『レントゲン写真と健康診断にもっとデザインを』
3月 12th, 2014 Posted 12:00 AM
今、私は30年後の医療についての依頼論文を書いています。
さて、このレントゲン写真は素人にとっては、
一つの健康診断のシンボルになっていると思います。
しかしレントゲンとは放射線を使って体内を透視した写真ですが、
やがてこうしたレントゲン写真は不可能になってきます。
これは 1970年代のローマ賢人会議で指摘されたことです。
だからその会議後、デジタル処理での体内透視を放射線写像技術が
一通り進化はしましたが、まだ一般化していません。
したがって、私はこうした放射線透視技術の進展には、
工業デザイナーの必要性があると言ってきましたが、
まだまだデザイン教育そのものがそこまで進歩していません。
私は次の四つのことを提案しておきたいと考えています。
・ 放射線写像のデジタル機器のデザイン開発
・ 体内写像表現の3D化とそのインタラクションデザイン
・ 3D化された写像への仮想プログラミング化デザイン
・ デジタル機器のモバイル化と省電源化の機器デザイン
こうした以上のことを詳細に理解してもらうにはまだまだ、
私自身の具体的な提案を見せてモノで実証する必要があります。
したがって、まずは健康診断でも最重要ですが、
問題は「読影術」、ドクター達の技量と関係していることです。
つまり、デジタル機器の進化と医学発展を見極める専門家、
それは医学学識が膨大化しても耐えうる人材教育にこそ、
デザイン=問題解決の実務を結びつけることだと考えています。
もし、新たな放射線透視写像のプログラムで、
ドクターの読影判断だけではなくて、
病症患部を自動発見できるまでがデザイン目標化されるべきです。
結局、私はその学識領域を「デザイン医工学」と呼んでいます。
「病院という悲しみの日本語に『もてなし』という意味は無い」
「『工業デザイン』と『デザイン工学』の大きな差異」
「大学でのデザイン教育=デザイナー育成をめざす」
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Posted in 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ, 資本主義から逃走せよ!
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