『金沢21世紀美術館から届いた10周年の収蔵作品集』
4月 2nd, 2015 Posted 12:00 AM
2006年は私が阪大に転籍して、しかも個展を行い、
結果、敗血症・多臓器不全にて重篤常態になり生き返った年でした。
その個展は金沢21世紀美術館での自分最大規模の個展。
金沢美大で学んだことを30年間デザイン活動の結果報告ができました。
しかも、その個展で最大のことは、1994年ギャラリー・「間」での
「プラトンのオルゴール展」でのインスタレーションと
その作品は、スケッチから作品、作品集までが国内で初めて収蔵。
金沢の21世紀美術館の存在は、日本の美術館存在を変革しました。
そして、開館10周年の記念で収蔵作品集が発刊され私に届きました。
4月1日に、この作品集を熟読できました。
幸い、このところ多忙を極めていただけに、アート作品は、
私にとって最良の清涼剤になってくれたようです。
私は工業デザイナーですが、「プラトンのオルゴール」は、
私が影響を受けた12名へのリスペクトを、
ビートルズ曲、これも市販されていない曲名を選び、
編曲をしたオルゴールユニットまで作成して仕組んだモノでした。
「デザイナーの作品などはデパートにあればいい」などという
陰口も私には届きましたが、金沢21世紀美術館サイドは、
「デザインという手法が、アートに直結していること」を
公認するがごとくに収蔵作品として買い上げていただきました。
私の個展後も、その特別展示や、私のデザイン活動も取り上げて、
PKD(Peace-Keeping Design)特別展示などもしていただきました。
デザイン作品を収蔵する国内では唯一の美術館だと思っています。
そういう意味では、海外ではデザイン作品が収蔵されますが、
国内の美術館がデザイン活動でのアート性を評価していません。
この5月9日、「柳宗理生誕100年記念講演」を
未来のデザイン活動のあり方について、私は先輩達から
金沢21世紀美術館で講演をすることを依頼されています。
柳宗理先生の教え子の一人として、この使命を果たします。
Tags: 12名, 1994年, 2006年, 30年間, 5月9日, アート, インスタレーション, オルゴールユニット, ギャラリー・「間」, スケッチ, デザイン作品, デザイン活動, ビートルズ, プラトンのオルゴール展, リスペクト, 作品, 作品集, 使命, 個展, 収蔵, 収蔵作品集, 多臓器不全, 工業デザイナー, 手法, 敗血症, 教え子, 柳宗理先生, 柳宗理生誕100年記念講演, 特別展示, 美術館存在, 記念, 講演, 重篤, 金沢21世紀現代美術館, 金沢美大, 開館10周年
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る