結果, 機能, 機能部門, 海外美術館, 濡れている, 経営者, 美, 連続受賞, 進化, 道具, 髪の毛
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9月 17th, 2012 Posted 12:00 AM
車椅子になって、リハビリ病院を退院した直後、
私は東京のあるホテルで暮らしていました。
散髪はそのホテルの伝統ある美容室でカットしてもらっていました。
その担当の方が自店を持たれてからは、その美容室でした。
ところが、特に大阪では阪大病院に入退院が多くて、
阪大病院の美容室で十分でした。すこぶる上手な美容室です。
そして、最近は多忙さもあり、
羽田空港のこの散髪屋さんが気に入っています。
10分1000円=edyカードが使える私にとって、
なんだか嬉しい金払いが出来る場所です。
「散髪はここで」と言うと、みんながビックリします。
私は利用を薦めます。
なぜならこの店舗内の「合理的性能性+機能性」は体験するべきでしょう。
髪は自然と延びてくる物であり、
文明での散髪の歴史は、外科医の源です。
ハサミとは髪を切る用具効能だったということにつながっています。
この店で同席する人は、「禿げている人」が多いのです。
<禿げ頭なら経済的な効率性・コストパフォーマンス性は高い>
と、申し訳ありませんがそう思います。
読者諸兄で「禿げている人」、ちょっとごめんなさい。
幸いなことに私は、母方父方両方が禿げません。
だから、従弟が白髪長髪にしているので、
「なぜだ」って聞いたら、「禿げないで、ここまで長い」と、
見せびらかしているという冗談を言ってました。
私は、敗血症で重篤になり、生き返ったら、
髪が大量に抜けて怖い想いをしました。
ドクターは、あれだけの薬を使ったから後遺症であり、
はやくて2ヶ月、長くて2年で元通りになると告げられました。
なるほど、2ヶ月で抜けなくなりましたが、
最近は年齢のためか、髪にコシの強さが失われつつあります。
ともかく、散髪は羽田のこの散髪システムが気に入っています。
いつも、このシステムをもっとこうすれば、
散髪システムのデザインは高密度に完成度を持つとイメージしながら、
カットしてもらっています。
この夏は、思い切り短髪にし過ぎてしまいました。
だから、しばらく散髪は行かなくて良さそうです。
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8月 11th, 2012 Posted 12:00 AM
私は左右利きです。が、基本的には左利きが進化しました。
世の中には「左利き用」ツールが最近では増えてきましたが、
私の子ども時代はほとんどありませんでした。
だから、ハサミも左利き用ハサミはかえって私には使いづらいのです。
ところで、ワインオープナーは様々に改善されてきました。
最近では空気圧を使って簡単に開けることが出来るようになりました。
私は越前打刃物あってこそ、
デザイナーとして再起できたと思っていますから、
あらゆるナイフを一応は使い、さらに使いこなすことを目標としています。
そこで、ソムリエナイフには
レフトハンドと呼ばれる「左利き用」(右写真下)があります。
ソムリエナイフはその代表的なブランドメーカーのモノが最高です。
そしてこのブランドによって、
ワインオープナーとしてのマルチ的使用のナイフが創作され、
その歴史的な工夫には、
詳細な使い勝手を自分なりにトレーニングが必要とされています。
つまり、「使い勝手」は自分で培うべきものです。
もっとも、ナイフは14歳から使い方を習得させるという国もあるほどです。
日本では、危険物ツールですから、ナイフそのものを使いこなせません。
鉛筆削り、リンゴの皮むき、木材加工、
魚の解体などへのナイフ使いが大事です。
ソムリエナイフのトレーニングは、
栓開けのナイフ使いからこのナイフ先端使いもマスターすべきです。
そして、スクリューナイフでコルクを抜くための回転が重要です。
ここで、私のような左利きには、
左利き専用ソムリエナイフの存在価値があります。
スクリュー形体からも明確なように
回転方向が左利きにとってはとても使いやすいのです。
このソムリエナイフブランドメーカーの刃づくりや切れ味は、
ペティナイフなステーキナイフ、
チーズナイフなどにおいても抜群の切れ味を持っています。
他の有名ブランドへのOEMにもなっています。
ブランドとともにあるソムリエナイフ形態は普遍性を確立しています。
だからこそ、マルチツールナイフは、
この歴史的な進化を取り入れてないことが惜しいのです。
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5月 10th, 2012 Posted 12:00 AM
日本の文房具は、本当に、とても優れています。
「日本文具大賞」の審査委員長になって以来、
このことをつくづく思います。
私自身の作品にも「ハサミ」がありますから、
ことさら、「ハサミ」の新製品を見続けてきました。
人類が「切る」道具を見つけ出したことが文明の起点です。
特に、「ナイフ」と「ハサミ」はどれほど心血を注いで、
人類は新製品を見つけ出そうとしてきたでしょうか。
私の作品は、海外美術館に永久収蔵されていますが、
まだまだ見つけ出すべき事があると思い続けてきました。
だからプロトタイプのまま、まだ何かが欠落している、
そんな思いを残して試作品にしているモノがいっぱいあります。
そうしたら、最近、この「ハサミ」には脱帽です。
刃先角度が常に30度になる刃先カーブを発見した結果商品です。
そして、プラスチックもダブル射出成型です。
「切れ味」と「使い勝手」は、現在は最高でしょう。
刃物メーカーを知っていますから流石の実力を認めます。
文房具業界の切磋琢磨の企業競合状況の活性的な活動に敬服です。
「世界でナンバーワン」は、日本の文房具業界でしょう。
私は、このカーブ刃先のハサミとここまでミニチュアなハサミ、
とても素晴らしい商品にまとまっています。
今年の文具大賞の選考会がとても楽しみです。
たかだか「ハサミ」とは言えません。
これほど日常的なモノほど、改良・工夫が必要とされています。
まだまだ、私たちは「智恵をめぐらして」発明していくべきことが
いっぱい残されていると思います。
このハサミを追い抜く「ハサミ・デザイン」をめざします。
Tags: ダブル射出成型, ナイフ, ハサミ, ハサミ・デザイン, プロトタイプ, ミニチュア, 世界でナンバーワン, 使い勝手, 刃先カーブ, 刃先角度, 刃物メーカー, 切る, 切れ味, 切磋琢磨, 審査委員長, 文房具, 日本文具大賞, 永久収蔵, 海外美術館, 試作品
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5月 3rd, 2012 Posted 12:08 AM
5月3日
PLANE ?テープディスペンサー 届きました!
桑沢での学生時代、
1年生の課題テーマが
テープディスペンサーで、
デザイナーへの出発を
決める課題であったそうです。
BOSS(川崎和男, Kazuo KAWASAKI)も
金沢美大でのハサミの課題に
思い入れをもっていました。
当時の指導教官が退官される時、
海外の美術館のコレクションになった
タケフナイフビレッジのハサミと、
課題提出したハサミを
感謝をもって見せたところ、
感涙されたとのことでした。
モノには
いろんなモノ語りがありますね…。
リールなしの
コンパクトなテープディスペンサー、
どうそチェックしてみてください。
Tags: PLANE, コレクション, タケフナイフビレッジ, テープディスペンサー, デザイナー, ハサミ, モノ, モノ語り, リール, 学生時代, 桑沢, 美術館, 課題テーマ
Posted in Staff
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